シニア花井の韓国余話

韓国交流50年の会社経営を引退しソウル定住の日本人が写真とともに韓国の案内をします。

韓国のマンション(2)

2009年11月18日 19時59分16秒 | Weblog
韓国は都市部では、80%以上がアパート暮らしである。(韓国では分譲マンションもアパートと言う)
ソウルの市内でもアパート団地が林立している。
そのアパートの構造だが、日本とはかなりの違いがある。
家の内部は、玄関を入ると、すぐにリビングがある。そのリビングを通って各部屋に行くことになる。
雰囲気はアメリカ的だ。開放的に感じる。
但し、履物は玄関で脱ぐので日本と同じである。
また、玄関に入ると家が広いか狭いかがすぐにわかることになる。
広さが105㎡(約32坪)以上になると、バス・トイレが二箇所あるのが一般的だ。
韓国はバスとトイレが一緒にある。ホテルのバス・トイレと同じである。
床は、リビングはフローリングで部屋はビニールシートを敷いてあるのが一般的だ。
また、リビングも部屋も温水の床下暖房(オンドル)になっている。
新しいアパートは各部屋の温度調整が出来る。
温水は団地によって団地全体の集中給湯の場合と、各戸のガスボイラーの場合がある。
床暖房で冬場の屋内は暖かくて快適だ。シャツ一枚で生活が出来るし、寝るときも夏布団でも十分だ。
ただ、床の構造が日本と違い、フローリングの下にクッション材が無く、コンクリートの床に直接張るので、上階の足音や生活音が聞こえることが多くなり、問題があるようだ。
また、上階の水を流す音も聞こえることがある。
韓国では冬の寒さが厳しいのでベランダにはサッシの窓が入っている。
ベランダに雨や風が入ることは無い。
また、新築時に注文すれば、ベランダ部分にリビングや部屋を広げて広くすることも出来る。
ただ、内装の材料や仕上げを日本のようには神経を使っていないようで、全体的に安っぽく見える。
アパートの外壁も、日本のマンションのようなタイル仕上げではなく、コンクリートの仕上げにペイント塗装のために、定期的にペイント塗装をしなければならずメンテナンスが大変なようだ。
また、ペイント塗装仕上げでは、タイルなどの仕上げと違い安っぽく見えてしまう。



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