goo blog サービス終了のお知らせ 

威風堂々

晴れ晴れと、伸びやかに日々を過ごすために。
「心」と向き合うことで、日々の健康を大切にしましょう!

やや寒かったか

2023年01月10日 | 文学・評論(現代・近代)

「昭和天皇実録」を読む   原武史 著


 実に面白い著作でした。興味を引いたのは、天皇がカトリックにかなり興味を持っていた点でした。1945年8月15日以降日本は降伏し、主にUSAがこの国を支配することになります。同時にカトリックがかなり広範囲に日本列島へ影響力を広げます。主要な教会の敷地など、廉価で払い下げられているようなきが致します。

 天皇が神道に対して持つ考え方とかが若干窺えます。

 原武史氏は今は放送大学の教授ですかね。昭和天皇、大正天皇などの研究著作も興味が沸きます。私は日本人なので、日本人の心理面は天皇制を研究すると分析ができるような気が致します。天皇制を肯定も否定も致しませんが、今は象徴天皇制となっています。より天皇の人格、性格、生き様は「日本人」を象徴するものでしょう。また、現行憲法の下では未来永劫「天皇」という存在は日本国家の象徴として存留することでありましょう。



今日はそんなに寒くなかった

2023年01月08日 | 文学・評論(現代・近代)
今年の読書、
まずは、
タブーというものがありますが、若い頃はこういったタブー、触れてはならないものに対してオープンにしていこうとしたものです。

年齢が上がるにつれて、長いものには巻かれるのが得策とばかり、波風立てないようになっていく傾向がありました。

性のタブーに切り込んで「精神分析」を進展させていったフロイド博士は大変なバッシングを受けたろうなぁと推察します。

さて、『性食考』:赤坂憲雄 著

は実に興味深い書。ご存じ民俗学の泰斗、赤坂憲雄先生の手になる含蓄深い論考です。

「食べちゃいたいほど可愛い」っと表現するように、食べるという行為にある激しい生きる事への渇望や民族間による傾向の差。人間とは一体何者かを考察していきます。性衝動、食欲は関連させてつなぎ合わせてゆくと「人間の生きる行為の意味」がみえてくるようです。

パンとサーカス

2022年11月12日 | 文学・評論(現代・近代)

 『パンとサーカス』

 この言葉で、帝政ローマを連想される方は大変博識で、知識が豊富な方です。

 小説で今でていて、島田雅彦氏 

 私は今非常にはまっております。長編ですのでまま、登場人物の性格が豹変していたりして・・・・?のところもありますが、取り扱っているテーマがまさに現代なので面白い。おすすめの本です。

論理的読解力

2019年02月11日 | 文学・評論(現代・近代)


なぜ、僕らは日本語のことを、『国語』といって学校で勉強しているのか。皆さんは不思議に思ったことはありませんか。僕は高校生の頃からずっと不思議でした。「国史」は日本史になれたけど、国語は日本語になれない。

最近AIには不可能な、論理的思考というものに関心があります。チェス・将棋・囲碁と人間はAIには適わなくなりました。しかし、まだロボットは東大にはいけないそうです。学力の偏差値は57で頭打ちなのだそうで。

新井紀子氏の研究によって、科学的に、読解力・論理的な情報収集、編集、という能力の必要性が取り上げられるようになりました。

僕も、人を説得するのに「論理力」を用いるのが苦手です。

さて、言語能力をつけるには、言葉、単語の意味をしっかりと把握して文章を作る必要があります。そういったときに、国語なんていうナショナリズムに包まれた日本語感覚を不思議に思わない世界市民では、何時までたっても井の中の蛙です。日本語は日本語です。いい加減に変えませんか?どうも、道徳とか教科にするぐらいだから、科学的には考えていないようなので駄目でしょうねぇ。

ただ、日本語に教科名を変えている国際的感覚の私学はあります。文科省は本当に科学的、論理的に読解力をつけさせようとするならば、こういった感覚的なことから変革してゆかないといけません。





人気ブログランキングへ よろしくお願いします。 お読み頂きましてありがとう存じます。

2018 芥川賞

2018年11月09日 | 文学・評論(現代・近代)



文藝春秋の9月号に載っている第159回芥川賞

髙橋弘希さんの『送り火』を遅ればせながら読んだ。現在の選考委員は、島田雅彦氏、宮本輝氏、奥泉光氏等、私が第一人者と認める作家ばかりである。結構思慮深い作家たちである。

読み終わり、目を背けながら、それで何?と呟いた。(高樹のぶ子氏)の選評は的確である。主題が暴力にあり、またこれが救いようのない顛末を迎えてしまう。中学生に、しかも転校生に降り注ぐ理不尽の暴力。暴力って合理的なものは存在するのだろうか。理不尽だから暴力なのかも。

理不尽といえば、シーシュポスの神話や異邦人を読んで、フランス映画「気狂いピエロ」などを鑑賞して理不尽をそれなりに理解していた。今回の『送り火』もそういった傾向を持っている。これからが楽しみである。





人気ブログランキングへ よろしくお願いします。 お読み頂きましてありがとう存じます。