日本アルプスから流れ落ちる富山湾への<雪の水>が、今年は何だか異常を来しているようです。これまで、<春>にしかいなかったサワラが一年中網に掛かったり、富山湾名物のホタルイカを採捕する時期が早まったり、反対にブリの水揚げが平年の半分になったりで、ど~も、おかしいというのです。
さらに、とんでもないことに南方でしか見れないゴンズイの群れも盛んにみられます。
そうしているうちに、北方からタラバガニまで出てきて地元の漁師さんはビックリ仰天しています。
ときには、マダイやヒラメが大量に水揚げになる時もあるそうです。
魚市場を覗くと、零年には1月初旬にはいなくなる南方系のカゴカキダイやタカノハダイが2月でも回遊しているそうです。
サワラの水揚げは例年400㌧であったのが、昨年は2倍超の1080㌧。マダイも昨年は209トンの45%増し、ヒラメも139tの3%増し、逆に、カワハギ類は0年の分の1。ブリは半分以下の137㌧だそうです。
富山湾の沿岸では、北でしか採捕できないタラバガニが水深200~300㍍の刺し網に一匹かかったそうですが、足を広げると1㍍もあったそうです。