シニア花井の韓国余話

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階層上昇への期待低いソウルの20代男性

2013年08月01日 11時00分35秒 | Weblog
韓国大手新聞 朝鮮日報13年7月30日記事抜
 ソウル市の20代男性のうち、自分の階層が「中の上」以上だと考えている人は50代男性に比べ少なく、階層移動の可能性についても、50代男性より悲観的であることが分かった。
 ソウル市が7月29日発表した「統計で見たソウルの男性の暮らし」によると、自分の政治・経済・社会的地位が「中の上」以上だと考える男性の割合は、20代で20.4%、50代で25.6%だった。下流に属すると答えた人の割合も20代が25.6%で、50代の19.8%を上回った。個人の努力で地位が高まる可能性は低いとの答えも、20代は29.4%で、50代の23.9%より多かった。若者世代はその父親の世代に比べ、自分の地位、階層移動に悲観的であることを示す数字だ。
 社会的差別要因について、50代男性は所得水準(33.6%)、教育水準(31.5%)、職業(14.1%)を挙げる回答が多かったが、20代男性は教育水準(33.3%)、所得水準(26.5%)、職業(17.2%)の順だった。20代男性の84.4%は引退後も働き続けたいと答え、50代(78.4%)より高かった。
 ソウル市の60歳以上の男性就業者は昨年、初めて20代後半(25-29歳)を上回った。60歳以上の就業者は2000年の16万7000人から昨年には31万3000人へと87.4%増えた。これに対し、20代後半の就業者は2000年の44万7000人から昨年には28万9000人へと35.3%減少した。
 ソウル市関係者は「少子高齢化による人口構造の変化と青年層の就職難が重なったためだ。就学期間が長くなり、大学を卒業しても経歴を積み重ねるのに時間を費やし、雇用市場に本格参入する時期が25-29歳から30-34歳へと遅れているのも一因だ」と説明した。20代後半の女性就業者は、08年に男性就業者の数を上回って以降、逆転していない。
11年の男性の死亡率は、全ての年齢層で女性より高く、特に50代男性の死亡率は10万人当たり508人で、女性(174人)の約3倍に達した。50代男性の死亡原因は、がん(182.6人)、自殺(50.9人)、肝疾患(40.7人)の順だった。昨年の満19歳以上の男性の喫煙率(41.6%)、高リスク飲酒率(24.5%)、肥満率(31.0%)は女性より高かったが、自分の健康が良好だと感じている男性の割合は50.0%で、女性の40.2%よりも高かった。





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