シニア花井の韓国余話

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疑惑報道に反復再生産…えせメディアの手口

2012年06月25日 17時15分57秒 | Weblog
韓国大手紙・ 朝鮮日報12年6月24日記事抜粋
「えせメディア」に分類される一部の小規模メディアは、ますます多様な方法で企業を圧迫している。アクセス量を増やすことにばかり力を入れてきたポータルサイトが対策を講じずにいる間、こうしたメディアはポータルサイトと不自然な共生関係を築き、巧妙に影響力や収益を増やすことができた。
 代表的な手口は「反復再生産」だ。企業が協賛を拒否すると、ポータルサイトに記事を掲載後、似たような記事を繰り返し掲載し、企業を追い込むものだ。ある企業関係者は「ほとんど同じ内容の記事がタイトルや一部の表現を変えただけで掲載されても、ポータルサイトはチェックしてくれないため、結局は広告費を払わなければならないケースが少なくない」と話した。企業が広告・協賛要求に応じない場合、4-5年前に掲載した記事を再掲載する手口も見られる。
 「オーナー攻撃」も典型的な手口だ。えせメディアは、企業がオーナーに対する悪質な報道に最も弱く、容易に金銭を支払うと考えている。会社の新事業を紹介する記事にいきなり「オーナーに疑惑がある」といった表現を組み込み、オーナーの写真を一緒に掲載するといったやり方だ。
 「回し」と呼ばれる手口もある。あるメディアが広告費や協賛費を受け取ると、他社が同じ内容の記事を掲載するなどして、接近してくるパターンだ。ある企業の広告担当役員は「えせメディア同士でネットワークが存在し、1社に対策を施すと、他社からすぐに電話がかかってくる」と話した。
 「1社複数メディア」戦略という新手の手口も存在する。事実上同じ企業が3-5個のメディアを持ち、似たような記事で金銭を繰り返し要求してくるケースだ。組織は流通、自動車、不動産など業界別に細分されているケースが多い。ある大企業の役員は「昨年オーナーに関する悪質なうわさを記事化したメディアに広告費500万ウォン(約34万円)を支払うと、翌日の系列メディアが似たような記事を掲載した。結局、同じグループに属するメディア5社に広告・協賛費を払った」と証言した。
 えせメディアはポータルサイトと提携しているという点を利用し、メディア価値を高めている。昨年あるインターネットメディアが身売り交渉を行っている途中で、ポータルサイトとの提携が決まり、価格が10倍に跳ね上がったといううわさが、業界では伝説として定着している。
辛殷珍(シン・ウンジン)記者




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