シニア花井の韓国余話

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「苦労知らず」年上世代の指摘に30代は猛反発

2012年12月25日 12時40分40秒 | Weblog
韓国大手紙・朝鮮日報12年12月23日記事抜粋
 397世代(1970年代に生まれ90年代に大学に通った現在の30代)は生きていくのが大変だと訴えるが、この世代を見詰める年上世代の視線は厳しい。本紙に「アングリー397世代」シリーズが掲載されると、本紙の電子版サイトには数百を超えるコメントが寄せられた。
 あるネットユーザーは「397世代は、これといった苦労もせず、よく食べてよく着飾って、大切に育てられた。世間の怖さというものを何も知らずに育ってきたんじゃないか」と書き込んだ。子どものころ、箱入り娘のようにして育てられてきたため何もできないのではないか、といった指摘だ。
 また、別のネットユーザーは「若者を見ていると、江南(ソウル市江南区。富裕層の多い地域)に対する妙な憧れを抱いては、その不動産価格を見て落胆する。自分の懐具合に合った地域で家を選び、それで満足すればいいのではないか」と書き込んだ。ソウル市内にあるA大学経済学部の50代の教授は「これまでの世代は、新婚生活を地下の暗い賃貸部屋から始めるケースが多かったが、自分の部屋もなく厳しい生活を送ってきた分、現在の生活に満足している。しかし、30代は幼いころにはすでに自分の部屋が与えられていたため、小さな家や辺境には住みたがらない」と指摘した。
 こうした意見に対し、397世代は反論する。高度成長の果実は、全て上の世代が刈り取っていき、現在30代に残されたものは狭苦しい現実だけだというのだ。あるネットユーザーは「社会生活を始めてすぐに通貨危機を味わった苦い経験は、年上世代には理解できない」として「われわれはただ、食べて生きていくために身もだえしているだけ」と書き込んだ。
 こうしたギャップについて、専門家たちは世代間の意思疎通の大切さを強調する。第一企画コミュニケーション研究所でディレクターを務めるパク・ソヨン氏は「単に平行線をたどるだけではなく、少しでも互いの痛みを理解しようとする努力から、意思疎通というものは生まれる」と強調した。








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