シニア花井の韓国余話

韓国交流50年の会社経営を引退しソウル定住の日本人が写真とともに韓国の案内をします。

韓国の刺身屋

2010年08月20日 13時35分21秒 | Weblog
韓国には日本料理屋とは別に「刺身屋」がたくさんある。
刺身屋は店の前に魚が泳ぐ水槽があるのが特徴だ。
刺身屋は冷蔵の魚を料理するのではなく、水槽で泳いでいる魚を料理してくれる。
韓国では昔から日本料理屋がある。日式料理と呼ばれている。
しかし、刺身屋は日式料理でなく、刺身専門店として、この10年ぐらいで急激に増えた。
韓国では元々、魚は冷蔵での流通が少なく、冷凍での流通が主流であった。
そのために、刺身に出来る冷蔵鮮魚は高く、保存も難しいのが難点だったのだが、魚を生かしたまま流通させる技術が進歩し、漁港や養魚場から生簀を備えたトラックで店まで運ぶことが可能になり、ソウルなどの都会に刺身屋が多くなった。
最近は、生簀トラックでフエリーで日本にも運んでいる。
韓国人は刺身は醤油とワサビでも食べるが、一般的には唐辛子粉(コチュジャン)と水飴、食酢で作る、甘辛酸っぱい真っ赤な「チョコチュジャン」で食べる。
魚は「ヒラメ」が高級魚で、サイズがいろいろあるが、一匹で3000円から5000円程度だ。
一匹を刺身にして、アラを鍋にしてくれる。
鍋は「ちり」も出来るが、多くは唐辛子粉を入れた、真っ赤に燃えた「メウンタン(辛味鍋?)」になる。
サービスの突き出し料理も、天婦羅や焼き魚などたくさん出るので、3、4人でも十分だ。
魚はヒラメや鯛、いか、ほや、貝類、かに、えび等種類は豊富だ。
ただ、魚は一匹を料理するので、少人数で行くと割高になるのが難点だし、刺身の盛合せがないのが、日本人には少しさみしい。

(修正再投稿)

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