シニア花井の韓国余話

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旅客船沈没:公務員試験で「義死者」家族に加算点

2014年07月14日 14時00分00秒 | Weblog
韓国大手新聞  朝鮮日報14年7月11日記事抜粋
 旅客船「セウォル号」沈没事故を受け、韓国政府は救出活動などで犠牲となった「義死者」の配偶者や子女が公務員試験を受ける際、一定レベルの加算点を与えることを決めた。これまで加算の対象となってきたのは5・18光州民主化運動の有功者など国家有功者に限られており、6級以下の公務員試験で5-10%の範囲で加点されてきた。
 韓国政府関係者は7月10日「セウォル号沈没事故直後、自らを犠牲にして人命救助に当たった義死者の方たちは、国家有功者に劣らず国のために命を懸けたことは明らかだ」「義死者の子どもや配偶者にも7級と9級の公務員試験に限り、一定レベルの加点を行うことになった」とコメントした。義死者とは自らの職務以外の行為で他人の救出活動を行い、犠牲となった人のことをいう。政府は「義死傷者礼遇に関する法律」を制定し、義死者の遺族に対して一定額の補償金を支払っている。
 政府関係者は「まず7級と9級の公務員試験を受ける義死者の子どもや配偶者に加算点を付与し、条件が整えばそれ以外の国家公務員試験にも拡大する方針だ」と述べた。
 保健福祉部(省)によると、現在政府が指定している義死者は470人余りいるという。セウォル号沈没事故当時、他の乗客を救出する途中で犠牲になったパク・チヨンさん(22)、キム・ギウンさん(28)、チョン・ヒョンソンさん(28)の3人はすでに義死者に指定されており、行方不明者の捜索中に死亡した潜水士のイ・ミンソプさん、セウォル号事務長のヤン・デホンさんも近く義死者の指定に向けた審査が行われる予定だ。
郭彰烈(クァク・チャンリョル)記者





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