5月21日午後4時ごろ長崎県五島を出港したタイの一本釣り漁船(0.6トン)がの行方が分からなくなりました。当日の気象海象は波高1.5メートル穏やかだったようです。
ところが、この漁船は途中で燃料切れに陥ったそうで漂流していたといいます。家族から捜索救助願いが出されていたところ、22日の午後11時半ごろ25キロ離れた福江島の三井楽待ちに漂着しました。
その後、漁船の船長は自力で海岸付近の民家に救助を求めたそうです。
報告を受けた五島署は長崎海上保安部福江支署に引き継がれ、船長は病院に運ばれたところケガもなく、命に別条がないということでした。
船長の話によると、21日午後4時ごろ中五島の<奈留島>を出港、濃霧のため自船の位置が分からなくなり、燃料が切れたといいます。
漁船には屋根はなく、無線も携帯電話も備えていなかったといいます。
海上走行の必携である通信機器の登載は、海を仕事場に持つものの義務であるますから、今回の海難事件は船長の独り相撲であり人騒がせな自業自得といったところでしょう。
今後の航海には戒めてもらいたいところです。