【特集】色あせる「メード・イン・コリア」神話
「韓国の産業界は他人の技術を追いかけて先頭まで来た。しかし、これ以上突き進んでいく実力や推進力は皆無の状態だ」
韓国工学界の第一人者、ソウル大学工学部の李建雨部長(61)は先日の本紙インタビューで、「このような状態が続けば、サムスンや現代自動車といった韓国経済を支える企業も、ノキアのように一朝一夕にして崩壊してしまうかもしれない」と言った。李工学部 . . . 本文を読む
4月14日、京畿道安養市東安区にある安養コンバインドサイクル発電所を訪れると、直径約10メートルの巨大なガスタービンがごう音を立てて回っていた。1047度の超高温ガスで毎分3600回転し、発電を行う発電所の中枢部だ。ガスタービンには「アルストム製」と書かれていた。米ゼネラル・エレクトリック(GE)に合併されたフランスの重工業設備メーカーの社名だ。GSパワーのキム・ウンファン専務は「高温でも溶解した . . . 本文を読む
【特集】色あせる「メード・イン・コリア」神話
ソウル市松坡区の「ロッテワールドタワー」は3月、最上部の尖塔構造部分の工事が終了し、地上123階、高さ555メートルの韓国最高層、世界5位の巨大高層ビルの外観が姿を現した。しかし、そこには「知られたくない真実」がある。
75万トンの建物の重さに耐えるための基礎設計は英アルップ社、その基礎の上に19万5,000平方メートルのコンクリート、4万トンの鉄 . . . 本文を読む