遊漁船業情報センター

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AIS=船舶自動識別装置の設置で海難事故防止を!!

2008-10-04 14:43:33 | 遊漁船業者
 第二管区海上保安本部では、船の位置や座礁の危険性を知らせ、海難を防ぐ<船舶自動識別装置を活用した航行支援システムの運用を開始しました。定員19人以下の小型船でも効果をあげています。
 この、AISシステムは海上人命安全条約=SOLAS=で500㌧以上の船などには搭載が義務付けられていますが、VHS無線を利用し、船同士が位置・速力・目的地など自動的に情報交換する装置です。
 この装置は、衝突回避に役立てるほか、海上保安本部にも運用所を設置していますから、無線電波をキャッチし、モニター画面で船名や位置・進路などを24時間体制で点検しています。
 キャッチできるエリアは海岸から20㌔までの沿海部で有効ですが、昨年の12月までは東京湾・伊勢湾・瀬戸内海などに順次導入しました。
これまでの衝突回避のための針路変更などは、船同士が一般の無線通信で運用していましたが、自動的に情報交換するするAISシステムの導入で、リアルタイムの対応ができることが優っています。
 一方、弱点としてAISを搭載していない船の位置は確認できないことや、現在の市場価格が100万円とこうがくなことが難点となっています。
反面、性能が少々劣りますが、安価な機器も市場では販売されているようです。