シニア花井の韓国余話

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60歳以上の就業者数、初めて20代を上回る

2014年07月27日 01時00分00秒 | Weblog
韓国大手新聞  朝鮮日報14年7月24日記事抜粋
今年6月の新規就業者数、50代以上が92%
不安な老後の備えと就職浪人の子女の養育、中高年の多くが非正規職で再就職
 今年の第2四半期(4-6月)における60歳以上の就業者数が初めて20代を上回った。60歳以上の高齢者が孫の世代に当たる20代の就業者よりも多くなったのは、政府が雇用関連の統計を取り始めた1963年以来、初めてのことだ。
 統計庁が7月23日に発表した雇用統計によると、第2四半期における60歳以上の就業者数は364万3000人で、20代の361万4000人を2万9000人上回った。第1四半期(1-3月期)では50代の就業者数が30代を1万2000人上回ったが、これも統計を取り始めて以来初めて。しかも第2四半期ではその差が15万7000人へとさらに広がっていた(50代:約587万人、30代:約572万人)。
 中高年就業者の割合が徐々に高まっている最も大きな原因は少子高齢化だ。これに若年層の就職難が重なっている上に、50-60代の多くが老後の備えに不安を抱え、再就職を目指していることも大きな要因だ。現代経済研究院のイ・ジュンヒョプ氏は「現在の50-60代は子どもを養うのはもちろん、老後の備えが不十分なため、肉体労働でもやらざるを得ない状況だ」と指摘する。
 実際に今年6月の新規就業者数は39万8000人だったが、そのうち92%に当たる36万8000人が50歳以上だった。今年に入って政府は「雇用の動向は順調に推移している」と説明しているが、実態は「中高年の非正規職」が増加分のほとんどを占めているのだ。就業率を見ても、20代は2009年の58.2%から今年の第2四半期は57.3%とやや減少したが、同じ期間に50代は70.3%から74.9%、60代以上は36.7%から41%と目に見えて増加している。
 統計庁人口動向課のユン・ヨンオク課長は「子どもの数が極端に多かったベビーブーム世代(1955-63年生まれ)が全て50歳以上となり、中高年の数が増加している一方で、若年層は減少が続いている」とした上で「少子高齢化問題を根本から解決しない限り、この傾向は今後も続くだろう」と予想した。
孫振碩(ソン・ジンソク)記者



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