シニア花井の韓国余話

韓国交流50年の会社経営を引退しソウル定住の日本人が写真とともに韓国の案内をします。

韓国経済、デフレ懸念消えず 

2015年08月05日 15時59分23秒 | Weblog
 韓国統計庁は8月4日、7月の消費者物価上昇率が前月比0.7%だったと発表した。8カ月連続で0%台にとどまり、景気が低迷する中で物価が下落するデフレに陥る懸念が消えていない。
 7月の物価上昇率は6月と変わらず、昨年12月の0.8%以降、8カ月連続で1%を下回った。韓国政府は原油安による石油製品の値下がりが主因だと分析している。灯油(-25.6%)、自動車用LPガス(-23.6%)、軽油(-18.3%)、ガソリン(15.0%安)など石油製品が物価全体を0.9ポイント押し下げた。電気・水道・ガス料金も11.3%下落した。
 企画財政部関係者は「原油価格の下落が本格化した昨年10月から1年がたつ今年10月以降は、石油価格の値下がり効果が消え、物価上昇率は1%台を回復する可能性が高い」と述べた。物価全体が下落したものの、干ばつの影響で農産物価格は急騰し、物価安は実感しにくいのが現状だ。生鮮野菜はネギ(73.5%)、大根(63.6%)、タマネギ(57.3%)、ニンニク(33.9%)、白菜(24.0%)など大幅に値上がりした。
 賃貸住宅の保証金は3.7%、月額家賃は0.3%上昇。首都圏の公共交通料金値上げなどの影響で電車運賃(15.2%)、市内バス運賃(8.8%)も上昇した。このほか、学校給食費(10.1%)、構内食堂食事費(5.5%)、共同住宅管理費(4.2%)、中学生の学習塾料金(3.2%)なども上昇した。
郭彰烈(クァク・チャンリョル)記者
韓国大手新聞 朝鮮日報15年8月5日記事抜粋



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。