私の職場にはまだ「親睦会」なる組織がある。従業員は100人にも満たない規模の会社だが、拒否しない限り自動的に親睦会費を納入するシステムになっている。年に二回の宴会。慶弔関係。簡単な社内行事の時の弁当代などが支出される。
自治会もそうだが、たまにこういった会に入るのを拒否される方もいらっしゃる。私はそういう人を認めないわけではない。まぁ自由だから。だが、台所とかの洗剤とか、皆で飲むコーヒーとか食べるおやつとか、を順番で持ってくるとか洗剤をどうするとかやかましく言う人たちが出てきた。気のついた人たちが適当に豆を買い足したり、台所掃除をしたりって言うのがよき慣習だったのだが、、、。
つまり、マニュアル。
最初に組織を立ち上げる時などは、しっかり紙やデータでマニュアルが必要なのかも知れない。誰でも、どんなときにも、マニュアルを読めば分かる。行動できる。対処できる。しかし、私の経験ではそんなマニュアルでしか機能しない組織は変な組織だということ。「規則」とか「マニュアル」とか、皆で一緒に横並び、なんてもうまっぴらである。人間的ではない。ばかばかしい。と私は思う。
世の中はどうも「慣習法」で動かない。新参者にはこれは冷たく映るのである。昔よく言われた、閉鎖された日本の農村のような感じかな。でも、マニュアルってのは徹底的に無駄を省いて合理的に動く方法を追求したものなのである。つまり遊びがない。しかし、どうやったって軋轢は発生する。なぜなら行動を起こしているのは感情を持っている人間だからである。もう私はめんどくさいので「慣習」で生きていく道を選びたい。
