結局、外へ出て運動せずに、屋内で本を読んだりしている。
久しぶりに、小学館古典シリーズ。『宇治拾遺物語』
最初のごく一部。昔読んだものの、ほとんど忘れている。先日吉野へ行ったので、金峯山関連説話が楽しかった。説話は読みやすいし、結構下品なお笑い話もあって楽しい。古典落語などには多く取り込まれていると思われる。杓子定規にではなく、やんわりと理、道理を教えてくれているようだ。
鎌倉期には、貴族達の手によって多く写本がなされていると思われる(また、私の独断と偏見であるが。本当は900年代に作られた話かも分からないが、後の世の貴族、僧侶達によって改作、増作が行われたはずである。失われたものもあるだろうし、逆に得られるものも多いであろう。
説話は大変読みやすい。そして、面白い。古典に近づくにはこの『宇治拾遺物語』は本当に親しみやすい。
宇治の別荘で源隆国が執筆したと考えると、「宇治」に行きたいなぁって思う。宇治金時も食べたい。
散りぬるとも 香をだに残せ梅の花 恋しき時の思ひ出にせむ
この和歌は宇治拾遺と関係ありません。僕がなんとなく好きなだけ(*^O^*)