遊漁船業情報センター

遊漁船(沖釣り船・瀬渡船・海上タクシー)にかかわる様々な情報を適宜発信します。

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福井県<松出シ瀬>の紛争に、福井県が名古屋高裁に控訴しました。

2011-11-25 17:29:38 | 遊漁船業者

 福井県坂井市三国町の好漁場である【松出シ瀬】での福井県漁業調整委員会が発令した<委員会指示(県条例)>が金沢地方裁判所で違法と判断された訴訟で、被告である福井県側が名古屋高等裁判所に控訴しました。

 全国的には、海面での遊漁を規制している規制している海域が多数あり、訴訟の行方次第では影響も出てくる可能性があり訴訟の成り行きが気になるところです。

 福井県水産課には、10月5日の福井地方裁判所の判決時から、多くの釣り人から<松出シ瀬の規制は排除されたのか?><もう釣りを行っていいのか?>との問い合わせも多いといいます。

 原告になっている石川県マリン協会のY氏は、【海は国民のもの、みんなのものだ。全国の海から遊漁船が締め出されることを危ぶむ】と懸念しています。

 現状では、福井県海区漁業調整委員会の規制は違法として原告が訴訟に持ち込みましたが、福井地方裁判所は【委員会指示は裁量権の範囲を超えている】として、福井県側が敗訴しました。
福井県側は、【現在は控訴中であり判決が確定していないため現時点では、委員会指示が有効】としています。

 【海は、誰のもの?】ということが問われて久しいのですが、原子力発電所立地地区での漁業者に対する多額の<漁業補償>が問題になっているときに、漁民が<海を占有する>ことの常態が現代の社会通念から逸脱しているように思えてなりません。

 

 

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遊漁船業者の【業務規程】の変更手続きについて

2011-11-24 09:25:02 | 遊漁船業者

遊漁船業者の【業務規程】を変更する必要があります。

 昨年、7月11日9時30分頃に沖縄県糸満市西方の<ルカン礁>沖で、遊漁船に乗船していた釣り客が船首部分で大波を被り転倒負傷しました。

 釣り客の症状は、第二腰椎破裂骨折で、脊柱管内に骨折した骨片が突き出している状態だったといいます。
本来なら、椎体(ついたい)が単純につぶれる状態の圧迫骨折の場合は、この脊柱管の状態にはならないといいます。
ゆえに、想像するに大波の衝撃によって、船首より飛び上がった釣り客の上体は相当高く浮きあがったと思われ、そのまま船首部分に叩きつけられたものと思われます。

 この事故を重く見た<安全運輸委員会>事故の状況を詳細にわたって調査したようです。

この委員会は平成20年10月1日に海難審判庁から分離し、航空・鉄道・船舶の事故について重大インシデントの原因を科学的に究明し、公正・中立の立場から事故を未然に防止するためと被害の軽減に寄与するために独立機関として発足したようです。

 委員会では、本件事故を調査し、このたび9月30日に<船舶事故調査報告書>を公表しました。
この報告書の<意見>として、同種の事故は平成14年以降平成22年1月までに総トン数2~18トンの遊漁船で11隻の事故が発生している事がわかり、なかでも釣り客12人が<腰椎圧迫骨折>等を追っている事が判明しました。
そして、そのいづれもが全員航行中の遊漁船の船首甲板上で負傷している事も分かりました。

 そこで、運輸委員会は水産庁に対し、遊漁船業者が定める【業務規程】に次のことを追記するよう都道府県知事に助言すべきであると通知しました。
1)利用者が遵守すべき事項の周知に関する事項
   遊漁船の航行中、波の影響により船体が動揺することがあることから、動揺が、比較的小さい船体中央より後方に乗船すること

2)遊漁船業者及びその従業者が遵守すべき事項
   ①遊漁船の航行中、波の影響により船体が動揺するときは、波の状況について適切な見張りを行うとともに、波に対する針路の変更を行い、かつ、安全な速力にまで十分な減速を行うことにより、船体動揺の軽減に努めること
   ②遊漁船の航行中、波の影響により船体が動揺して危険が予想されるときは、利用者に対して動揺が比較的小さい船体中央より後方の部分に乗船するよう指導すること

以上のことを勘案して操業していただきますようお願いします。
なお、上記の【業務規程】の追記については、遊漁船業者の所在する都道府県の所管担当部局より通知があると思われますので、それに従っていただきたいと存じます。

 

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