シニア花井の韓国余話

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暴力団に及び腰、韓国警察の無気力 

2011年10月31日 11時46分25秒 | Weblog
(韓国大手新聞、朝鮮日報 11.10.25記事抜粋)
上層部に虚偽報告、監査でもみ消し図る
 10月21日深夜、嘉泉医大吉病院(仁川市南洞区)の葬儀場前で起きた暴力団による流血乱闘事件で、韓国警察の無力さが露呈した。地元警察署は市民からの電話通報を無視した上、警察庁には虚偽報告、過小報告を行い、治安維持の役割は完全に忘れ去られてしまった格好だ。
 警察庁の監察によると、同日午後10時18分、仁川南洞署に「黒服を来た一団が葬儀会場の入り口を塞いでいるため、中に入れない」との通報が市民から寄せられた。当時、葬儀場前には仁川の組織暴力団「クラウン派」のメンバー約100人が集結していた。
■「暴力団も葬儀場の客」との弁解
 警察は通報を受け、組織暴力団担当チームではなく、地元を管轄する九月地区隊(日本の交番に相当)のパトカーを現場に急行させた。通報から7分後に現場に到着した警察官は「暴力団のメンバーが数人集まっているが、衝突はない」と報告した。地区隊のパトロール隊長(53)は「暴力団同士の抗争ならば、積極的に介入するな」と指示した。これを受け、現場にいた警察官は「組織暴力団も葬儀場の客だ」という理由を付け、「徒党を組んで、市民に威圧感を与えないように」と指導するにとどまったという。
 その後、午後10時50分ごろには、新カンソク派のメンバーも加わり、130人の暴力団員が葬儀場前を埋め尽くした。暴力団員らは組員の離脱問題をめぐってトラブルとなり、衝突直前の状態だった。南洞署は午後10時55分に現場の状況に関する通報を受けていながら、強力犯罪担当の刑事5人と機動隊、防犯パトロール隊の約70人が出動したのは、42分後の午後11時37分だった。そして、午後11時50分ごろには、警察官が見守る中、新カンソク派の組員の男(34)が同派からクラウン派に移籍した組員(34)の肩と大腿部を刃物で2‐3回切りつけ重傷を負わせた。
 警察は流血事態が起きた直後に取り締まりに着手し、22日午前0時45分に組員を刺した男を検挙した。ところが、南洞署は仁川地方警察庁と警察庁本庁に対し「組織暴力団の衝突で刺傷事件があった」と報告しただけで、刺傷事件発生時に警察官約70人が現場にいた事実は報告しなかった。
暴力団事件を担当する南洞警察署の強力チーム(凶悪犯罪を担当するチーム)も、約40分にわたり事件の通報を無視していたことが明らかになった。
 警察庁は、暴力団同士の流血事件を放置した責任を問い、仁川南洞警察署のアン署長を解任するとともに、刑事課長と強力チーム長、状況室長、所轄の地区隊巡察チーム長に重い懲戒処分を下す方針を固めた。



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