シニア花井の韓国余話

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北から出席者なし、中朝の最重要行事で異例事態

2014年10月31日 14時15分36秒 | Weblog
韓国大手新聞  朝鮮日報14年10月29日記事抜粋
平壌の「中国軍6・25参戦」記念日行事
昨年までは北朝鮮の高官クラスが勢ぞろい…今年は中国側ばかり約100人
冷え込んだ両国関係を示す
 10月25日、中国の6・25戦争(朝鮮戦争)参戦64周年を記念する行事が、平壌の牡丹峰の麓にある「朝中友好の塔」で開かれた。ところが、北朝鮮側の人物は誰もこの行事に出席しなかった。1950年10月25日は、6・25戦争当時、金日成(キム・イルソン)氏の要請で鴨緑江を渡った中国軍が初めて戦闘を行った日で、中朝が両国関係において最も重視してきた記念日だ。
 劉洪才・駐朝中国大使は25日、大使館の全職員をはじめ報道関係者、留学生、華僑代表など計100人と共に献花を行った。駐朝中国大使館が28日にウェブサイトを通じて明らかにした。
 中国大使館が「大使館の全職員」という表現を使って出席者を詳細に紹介するのは異例。外交消息筋は「大規模な行事だったことを強調する狙いがある。例年の2倍くらいの規模だった」と語った。この日、劉大使は「(中朝は)血と生命で朝中伝統の友好を築いてきた。これは当然、代々継承しなければならない」とも語った。
 ところが、25日の行事には北朝鮮側の人物が一人も出席しなかった。毎年、最高人民会議常任委副委員長(国会副議長クラス)を筆頭に党・官・軍の高官が勢ぞろいしていたのとは対照的だ。昨年、北朝鮮が3回目の核実験を強行した後、国連の北朝鮮制裁に中国が賛成したことで中朝関係は急速に冷え込んだ。それでも昨年は北朝鮮側からは楊亨燮(ヤン・ヒョンソプ)最高人民会議常任委副委員長、姜河国(カン・ハグク)保健相、金聖南(キム・ソンナム)朝鮮労働党国際部副部長、姜杓永(カン・ピョヨン)人民武力部(省に相当)副部長、金衡俊(キム・ヒョンジュン)外務次官など、閣僚・次官クラス8人を含む多数の高官が出席した。
 2012年には、朝中友好の塔を訪れて献花するだけでなく、6・25当時中共軍司令部が置かれていた平安南道檜倉で「中国人民志願軍烈士稜園」の完工行事も開かれた。行事には、北朝鮮の高官だけでなく、住民約500人も動員された。
 元高官の脱北者A氏は「北朝鮮が中朝修好日(10月6日)より何十倍も重視しているのが、中国の祖国解放戦争(6・25戦争)参戦日。中朝関係が悪化しているとはいえ、今年の北朝鮮の態度は意外」と語った。また、外交消息筋は「中国は、険悪になった両国関係を改善しようとしているが、北朝鮮にはそういう考えがないようにみえる。北朝鮮が習近平国家主席の訪韓(今年7月)で受けたショックは、極めて大きい」と語った。
 さらに、国策研究機関の関係者は「金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党第1書記がまだ中国を訪問していないのに対し、韓中首脳会談は既に4回も開かれた。中国に対して、北朝鮮が頑固にすねているようだ」と語った。
李竜洙(イ・ヨンス)記者




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