シニア花井の韓国余話

韓国交流50年の会社経営を引退しソウル定住の日本人が写真とともに韓国の案内をします。

中国製廉価スマホ、韓国市場の脅威に

2015年08月27日 16時20分05秒 | Weblog
 「外国製スマホの墓場」とまで呼ばれた韓国のスマートフォン(多機能携帯電話端末)市場に中国メーカーが続々と参入を試みている。低価格を武器にサムスン電子、LG電子の牙城ですき間市場を探っている格好だ。華為技術(ファーウェイ)、北京小米科技(シャオミ)、TCL、中興通訊(ZTE)などの中国メーカーは、最近2-3年で世界の中低価格スマホ市場では韓国メーカーを脅かすレベルまで急浮上した。華為はLG電子を抜き、サムスン電子、アップルに次ぐ世界3位のスマホメーカーになった。
 本紙が調べた移動通信キャリア3社別の「中低価格人気モデルトップ10」(販売台数ベース)で中国製スマホ2機種がランキング入りを果たした。SKテレコムのトップ10には、サムスン(7機種)、LG(2機種)のほか、中国TCLの「アルカテル・アイドルCHAC」が入った。画面サイズが5インチで、メモリーは16ギガバイト。内蔵カメラは表が130万画素、裏が800万画素となっている。最大の強みは出荷価格28万7100ウォン(約2万9200円)で、韓国メーカーの中低価格機種を下回る点だ。月額5万1000ウォン(約5200円)の料金プランに加入し、補助金を受け取れば、価格は2万2100ウォン(約2200円)に低下する。大半の携帯電話ショップで補助金の15%まで追加値引きを受けることが可能なため、実質的には「0ウォンスマホ」だ。
 昨年9月に販売を開始した華為「X3」は、LGユープラスの中低価格機種トップ10に入った。韓国華為の関係者は「韓国の消費者の好みに合わせ、設計を見直した製品だ」と説明した。5インチの画面に16ギガバイトのメモリー、表が500万画素、裏が1300万画素のカメラ、3000mAh(ミリアンペア毎時)のバッテリー容量を備える。厚さは7.6ミリにすぎない。出荷価格は33万ウォン(約3万3500円)だ。同製品も月5万1000ウォン(約5200円)の料金プランに加入したユーザーが補助金の適用を受け、販売店の追加値引きを受ければ、実質「0ウォン」となる。華為は年内に2機種目を発売するため、移動通信キャリア3社に既に提案を行ったとされる。
 「中国版アップル」と呼ばれる小米も韓国市場進出を打診したと伝えられる。移動通信業界の関係者は「小米は通信事業者と提携するのではなく、テレビのように電子製品販売店の店頭でスマホを販売することを検討している」と指摘した。小米は既に韓国でスマホ用の補助バッテリーや体重計のような周辺機器を発売して人気を集めている。あるインターネット通販関係者によると、小米の企画展示会では、体重計250台が1-2時間で完売する人気だったという。
成好哲(ソン・ホチョル)記者
韓国大手新聞 朝鮮日報15年8月26日記事抜粋


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