日本共産党 吉岡正史のページ

日本共産党中央委員会・党建設委員会に勤務。時々、思うことをつづります。

新年、同じ空の下…(2)

2008年01月02日 11時28分10秒 | 国際・政治

新年、同じ空の下…(2)
(昨日からの続き)

1つは、ワーキングプアと呼ばれる働かされ方で苦しんでいる青年たちです。

新年を迎えた今も、人間らしさの欠く毎日を送る若者がいる。

ネットカフェで、マクドナルドで、そして路上で生活せざるをえない若者がいる…。

私は、民青同盟で人間らしい職場と社会をつくる運動を若い方々と一緒にとりくんできました。

「夫は塾で妻はビラ配りで非正規雇用。新婚生活の食事は5玉セット安売りうどんを食べること」

「1年間ネットカフェで生活。足をのばして眠りたい」。

毎日働いているのに人間らしい生活ができない。彼らは新年をどういう思いで迎えているだろう…。そう考えると胸が引き裂かれる思いにかられます。

もう1つは、報復戦争とテロにおびえながら生活している子どもたちです。

私は、民青同盟で戦争を体験された多くの方々のお話を伺う機会がありました。

背中にしょった子どもの命を奪われ、やけどの跡を残した被爆者の女性。

お腹に日本刀の跡を残し、16歳の若さで性奴隷にされた元慰安婦。

皆さん共通して「絶対に戦争は繰り返さないで」とおっしゃっていました。

その心がつまった九条を踏みにじる自衛隊給油活動。

この油が使用された空爆で罪のない命が今も奪われ、憎しみの連鎖が新たなテロを呼び起こしています。

「イラク・アフガンの子どもたちは、新年を銃弾と爆弾の恐怖に怯えながらどういう思いで過ごしているのだろう?」。

そう思うとまた、胸が引き裂かれる思いにかられます。

(続く)


最新の画像もっと見る