とり頭・ロバの耳

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声が大きいから正しいとは限らない【原発】

2011-05-05 20:06:48 | 日記あれこれ
今日、買い物に行く途中、道幅いっぱいに広がって中年女性3人が広がって歩いていました。
あまり車も通らない道だから構いませんけどね・・・・・。

「だって、東電のせいにばっかりするけど、津波だってあったし、天災分も差し引くべきよ!」
「それに、あの双葉町だっけ?東電にお金もらってたっていうじゃない」
「お金もらってたのなら文句言えないわよねぇ」

すれ違うときに聞こえた会話。
私も勉強不足ですが、ちょっとちがうよなぁ・・・・と思ったのでした。

原発事故 残留汚染の危険性

誰も知らない「危ない日本」大きな声では言えない7つの問題

東京で、停電もなくなり、買い物にも不自由していない人間が、恐らく故郷を失うだろう双葉町の人々の痛みや苦しみは理解の及ぶところではないと思います。
真夏に計画停電が実行されたとき、あの中年女性達がなんというか聞いてみたいものです。

この連休でかけた東北新幹線の車窓から「仮設住宅」が見えました。
今まで阪神淡路大震災や新潟地震の時に仮設住宅の映像をテレビのニュースで見てきました。
それを見て、20年くらい前まで都内にあった2階建ての都営住宅と変わりないかも、と思っていましたが、実物を目で見てみると、本当に寒々とした光景でした。
体育館や学校などでの避難生活に比べるとプライバシーが保てるという点ではいいのでしょう。
仙台市では仮設住宅の入居希望者は住宅の数の1割程度だということです。
そのニュースを聞いて「贅沢をいっている場合なのかしら」と思ったのですが、仮設住宅の状況をこの目で見て、入居を希望しない人々の気持ちもちょっとわかるような気がしました。
でも、私は大勢の人と暮らすのは苦痛なので、きっと仮設住宅でも何でも避難所から出る方法を選ぶと思います。


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