マイケル・サンデル氏の
これからの「正義」の話をしよう という本を読んでいる。
帯には
「1人を殺せば5人が助かる状況があったとしよう。あなたはその1人を殺すべき?」
このテーマは、僕が高校生の時、ドストエフスキーの『罪と罰』に出会った時からずっと自問自答しているテーマである。例えば、
「正義のためには暴力の使用は当然なのか」など。
『罪と罰』のラスコーリニコフは、人を助けるための暴力は赦されると結論を下して、金貸しの老婆を殺害するわけだ。アメリカのテレビ番組のヒット作品のテーマはこういったことを扱っているものが多い。
こういう事柄は「倫理」問題に集約できるかも知れない。日本人はあまり、倫理とか正義とか語るお父さんが少ない。と感じる。
消費税でも、原発でも、そうなのだが、あまり目先のことだけで情緒的に判断していると将来を踏み誤る気がしてしょうがない。でも、「どう踏み誤るねん?」と聞き返されて、はっきり論じ立てられないところが僕の弱いところだ。

よろしくお願いします。
お読み頂きましてありがとう存じます。