韓国の船舶引渡量、5年ぶりに中国抜く

韓国大手新聞　 朝鮮日報14年1１月18日記事抜粋
　英国の造船・海運業界専門調査会社、クラックソンによると、今年1－10月の韓国造船業界による船舶引き渡し量は1002万7000CGT（標準貨物船換算トン数）で、中国（978万4000CGT）を上回った。
　韓国が船舶引渡量で中国を上回るのは2009年以来5年ぶりとなる。中国造船業界は最近数年間、船舶受注量で韓国を上回っていたが、中国が引渡量で韓国を下回ったのは、受注後の船舶建造過程で問題が生じ、引き渡しが遅れるなどしたためとみられる。
　韓国は船舶引渡量で2010年以降、中国を下回り、12年には韓国が1260万1000CGT、中国が1780万3000CGTと大差が付いた。
　しかし、昨年には韓国が1121万2000CGT、中国が1156万7000CGTと差を詰め、今年は1－10月の統計で逆転に成功した。
　造船業界関係者は「韓国の造船業は受注量で中国に劣るが、造船技術などで競争力があるため、順調に船舶の引き渡しを行っている」と指摘した。
扈景業（ホ・ギョンオプ）記者