とり頭・ロバの耳

スルーしてください

前の住民はどんな人?

2008-03-24 23:04:54 | マイホーム
週末に夫と3件目の物件見学に行ってきました。
案内してくれたKさんには
「リフォーム前なので本当にすごいですよ、びっくりしますよ」
と何度も念を押されました。

実は、長男が生まれる前後2Kの貸家に住んでいました。
1階に玄関とお風呂、ガレージ、2階に台所、トイレ6帖二間、洗濯機置き場はなぜかガレージの横。
築何年かなんて気にしないで住んでいましたが、今で言うと貸家用の「ミニ戸建」という感じでしょうか。
家賃は当時でも格安でしたが、同じ大家さんの敷地内には平屋のさらに格安の貸家が数件・・・・。
材木屋を営んでいた大家さんが商売に失敗して、我が家と平屋の貸家群が立ち退きとなったのですが、その時に「え?!そんなに家賃払っていたの?」と平屋の貸家の住民の方に言われました。
聞くと我が家の半分ほどの家賃で20年程住んでいらっしゃるとのことで、年金暮らしで民間のアパートには引っ越せないと途方に暮れてらっしゃいました。

台風が来たら雨漏り、洗濯は玄関を出てから、押入れからは隙間風・・・・、ある日突然換気扇が落下してシチューの鍋に落ちてきたこともありました。
そんな古い住宅に住んでいましたので、古い住宅は大丈夫。
なにしろ私の夢は
「古民家に住む」ことでしたから・・・・・・。

その住宅に行ってみると確かに築年数分は古いです。
私は住宅に関して何も知りませんが、よくある「建売住宅」とはちょっと違う印象をうけました。
次男の保育園のお友達がハウスメーカーで家を建てたのですが、それとも違います。
ただ気になったのは、落書きがあったり、たたみの日焼けが不自然だったりして、前の住民の方が丁寧に使っていないため「荒れた」感じがしました。

「どうして売主さんはこの家を手放すのですか?」
とKさんに尋ねると
「貸家にしていたのだそうですが、契約が切れたので売りに出すことにしたのだそうです」との事。
さらに「ちょっと、乱暴に住まわれていましたね、借りてた方は・・・・」
とKさん。

1階の和室は隣家の庭先に面していますが、隣家側からベニヤ板が張られています。
「これって、普通、ですか?」
「・・・・目隠しは時々ありますけど、ベニヤ板ですか・・・・(苦笑)」
見れば隣接する庭先にもトタン板が張られています。
目隠しなら、もう少し見た目に工夫が欲しい所です。
「なんか、意味ありそうですよね~」
「そんな感じですね~」と相変わらず正直なKさんでした。

住宅については築年数、間取り、リフォーム予定、価格と考えて納得できるものでした。
普通ならないような造作があって、建売っぽくないところも妙に気になりました。
気になりました、というかストライクゾーンの古さで実は気に入った感じでした。