韓国大手紙・朝鮮日報12年12月22日記事抜粋
「ツイッターで気軽に知り合った相手だけれど失望した。朴槿恵(パク・クンヘ)支持だと言ったら、5人がフォローをやめた」
「きょうはブロックとフォロー中止が3件あったが、朴槿恵氏の当選を祝ったことが理由だと言われた」
韓国大統領選が終わり、ツイッターやフェイスブックなどのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で「絶交」が続出している。SNSで支持候補を明らかにしたことが原因だ。SNSユーザーが多い20-30代は文在寅(ムン・ジェイン)氏の支持者が多かっただけに、落選で衝撃を受けた支持者が朴槿恵氏支持の友人との関係を断絶するケースが圧倒的に多かった。
大学院生のPさんは12月21日、フェイスブックのニュースフィード(友人の投稿が表示されるページ)で毎日発言していた友人3人が表示されないことに気づいた。確認してみると、朴槿恵氏の当選について論争した友人3人が自分を友だちリストから削除したことが分かった。
Pさんの友人Aさんは朴槿恵氏の当選が決まった19日夜、「悔しさが爆発しそうだ。大韓民国は滅んだ」と発言。それに対し、Pさんは「君が好きな民主主義というものは、結果を受け入れることを知るべきではないのか」と書き込んだ。友人Bさんが「20代が投票に行かなかったから朴が当選した」と発言したのに対し、Pさんは「20代が全員文在寅に入れると考えること自体が君たちの錯覚だ」と反論した。すると、友人2人が翌日、Pさんを友人リストから削除してしまった。Pさんは「考えが異なるからといって、オンラインでの友人関係を断絶するとはあきれる。学校ではまた会うことのある関係だが、どうしてそこまでするのか理解できない」と話した。
昨年からツイッターを利用しているO氏は20日午前「朴槿恵氏の大統領当選おめでとう」と発言したところ、友人1人から暴言を吐かれ、4人にフォローを外された。Oさんは「フォローを外されたので慌てて発言を削除した。政治的な傾向が異なるからといってこうなるのは残念だ」と語った。
あるネットユーザーはインターネット掲示板に20日午後「高校の同窓生にフェイスブックの友だち登録を削除された」と書き込んだ。このユーザーは「なぜ20代が朴槿恵氏を支持すると罵声を浴びるのか分からない。朴槿恵氏の大統領当選おめでとう」と書き込んだところ、フェイスブックで友人関係を絶たれたという。
大統領選の投票終了後、20-21日にツイッターでは「XXX(候補者名)支持ならば自分からフォローをやめてほしい」といった書き込みも目立った。「朴槿恵氏に関する文章を投稿したらブロックが殺到した。意見が異なるからといってブロックするのか」「文在寅氏を支持する文章を投稿したらフォローを外された。勝手にすればいい」といった愚痴があふれた。
成均館大社会学科のキム・ソクホ教授は「SNSの主なユーザー層である若い世代は自分と異なる意見には耳を閉ざそうとする傾向がある。違いを認めず、SNSで主流に反する意見を無視することから、こうした現象が起きる」と指摘した。
「ツイッターで気軽に知り合った相手だけれど失望した。朴槿恵(パク・クンヘ)支持だと言ったら、5人がフォローをやめた」
「きょうはブロックとフォロー中止が3件あったが、朴槿恵氏の当選を祝ったことが理由だと言われた」
韓国大統領選が終わり、ツイッターやフェイスブックなどのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で「絶交」が続出している。SNSで支持候補を明らかにしたことが原因だ。SNSユーザーが多い20-30代は文在寅(ムン・ジェイン)氏の支持者が多かっただけに、落選で衝撃を受けた支持者が朴槿恵氏支持の友人との関係を断絶するケースが圧倒的に多かった。
大学院生のPさんは12月21日、フェイスブックのニュースフィード(友人の投稿が表示されるページ)で毎日発言していた友人3人が表示されないことに気づいた。確認してみると、朴槿恵氏の当選について論争した友人3人が自分を友だちリストから削除したことが分かった。
Pさんの友人Aさんは朴槿恵氏の当選が決まった19日夜、「悔しさが爆発しそうだ。大韓民国は滅んだ」と発言。それに対し、Pさんは「君が好きな民主主義というものは、結果を受け入れることを知るべきではないのか」と書き込んだ。友人Bさんが「20代が投票に行かなかったから朴が当選した」と発言したのに対し、Pさんは「20代が全員文在寅に入れると考えること自体が君たちの錯覚だ」と反論した。すると、友人2人が翌日、Pさんを友人リストから削除してしまった。Pさんは「考えが異なるからといって、オンラインでの友人関係を断絶するとはあきれる。学校ではまた会うことのある関係だが、どうしてそこまでするのか理解できない」と話した。
昨年からツイッターを利用しているO氏は20日午前「朴槿恵氏の大統領当選おめでとう」と発言したところ、友人1人から暴言を吐かれ、4人にフォローを外された。Oさんは「フォローを外されたので慌てて発言を削除した。政治的な傾向が異なるからといってこうなるのは残念だ」と語った。
あるネットユーザーはインターネット掲示板に20日午後「高校の同窓生にフェイスブックの友だち登録を削除された」と書き込んだ。このユーザーは「なぜ20代が朴槿恵氏を支持すると罵声を浴びるのか分からない。朴槿恵氏の大統領当選おめでとう」と書き込んだところ、フェイスブックで友人関係を絶たれたという。
大統領選の投票終了後、20-21日にツイッターでは「XXX(候補者名)支持ならば自分からフォローをやめてほしい」といった書き込みも目立った。「朴槿恵氏に関する文章を投稿したらブロックが殺到した。意見が異なるからといってブロックするのか」「文在寅氏を支持する文章を投稿したらフォローを外された。勝手にすればいい」といった愚痴があふれた。
成均館大社会学科のキム・ソクホ教授は「SNSの主なユーザー層である若い世代は自分と異なる意見には耳を閉ざそうとする傾向がある。違いを認めず、SNSで主流に反する意見を無視することから、こうした現象が起きる」と指摘した。