海難事故が絶えないことに<浜>のオバちゃんが立ち上がりました。
場所は、静岡県清水区由比ヶ浜女性部79人が【ライフガードレディース】というエレガントな名前のオバちゃん達が登場したのです。
すなわち、救命胴衣(ライフジャッケット)の着用を広める活動を行うというのです。
こんなことは全国的にも珍しい取り組みです。
最近の海難事故の実態を見聞していますと、救命胴衣を着用した乗組員は98%が命を落とすことなく生存すると海上保安部は報告しています。
早朝からの出港によって漁に出るご主人を係留港から見送る奥様方の真剣なまなざしは、『無事に帰ってきてね!!』と祈るような気持ちで漁船を見送ります。
しかしながら、海難事故は減りません。そして、結果が無残の状況が進む最近の事故状況ではたまりません。
船の上から海中に転落する事故は、毎年約200件発生しているといい、100人以上が命を落としているそうです。そのうち、救命胴衣を着用していた例は30%に過ぎません。
緊急時に空気で膨らむライフジャケットは、海上保安部等の飛行機で空から見て発見されやすいように赤やオレンジ色などで目立つようになっています。
浜のオバちゃんたちは、自分の大事なオトウチャンたちが万が一海に落ちた場合でも命が持てるようにみんなに声をかけるようにしたそうです。
大事な大事な家族のためにも、救命胴衣の着用は遊漁船に乗っている釣り客にも必要です。どんなことがあっても、命だけは大切にしてください。
あなただけの命ではありません。