シニア花井の韓国余話

韓国交流50年の会社経営を引退しソウル定住の日本人が写真とともに韓国の案内をします。

ベビーシッターの驚くべき実態

2011年08月20日 22時40分53秒 | Weblog
(韓国大手新聞、朝鮮日報 11.8.16記事抜粋)
育児、喜びから苦痛に
 主婦のチェ・ジヨンさん(31)は今年の春、家族で「ソウルの森」に遊びに行った際、4、5歳ぐらいの子どもがごみ箱に張り付いていたアイスクリームのふたを拾ってなめているのを見た。チェさんは「それは食べちゃダメよ」と注意した。すると、木陰のベンチに座っていた中年女性の一人が「早く来なさい。早く!」と呼んだ。チェさんは「ベビーシッターたちが団体で遊びに来ていたようだが、子どもたちだけで遊ばせて、自分たちはおしゃべりに夢中になっていた。子どもの母親がこんな光景を見たらどんな気分になっただろうと思うと、開いた口がふさがらない」と話す。
 会社員のキム・ミジンさん(32)=ソウル・東部二村洞=は、書類を取りに昼間に帰宅した際、リビングの光景を見て驚いた。同じ団地で働くベビーシッター5-6人が集まり、皆で料理を囲んで話し込んでいたのだ。5歳になる娘が一人で泣いているにもかかわらず、ベビーシッターはおしゃべりに夢中だった。もう信頼して子どもを預けることはできず、結局そのベビーシッターを解雇した。だがキムさんは、実際に解雇を告げる際、嫌味などを言われることを恐れ、慰労金20万ウォン(約1万5000円)を手渡した。万が一子どもに何かされたら、という不安な思いがあったからだ。
 「子どもの行動範囲やわが家の事情を全て知っているので怖い。ベビーシッターの中には、しょっちゅう公園に集まって井戸端会議をしている人も多いらしい。月給はいくらもらうべきだとか、おばあちゃんのいる家は小言が多いとか、情報交換している」。キムさんは、万が一のために細心の注意を払うしかないと話す。もちろん、子どもの面倒を十分に見てくれるだけでなく、しつけや基本的な教育をしてくれる優秀なベビーシッターも多い。
 だが、働く母親の中には、ベビーシッターがどのように子どもの面倒を見ているのか不安で、家の中に監視カメラを設置するケースも増えている。一部のセキュリティー専門会社は「ワーキングマザー向けパッケージ」を用意しているという。3歳の息子をベビーシッターに預けている会社員のパクさん(31)も最近、リビングと子ども部屋に監視カメラを設置した。職場でもパソコンやスマートフォン(多機能携帯電話端末)を通じて、リアルタイムで子どもの様子を確認できるからだ。パクさんは「新しく雇った家政婦の了承を得て設置した」という。




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