シニア花井の韓国余話

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星を取るより難しい? 北朝鮮で女性看板アナウンサーになるには…

2012年01月22日 16時57分42秒 | Weblog
(韓国大手新聞、中央日報 12.1.19記事抜粋)
北朝鮮ではアナウンサーになるためにどのよう過程を経なければならないだろうか。70歳になろうとする北朝鮮の看板アナウンサーのリ・チュンヒのようになるには最低150対1に達する激しい競争に勝ち抜かなければならないという。ただ実力だけが出世を左右するのではない。金正日(キム・ジョンイル)、金正恩(キム・ジョンウン)のような最高指導者級の称賛を聞いてこそスターになることができる。視聴率調査をしない北朝鮮の放送界では最高指導者の一言が主要な評価基準という。
北朝鮮専門メディアのデイリーNKは1月18日、朝鮮中央テレビ記者と作家として働いた脱北者のチャン・ヘソン氏の話として、「朝鮮中央テレビの放送員(アナウンサー)は“看板”として固定された人を除いては行政職や地方放送など他部署で循環勤務をする」と伝えた。
アナウンサーになるためには功績が多く出身成分も良いことはもちろんだ。ここに金正日のような最高指導者から称賛の一言が加えられなければならないという。リ・チュンヒも過去に「放送がうまい」という金正日の称賛の一言で金正日のニュースを最前方で伝える「1号放送員」になったと伝えられている。
チャン氏によると、朝鮮中央テレビのアナウンサーになるには平壌(ピョンヤン)演劇映画大学放送課を卒業した後、中央放送の放送員養成班に入ったり、150人余りが参加する全国話術競演大会で入賞しなければならない。アナウンサー候補は朝鮮中央放送の話術専門家から1年間の教育を受ける。いかなる場合にも弁舌の気迫を失ってはいけないという内容が含まれている。敵に対する毅然さを見せるという意味だ。
一方、北朝鮮が掲げる模範的なアナウンサー像も歳月が流れながら少しずつ変わる傾向がある。悲壮な語り口のリ・チュンヒが金正日時代のアナウンサー像だったなら、最近リ・チュンヒの代わりとして朝鮮中央テレビに登場した物静かな語調の若い女性は金正恩時代の新しいアナウンサー像とみられる。20代に見えるこの女性はピンクの韓服チョゴリ姿に長い髪をまとめ、物静かな語り口で金正恩の記録映画が新しく作られたという内容を伝えた。ショートカットに決然とした語調を維持したリ・チュンヒの老練なイメージと対照的な若く華奢な姿だった。





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