チャパは謎の体調不良の原因を探るべく、月曜日にCT撮影に臨んだ。
全身麻酔するのでついでに胃ろう設置と歯肉炎が酷くなっている上の犬歯2本を抜歯予定。
胃ろうは首の横に穴を開け食道から胃にかけて管を通すということだった。
胃に直接管を入れるのと違って外すのも麻酔なしで外せるから
本当に必要ないと判断出来たら外せばいいし、設置したままでも問題ないと言われた。
設置手術は午前の診察後~午後の診察前の約2時間。(午前の診療が長引くことが多い)
説明は午後の診療時間にするけど、手術が終わったら一旦電話します、とのこと。
ありがたい。
14時過ぎ、電話かかってこないなぁ。
午前の診療が長引いて手術開始が遅れたのかな?
14時半、まだかかってこない。
手術は終わったけど他のことも忙しくて電話かけられないのかな?
それからちょっとして電話が鳴った。
全身麻酔して喉の奥を見てみたら何かでほぼ塞がっていて、
胃ろう設置どころではなかった。胃ろうの管も入らないほど
狭い空間しか残っていなかった。このままだと呼吸が出来ないので
CTはやめて酸素吸入の管を通して気道確保、腫瘍を切除しました。
レーザーメスで焼いて取り除き、生検に回してます。
手術の説明をするので17時くらいに来てください。
ただ手術中に出血が多かったので、このまま麻酔から覚めないかもしれません。
その時は17時前でもこちらから連絡します。
チャパ!
呼吸が苦しかっただろうけど、病院に連れて行ったとき
開口呼吸もしてなかったし元気だった。
手術で死んでしまうなんて
同意書を書いているからそのリスクは承知の上なんだけど、でも・・・
17時まであと10分。動物病院から電話はかかってこなかった。
17時半ごろ動物病院に行って説明を聞いたところ、
固い「できもの」が気道の右側からせり出し、声帯あたりをほぼ塞ぐ形だった。
人間で例えると細いストローだけで息をしている感じとのこと。
声帯のところに出来る腫瘍はほとんど報告が無い。
通常のレントゲンには映らない。気道の内側に出来るから触診でも分からない。
気付かないまま死んでしまうケースが多いから報告例が少ないのではないか?とのこと。
チャパを遠目で見せてもらったら、首に包帯グルグル巻きで
酸素室のケージの中を歩いてました。良かった。グッタリしてなくて。
人間なら5日間くらい入院しそうな手術だけど、チャパは火曜日午後退院予定。
今後のケアが大変です。やったことないことがいっぱい。
1.誤嚥性肺炎予防のため、口からは一切食べ物・飲み物は与えない。
2.胃ろう設置した部分の傷の消毒
3.胃ろうの管から流動食と水分を少量ずつ、1日数回に分けて与える
4.喉の手術をしたのでしばらくは痰が出るかもしれない。その吸引。
いつも思うんだけど、手が足りないんだよね~。
押さえながら消毒する時とか特に、ね。
こういう時は2本追加で生えてほしいと思う