シニア花井の韓国余話

韓国交流50年の会社経営を引退しソウル定住の日本人が写真とともに韓国の案内をします。

専門性備えた社外取締役候補、大半は身体検査で不合格

2014年10月06日 10時30分58秒 | Weblog
韓国大手新聞 朝鮮日報14年10月4日記事抜粋
 KB金融持ち株会社の社外取締役9人のうち、6人は現職の大学教授だ。また、8人が名門ソウル大の経済・経営学科を卒業している。銀行や金融機関での実務経験が少なくて当然の教授たちは、経営陣のけん制や監督という本来の役割を果たせず「会社が管理しやすいイエスマン」にすぎないと批判されている。
 金融機関の社外取締役が教授ばかりの理由は、法律が定める社外取締役の条件が厳しすぎるためと指摘される。現行の金融持ち株会社法は「(該当の持ち株会社と)重要な取引関係があるか、または事業で競争・協力関係にある法人の常勤役員・社員、直近2年以内に常勤役員・社員だった者」は社外取締役に選任できないと規定している。
 ある持ち株会社の役員は「専門性を備えた人々を社外取締役の候補にすると、半分以上が法律に引っ掛かる。こうした人を除くと教授しか残らない」と話した。また「社外取締役の責任は増している一方、報酬は相対的に少なく、有能な人は大企業や法律事務所の顧問になりたがる」と説明した。
 金融当局の関係者は「社外取締役の条件が厳しいのは事実。財界や金融業界の要職を務めた人は大概の持ち株会社と取引をした経験があるため、社外取締役にはなれない」と話している。
 また、韓国金融研究院のイ・シヨン研究委員は「外国の金融機関では、主に関連業界に長くいた専門家が社外取締役を務めており、学界出身者は非常に少ない」と説明した。
パク・スンヒョク記者






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