シニア花井の韓国余話

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東南アジア3カ国で日米中の外交戦

2013年08月11日 11時38分21秒 | Weblog
  韓国大手新聞 朝鮮日報13年8月10日記事抜粋
日米中が東南アジアで「争奪戦」を展開している。中国はアジアの覇権のため、日米は中国の台頭を防ぐため、東南アジア国家を味方に付けようとしている。特にベトナム、フィリピン、ミャンマーが競争の舞台となっている。
 ベトナムと中国は1970年代、領土紛争で2回の戦争を経験した。しかし、今年6月にベトナムのチュオン・タン・サン国家主席が中国の習近平国家主席と会い、南シナ海問題の平和的解決で合意して以降、両国関係は急速に改善している。これに対し、オバマ米大統領は今年7月、サン主席を米国に招き、「包括的パートナーシップ関係」を構築し、年内に自由貿易協定(FTA)を締結交渉を終えることで合意した。
 一方、フィリピンと中国の関係はますます悪化している。フィリピンは最近、軍備拡充とともに、中国との領有権紛争を抱える南シナ海に面した都市に海軍・空軍基地を移転することを決めた。7月にはフィリピンの海岸で鉱物を含む砂を違法に採取したとして、中国人31人を一斉に逮捕した。中国も改良型弾道ミサイル護衛艦を南シナ海に追加配備するなど、圧力を強めている。米国と日本はフィリピンに素早く支援の手を差し伸べた。7月フィリピンを訪問した安倍晋三首相は、海洋巡視船10隻を支援すると表明した。米国は軍事支援を拡大する計画だ。
 ミャンマーはもともと中国と特別な関係にあった。しかし、ミャンマー政府が改革開放を進めて以降、日米と急速に接近し、日米中が争う場となった。オバマ大統領は昨年11月、現職の米大統領としては初めてミャンマーを訪問した。それに続き、今年5月にはテイン・セイン大統領をワシントンに招いた。ミャンマーに対するさまざまな制裁も大半が解除された。日本もカネでミャンマーを攻略した。安倍首相は今年5月、ミャンマーに対する910億円の経済支援を約束した。中国は7月、ミャンマーとの総延長793キロメートルのガスパイプラインの建設工事を終え、パイプライン沿いに学校45カ所、病院24カ所を建てた。
北京の外交筋は「日米は中国を包囲するため、中国は太平洋に進出するため、東南アジア各地で競争している」と指摘した。







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