シニア花井の韓国余話

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南北高官級協議開催 事実上「白紙」=再び冷却化へ

2014年11月05日 08時19分00秒 | Weblog
【ソウル聯合ニュース】14.11.2
北朝鮮が民間団体の北朝鮮体制批判のビラ散布を中断しない場合、南北高官級協議など南北対話は開催できないと主張したことに対し、韓国政府は11月2日、遺憾の意を表明するとともに、北朝鮮の不当な要求を受け入れられないとの立場を示した。
 韓国と北朝鮮は10月末~11月初めに高官級協議を開くことで合意していたが、事実上白紙に戻されることになった。また、アジア大会閉会式に合わせた北朝鮮高官らの訪韓でつくられた対話局面は再び冷却局面に転じるとみられる。
 韓国政府はこの日、統一部報道官声明を出し、「民間の自主的なビラ散布をわが政府が支援しているとねじ曲げ、これを口実に南北対話を行わないとしたことに強い遺憾を表明する」と北朝鮮を批判。「大統領を名指して批判し、国民を処断するとしたのは南北合意と国際ルール上、到底容認できない言動で、政府はわが国民の安全に危害を加えようとするいかなる行為に対しても断固として対処することを警告する」とした。
 北朝鮮の対韓国窓口機関、祖国平和統一委員会は1日、「重大立場」とした声明を出し、「われわれの最高尊厳を傷つけるビラ散布を中断しない限り、いかなる北南対話も北南関係改善もあり得ない」と表明した。
 統一部報道官は声明発表後、報道陣の質問に「南北高官級協議は事実上、白紙化されたとみている」と述べた。その上で、同協議の開催は不当な条件を撤回するなど北朝鮮の態度にかかっていると指摘。韓国政府は新たな対北朝鮮措置を取る計画は持っていないと説明した。さらに北朝鮮が朝鮮半島平和と南北関係の改善を望むなら、それに見合った行動をするよう促すと強調した。 
 南北は10月4日、北朝鮮の黄炳誓(ファン・ビョンソ)朝鮮人民軍総政治局長ら高官3人が仁川アジア大会の閉会式に合わせ韓国を訪れた際、10月末~11月初めに高官級協議を開くことで合意した。韓国政府は板門店で10月30日に高官級協議を開催するよう北朝鮮に提案したが、北朝鮮はビラ散布などに反発し、協議に応じていない。




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