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旅客船沈没:救助ヘリ、寄り道で現場に間に合わず

2014年05月04日 11時00分59秒 | Weblog
韓国大手新聞 朝鮮日報14年5月1日記事抜粋
 セウォル号が沈没した当時、人命救助のために事故現場に向かった光州広域市消防本部のヘリコプターが全羅南道の幹部を乗せるため、全羅南道庁(務安郡)に立ち寄り、現場への到着が遅れていたことが4月30日までに分かった。
 光州市と全羅南道などによると、光州市の消防ヘリは16日午前9時40分ごろ、セウォル号の事故海域に向かうため、光州空港を離陸した。ヘリには操縦士2人、整備士1人、救助隊員2人の5人が乗っていた。ヘリの出動は全羅南道消防本部が要請したものだった。事故現場(全羅南道)を管轄する消防本部が近隣の消防本部にヘリ支援を依頼できるという規定に基づいた措置だった。
 珍島に向かっていたヘリが、羅州上空を経て、霊岩上空を飛行していた午前9時55分ごろ、全羅南道消防本部から無線連絡があった。「全羅南道庁に寄り、数人を乗せていくように」という指示だった。ヘリは午前10時5分、全羅南道庁前のヘリポートに着陸し、金栄善(キム・ヨンソン)全羅南道行政副知事、パク・チョンウン全羅南道消防本部長を乗せた後、再び離陸。珍島の彭木港に到着したのは午前10時37分のことだった。ヘリは全羅南道庁を経由したため、彭木港への到着が20分余り遅れ、到着時にはセウォル号は既に事実上沈没した状態だった。
 全羅南道にも消防ヘリが2機あるにもかかわらず、あえて光州市の消防ヘリを呼び、幹部を乗せるよう指示したことについて、全羅南道関係者は「その時刻に全羅南道のヘリ2機はいずれも利用できない状況だった」と説明した。
 全羅南道のヘリ1号機は、海洋警察の要請を受け、既に午前9時10分に離陸し、彭木港に向かっていた。また、2号機は操縦士、機長が遠く離れた地域におり、すぐには離陸できなかった。
 全羅南道は「行政副知事は地域の事故安全対策副本部長、消防本部長は緊急救助統制団長を務めており、速やかに現場に向かう必要があったことから、隣接地域である光州市のヘリに支援を求めた」と説明した。
務安(全羅南道)=チョ・ホンボク記者


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