シニア花井の韓国余話

韓国交流50年の会社経営を引退しソウル定住の日本人が写真とともに韓国の案内をします。

【コラム】日本の「駅弁」と韓国の「レイラク」     

2012年05月14日 21時13分35秒 | Weblog
韓国大手紙・中央 日報12年5月11日記事抜粋
3月に日本へ2度も行くことになった。 2度とも九州を一周した。 韓国の面積の半分ほどの九州を2周したが、主に利用した交通手段は列車だった。 したがって2度の九州一周は自然に駅弁ツアーとなってしまった。
「駅弁」。 「駅」と「弁当」を合わせた言葉で、いわゆる列車弁当だ。 記録によると、1885年の鉄道誕生とともに駅弁の歴史も始まり、現在2500種類以上の駅弁が日本全国の列車駅で販売されている。 興味深いのは、駅弁には各地域の特色が込められているという点だ。 地域の特産物で作られた一種の地方珍味であり、現在、日本には駅弁だけを食べ回る旅行商品もある。
駅弁を今回初めて食べたわけではない。 以前にも日本に行く度に駅弁を食べた。しかし今回は意味が違った。 日本では一般人アンケート調査と専門家の審査に基づいて、毎年、地域別に駅弁の順位が発表されるが、ちょうど2月末に昨年の順位が公開された。 九州で1位になった駅弁は武雄温泉駅の「佐賀牛すき焼き弁当」だった。 武雄温泉駅に行ったが、残念ながらこれを味わうことはできなかった。 順位に入った駅弁の場合、すぐに売り切れになるからだ。 地域色が強い駅弁であるほど1食に20、30個ほどしか作られないという。
先週、コレイル(韓国鉄道公社)観光開発が国内列車弁当の新しい名前を「レイラク」に決めたと発表した。 コレイル観光開発は国内列車弁当事業を独占する子会社で、今年に入って日本のように名品弁当を作ると意気込んでいる。
3年前、英フィナンシャルタイムズが駅弁を「あまりにも美しくて食べるのが犯罪」「料理人であると同時に手工芸」と評価したが、こうした絶賛を「レイラク」も受けることができるのだろうか。 正直言ってそこまでは望まない。 お金がもったいないと感じないだけでも有難い。 特徴が「特級ホテルが納品する」というだけの韓国の列車弁当は、駅弁のように歴史もなくストーリーもない。 何よりも味がよくない。 しかし価格は変わらない。 2010年の1年間、列車旅行シリーズを連載しながら、全身に染み付いた教訓だ。 来週「レイラク」という名前の列車弁当が登場する。 必ず食べてみて味を知らせたい。
(投稿者注)
韓国では弁当文化がないように思う。会社や学校にに弁当を持っていくこともない。
最近はコンビニでも弁当を売っているが、種類があまりにも少ないしおいしくない。
弁当より「三角にぎり」の種類が多くなってきたが、ご飯が悪いのか炊き方が悪いのか、冷たく硬くなっていておいしくない。工夫が足りないようだ。
最近、セブンイレブンジャパンが韓国のセブンイレブンに「三角にぎり」の指導に来ていると聞いているが・・・。
町の弁当屋も日系資本の弁当チエーンはかなり良くなったが日本とは比べられない。
町には「のり巻屋」が多くある。のり巻は種類が豊富で安い。これはいい。
駅弁の前に弁当文化を育てる必要がある。



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