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JOY OF LIFE ~ in MIAMI ~

SAN DIEGO → 西三河 → MIAMI・・・流れ流れて・・・?

ブロバス日記/2011 Best Movies from BLOCKBUSTER!

2012-01-16 20:51:54 | TVや映画のはなし
去年の後半はサボりっぱなしだったブロバス日記。

それどころか、「BLOCKBUSTER」のサイトで自分のrental historyを確認したところ、
9月以降は月1本半くらいのペースでしか映画を観てなかったことが判明。

完全に借り負けてるぞ、私!


まあ過ぎたことは仕方がないが、せっかくなので(?)2011年のブロバスムービーを
振り返りつつ、私的ベスト5を選んでみようと思います。


<第5位>



『Julie & Julia』(2009年)

ちょうど去年の今頃観た映画だが、その後映画の元になった本を読んだり、旅行先のDCで
ジュリアに関するエキシビションを見学したり、ずいぶん長く影響を受けた気がするので。

映画そのものというよりも、ジュリア・チャイルドの生き様に1票!というカンジかな。


<第4位>



『Source Code』(2011年)

最初は何が起きてるのかチンプンカンプンだが、それはジェイク・ギレンホール演じる
主人公にとってもまったく同じ。

そのチンプンカンプンの共感度はハンパないっすよ。

彼が少しずつ状況を理解するにつれて、観ているほうも同時進行で彼の置かれた状況を知り、
“エンドレスで繰り返される8分間”の世界にどっぷりハマっていくこととなる。

いくらなんでもそんなテクノロジー不可能ですって!と言ってしまえばそれまでなんで、
半分以上ファンタジーのつもりで観てみれば、かなり面白い映画だと思う。
ラストもなかなかいいし。

ていうか、私ってジェイク・ギレンホールが好きなんだろうな、きっと。

全然好みじゃないんだけど、出演してると観たくなる俳優なのだ。


<第3位>



『The Queen』(2006年)

ヘレン・ミレンのしみじみした演技が心にしみる名作。
これを観た後すぐに『Elizabeth』2作を借りてしまったほど、しばらく英国王室モノにハマった。

2011年はロイヤルウェディングもあったし、いつかキャサリン妃が映画になったりするのかなあ。
カミラさんとの確執とかね。

ちょっと面白そう~。(ニヤリ)


<第2位>



『Hereafter』(2010年)

同じ時期にリリースされたマット・デイモン主演のアクション映画と間違えて借りたんだけど、
結果的に間違えて大正解!

自分の能力に苦悩して心を閉ざすアメリカ人霊能者(マット・デイモンが好演!)。
愛する双子の兄を事故で亡くし、悲しみに暮れるイギリス人少年。
バカンス先で津波にのまれた際の臨死体験が忘れられないフランス人女性ジャーナリスト。

この3人のストーリーが別々に進行していくのだが、やがて・・・・

って、あー、もう説明はいいや。

とにかく淡々と静かで美しく、何ともいえず心に沁みる映画です。

と思ったら、監督がクリント・イーストウッドだったよ!

やっぱ天才!


<第1位>



『Seven Pounds』(2008年)

ウィル・スミスって、実はかなり役に恵まれてる俳優だと思う。

去年は彼の主演作をもう1本(『The Pursuit of Happyness』)観てるけど、それも結構
よかったし。
つまりはそれだけ評価されてる俳優ってことなんだろうな。

で、この映画。

最初から最後まで、そして何から何まで、文句のつけようのない超A級ムービーです。
借りてる間に2回観たけど、2回とも同じように鳥肌がたった。

はじめのうち「ん?」とひっかかったことが、すべてちゃんと伏線になっているのもすごい。
(あのクラゲが・・・・!とかね)

あまりにも素晴らしいので、観終わった後はしばらく放心状態間違いなし。

ただ、後から知ってガックリしたのが、この映画の邦題。
『7つの贈り物』って・・・。

なんかいきなりカルい・・・。

原題のまま『Seven Pounds』でよかったと思うんだけどなあ。


以上、2011年の私的ベストムービー5本 from BLOCKBUSTERでした。

今年もいっぱい映画観るぞぉー!


ブロバス日記/『28 Weeks Later』&『The Kids Are All Right』

2011-06-15 10:48:24 | TVや映画のはなし
6月に入ってから、どうにも調子のあがらない日々が続いております。

旅行明けからしばらく夜中に変な咳がでて寝不足が続いてたせいか、
なんだか妙にイライラするしさ~。

ちょっと首をかしげるほどしょーもない理由で、6年ぶりくらいに夫とケンカ?な
状態になったのも、今思えばこのイライラのせいなんだろうか。

ま、原因がしょーもないだけに、小一時間ほどですんなり和解したけど。


他にもたとえば
キムチが古かったせいでえらく酸っぱくてまずいキムチ鍋をこさえてしまうわ
よりによって赤出汁の味噌汁を白いカーペットにこぼしてしまうわ

一体ぜんたい、どうしたっていうんだ、自分??

スランプか??


そして、そんな時にかぎって爽快感ゼロのホラー映画が家に届いたりするのである。

予約リストに入れてたのは自分なので、誰を責めることもできない。

まったくもうっ。


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『28 Weeks Later』(2007年)


実は、夫も眉をひそめるほど「軽いホラー映画好き(ただし洋画限定)」な私。

特に恥ずかしながらゾンビ・エイリアン・バンパイア系に食指が動く特異体質なため、
けっこうな頻度でB級C級ムービーにぶち当たるリスクも負っている。

それにつきあわされる夫にとっては、まったくもってやっかいなことだろうが、
運命だと思ってどうかあきらめてほしい。

ちなみにこのイギリス映画は、2002年に公開された『28 Days Later』の続編であり、
私はこの前作がかなり気にいっていたのだ。

いや、ハッキリ言って「名作」だったんですよ、あれは。

ゾンビ映画の常識を覆す「ものすごい全力疾走で追いかけてくるゾンビたち」の
迫力もさることながら、全編に漂う物悲しいムードもよかったし、主役をはった
キリアン・マーフィーの演技も素晴らしかった。
彼の悲しげな青い瞳がなかったら、この映画の魅力は半減したことであろう。

しかも、この前作の監督って今を時めくダニー・ボイルだったのよ!

90年代に『トレイン・スポッティング』でその才能を爆発させ、
2008年には『スラムドッグ$ミリオネア』でとうとうアカデミー賞に輝いた
スンバラしい監督、ダニー・ボイル。

そりゃー名作でも不思議はないよ。


で、翻って続編の『28 Weeks Later』ですが・・・。

駄作。

ただただグロイだけで、心を動かされる要素は一切なし。

ロバート・カーライル(『フル・モンティ』で一世を風靡)は信じられないくらい
もったいない使われ方だったし、
ジェレミー・レナーもなんか『ハート・ロッカー』(一応アカデミー作品賞受賞)の
予行演習みたいな役でつまらなかったし、

ボイルが監督から製作にまわっただけで、ここまでショボくなるかなあ。

もうガッカリです。




『The Kids Are All Right』(2010年)


なんというか・・・“イタい”人々の“イタい”エピソードが満載の映画。

「うーん、これはどうなんだろう・・・・」とあっけにとられているうちに終わって
しまったカンジだ。

ただ、全編ほとんどスッピンでゲイの中年カップルを演じたA・ベニングと
J・ムーアの迫力に、ベテラン女優の勇気と覚悟を見た気がする。

すごかった。

とにかく不思議な映画でした。

な、なんじゃそりゃっ!?

2011-04-14 20:45:41 | TVや映画のはなし
すいません、
今日FOX7で「American Idol」を見ていたら、思わずそう叫んでしまうような
映画のCMが流れたもので。

その映画のタイトルは

「COWBOYS & ALIENS」。

主演がダニエル・クレイグとハリソン・フォードという、これまでありそうで
なかった異色かつ豪華な組み合わせ。

なのにタイトルは

「COWBOYS & ALIENS」。

なんでしょう。
この「エイリアンvsプレデター」にも通じる、B級のニオイがぷんぷん漂いまくる
タイトルは。

しかし、そのトレイラーを見て、私ゃぶっ飛んだ。


ち、チョー面白そうーーー!!


完全なる西部劇でありつつ、そこにエイリアンがからんでくるというね。


ええ、ええ、そうでしょうとも!

西部開拓時代にも、UFOはアメリカに飛来したでしょうとも!


あー、たまらん。

絶対観なきゃ。


それにしても、なんだろうなあ、このタイトルは。

「カウボーイ&エイリアン」日本語の公式サイトも発見!



ブロバス日記/『Daybreakers』&『The Queen』

2011-04-03 23:36:25 | TVや映画のはなし
大好きな「Fresh Market」に買い物に行ったついでに、ついつい出来心で
アイビーの鉢植えを購入。

ここんとこ夫が出張続きで家に一人のことが多いので、何でもいいから家に
<生きてる相棒>が欲しかったのかもしれない・・・。

でもですよ。

自慢じゃないが、私は植物を枯らせることにかけては相当の腕前を持つ人間だ。

どんなに元気な植物も、我が家に来るとたちまちダメになってゆくという・・・

つまり、園芸というものにビックリするほど向いていないのだ。

だいぶ昔のことだが、「クリスマスだから飾ってね♪」といただいたポインセチアの
鉢植えをクリスマス前に完全に死なせ、友人一同をドン引きさせたこともある。


そんな私に衝動買いされてしまったアイビーの運命やいかに。

頑張れよ、アイビー! (←っていうか、お前が頑張れ)


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『Daybreakers』(2009年)


バンパイアが世界を支配する近未来の話。

夜中になると起きだして学校に行くバンパイアの子供たちとか
通勤途中に地下鉄の駅で血液入りのコーヒーを買うバンパイアのサラリーマンたちとか
最初のほうにあるそのへんのくだりがものすごーーく楽しい。

とにかく人間が減ってしまって(見つけると襲っちゃうから?)、何かもう全世界的に
深刻な食糧難に直面してるんですよ、バンパイアたちが(笑)。

そんな中、「どげんかせんといかん!」つって、人間の血液に代わる食糧を研究してる
会社があって、そこで働いているのがイーサン・ホーク演じる主人公(もちバンパイア)。

個人的には、その設定だけで100点満点差し上げちゃいます。

イーサン・ホークがバンパイアとはねえ・・・よくぞ引き受けたもんだ。


で、設定はとにかく楽しいんだけど、いかんせん題材がバンパイアとか血液とかだけに
映像がとてもグロい。

あまりにもグロすぎて、後半は特に「うへーーーー・・・・」となる。

あんなにグログロにしなくても、十分に面白いと思うんだけどなあ。


血に弱い人は観ないほうがいいかと。




『The Queen』(2006年)


これってそんなに前の映画だったんだー。

観るつもりだったのに、何年も忘れてました。


ブリティッシュ・イングリッシュがしんどかったけど、ヘレン・ミレンがさすがの女王っぷりで
最初から最後まで安心してどっぷり浸れました。

知られざるロイヤル・ファミリーの内情に興味シンシン。
これを観た後、思わずネットで色々調べちゃったよ。


映画ではかなり愚痴っぽい爺さんにしか見えなかったエディンバラ侯爵(女王の夫)。

あの人、“現在の女王の夫”という地位にありながら、王位継承順位はなんと505位
なんですって!

低っっ!!

夫にそのことを教えてあげたら、俄然興味が湧いたらしい。

「王位継承順位って1794位まで決まってるらしいよ」と教えてあげると、

わりに真剣な表情で

「そんなにいるなら、僕も1500位くらいに入ってるんじゃないかなあ」

とか言っている。


イギリス王室の王位継承順位は<ケビン・ベーコン指数>かっつーの。

面白いけどさ。



ブロバス日記/『Knight and Day』&『Alice in Wonderland』

2011-03-07 17:21:51 | TVや映画のはなし
昨日は久しぶりにDoral Golf Resortでラウンド。

週明け早々からWorld Golf Championshipが始まり、世界中の一流プレイヤーが集合
するということで、会場設営も大詰めといった様子である。

今年はタイガーも来るようだし、ほんとに楽しみだ。

で、ゴルフですが、初対面の方々が多く、結構キンチョーしつつのラウンドだったが、
思いのほか調子がよくて、今年初の80台をマークしてご機嫌の私。

ゴルフはやっぱり適度な緊張感が必要ってことかなあ。


そういえば、ラウンド後にみんなでビールなど飲みつつ談笑していたら、なんと
目の前を石川遼くんが通り過ぎていったのだ!

そうか、やっぱり出場するよね、WGCには。

色めき立つ私たちを尻目に、強面のお兄さんに守られつつ、練習場へと消えて行った
遼くんでありました。


というわけで、最近観た映画をさっくりと・・・。


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『Knight and Day』(2010年)


御大トムちんが年甲斐もなく(失礼)アクションたっぷりで世界中を又にかけての大活躍。

以前『M:I:Ⅲ』を観た時に
「もうトムちんのアクション映画は暑苦しいし痛々しくてどうも・・・」
と思った私だが、意外や意外、この映画はかなり楽しく観れました。

やっぱりあれですかね。

トムちんと同じくらいシワが目立つ、ヒロインのキャメロン・ディアスのおかげですかね。

彼女のコメディエンヌ的な存在が、映画全体を軽くしてくれて、いつもなら過剰に発散
されてしまうトムちんの暑苦しさを和らげてくれたように思うのだ。

ストーリー的には「んなわけねーだろっ」と突っ込まずにはいられないようなありえない
展開の連続だが、キャメロンが実に楽しそうにキャーキャー言ってる姿を見るにつけ
「ま、いいか、しょせんキャメロンだし」
と許してしまえるというか。(←ほめているのか?)

とにかく、今後トムちんは一人でムキになって頑張らずに、キャメロンをお供にやっていけば
いいと思います。




『Alice in Wonderland』(2010年)


アリスがえらい年食ってるんで「あれれ?」と思いながら観はじめたら、なるほど、これって
『不思議の国のアリス』の後日譚なのね。

「ティム・バートン×ジョニー・デップ」という組み合わせだけで、点が甘くなってしまうのは
いかんともしがたいんですが・・・。

ジョニデのメイクがとにかく怖くて怖くて、そればっか気になってしまった。

あそこまでいったら、もはやジョニー・デップが演じなくてもよかったのでは?

なんならオールCGでも。。。


そして「赤の女王」役のヘレナ姐さん、なんかもう女優として大丈夫かと思うほどのハマリっぷり。

最近特にキョーレツな役柄でしか拝見しないので心配していたが、最新作では普通の人間を演じてる
ようで(『英国王のスピーチ』)、ちょっと安心しました。


この映画の欠点といえば、あまりにもインパクトの強いキャラクターが続々と登場するせいで、
観終わった後に
「あれ、アリスってどんな子だったっけ?」
と、肝心のアリスについての印象がまったく残らないことでしょう。

それって欠点、だよね?

ブロバス日記/『The Social Network』

2011-02-14 22:37:46 | TVや映画のはなし
先日、フィッシュロースターでサバを焼いていたら突然の発火。

チョーあせった。

もう何十回も使っているのに、今回にかぎって「トレイに水を張る」のをすっかり忘れて
焼きはじめたせいで、サバの油に引火したらしい・・・。

あぶねーよ、オイ。

気をつけようぜ、自分。

大事にはいたらなかったものの、家じゅうがありえないくらいサバ臭い我が家です。
隣近所から苦情がきそう・・・。


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『The Social Network』(2010年)


私にしては珍しく、リリースした瞬間にレンタルリストに加えたら、あっというまに届いた。
超話題の最新作なのに・・・
こりゃそうとう在庫持ってんな、ブロバスさん。


この映画、主演の男の子(Facebook創始者のM・ザッカーバーグ役)が
あまりにも!とてつもなく!早口でしゃべるんで、何を言ってるのかサッパリわからず、
映画開始10分の時点で危うく挫折するとこだった。

しかもコイツが、まあよくしゃべるしゃべる・・・

いやもう頑張って観たけどさー。

全員が早口じゃなくてほんとよかった。


映画自体はなかなか面白かったです。

「天才で億万長者だけど、結局孤独(そしてオタク)」みたいなとこが何とも言えず今風で。

今風と言えば、
つきあってた彼女に全人格を否定されてこっぴどく振られようとも
自分が立ち上げた『Facebook』があれよあれよというまに大成功して巨万の富を得ようとも
果てには唯一といってもいい友人にすら告訴されるような目にあおうとも

いつでもちょっと他人事みたいにボンヤリ顔をしていた喜怒哀楽のうすーいマーク。

これも「熱くならない」イマドキの若者ってイメージなのかな。

全盛期の吉田栄作だったら、3分に1回は「うぉーーーーっっ!」って叫んでただろうよ。

え? そんなウザイ映画、誰も見たくない?

90年代は遠くなりにけり、ですな。


そんなマークのキャラがばっちしハマっていた主演の子もよかったけど、やっぱり強烈に
輝いてたのは「NAPSTAR」創始者ショーン役のジャスティンでしょう。

いいよね~、ショーン!

天才なのに不遇。
大当たりしたのに今やすってんてん。
カリスマなのに見栄っぱり。
そして、いっそ気持ちいいほどのあの軽薄さたるや!

大好きです。

それはそうと、
ショーンがしゃべりちらしてた話の中に出てきた『Victoria's Secret』の創始者の話って
本当なんだろうか・・・かなり気になったんだけど。

モールでお店の前を通るたびに思い出してしまう私です。



ブロバス日記/『Julie & Julia』&『Eclipse』

2011-01-26 12:48:52 | TVや映画のはなし
今年に入ってから、わりかし忙しい日々が続いている。
ヒマな主婦のはずなのに、TVを見る時間もなかなか取れないのはどういうことか。

買ったのにまだ見てない映画ソフトもあるし、
『24』のDVDも途中で頓挫してるし、
1月からの日本の新ドラマもいくつか気になるのに・・・
そうこうしてるうちに、今年も『American Idol』が始まる季節になってしまった。

あの番組、好きなんだけども拘束時間(放送回数と時間)がとても長いのが玉にキズ。

そして、負けじと(?)ソフトを送ってくるのがBLOCKBUSTERだ。
ヤツらだけには負けるわけにはいかない。

「毎月なんぼ」の支払いの元を取るべく、ない時間を工面して必死に映画を観る私。

まあいい。

リスニングの訓練だと思おうじゃないか。

ほとんどキャプション読んじゃってるけど。


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『Julie & Julia』(2009年)


なんか久々に“ハートフルコメディー”ってやつを見た気がします。

タイトルにあるとおり、すこぶる魅力的な2人の女性JulieとJuliaが主人公なのだが、
時代は違えど共に実在する(した)女性であり、その2人の実話をもとにした映画。


エイミー・アダムス演じるJulieが、30歳という設定にしてはブリブリに愛くるしく、
その小動物のような表情や動きに
「ひと昔前のメグ・ライアンの映画を見てるようだなあ・・・」
と思ったら、それもそのはず。
この映画の監督&脚本はノーラ・エフロンであった。

ノーラ・エフロンといえば、かつてメグとさんざんタッグを組んで『恋人たちの予感』やら
『めぐり逢えたら』やらを世に送り出した“ロマコメ製造マシン”みたいな人だ。
最近あんまり名前を聞かなくなったと思ってたけど、ご健在だったのね。

その「いかにもロマコメのヒロイン」的なJulieの話と並行して語られるのが
重鎮・メリル・ストリープ演じる“伝説の料理研究家”Juliaの奮闘記。

1950年代のパリと現代のNYを交互に行き来するようなストーリー展開がとても新鮮だし、
メリル・ストリープ(=Julia Child)がとにかく素晴らしいのだ。

夫の赴任地で言葉や偏見に苦労しながらも、どんな時でも底抜けに明るくて前向き。

彼女の度胸と行動力には、同じ「海外赴任者の妻」として(時代はぜんぜん違うけど)
ただただ感服するのみだ。
あまりにも素晴らしいので、Julia Childの伝記『My Life in France』も読んでみようと
思ったくらい。
原書はしんどいけど頑張ろう。。。


2人のストーリーが最後のほうでほんの少しだけクロスするのだが、そのややビターな
エピソードがまた実話っぽくてよかった。

次から次に出てくる料理がおそろしく美味そうなので、観てるとヨダレがでそうになる
映画でもあります。

特にバターのくだりが・・・(あ、ヨダレ)





『The Twilight Saga: Eclipse』(2010年)


すいません、またこんなの借りちゃいまして。

ご存じ(?)『Twilight』シリーズの3作目だが、予想どおり陰気なベラをめぐっての
三角関係が更にクローズアップされ、非常ーにイラつく内容である。

そして、エドワードとベラがイチャイチャするシーンも非常ーーーに多くてゲンナリ。

最初の頃の「好きだけど危険すぎて近づけない」的なもどかしさが懐かしいぜ。


正直「もう勝手にやっててちょうだい」という気分で観終えました。

そうそう、ジェイコブがなんか大人になってて可愛さが激減・・・それもショック。

ブロバス日記/『Shutter Island』

2010-12-13 13:36:04 | TVや映画のはなし
師走というのは、なにかと気ぜわしいものである。

私のように大掃除もしなけりゃお節もこさえないグータラ主婦でさえ、何をするにも
バタバタバタバタしてしまうのが12月だ。

だって、どこもかしこも混んでるんだもんさー。
時間がかかるったらありゃしない。

そんな中でも我らがBLOCKBUSTERはコツコツと映画ソフトを送ってきます。

意外に勤勉だね。

ここのところ、ヤケクソ気味に「ハリー・ポッター」シリーズを借り続けていたのだが、
ようやっと最新作(レンタルのね)まで観終えることができた。
大変すがすがしい気分だ。

正直4作目くらいから完全に飽きちゃっていたのだが、惰性&意地でなんとか観ていた。
「えー、またハリー・ポッター・・・?」
という夫からの苦情にもひるまずに頑張ったよ。

だって、途中でやめるの気持ち悪いじゃん。

祝・完結っ!(レンタルのね)

そして、久しぶりに「ハリポタじゃない」映画が届きましたよ。


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『Shutter Island』(2010年)


すがすがしい気分であったところに、まったくすがすがしくない内容の映画である。

スコセッシ監督×ディカプリオといえば、それはもう絶対にコメディではありえないが、
それにしても救いようもないジメジメと暗い映画。
しかも、
「えー、なになに?なにがホントなの?」
というあたりが、先日見たばかりの『Inception』とちょっとカブってるし。

童顔のくせにシリアス演技ばかりのレオである。
個人的には『ギルバート・グレイプ』の頃の「えへら~」と笑った顔が好きなので、
ここ数年の出演作でまったくといっていいほど笑顔が見られないのが残念だ。


で、『Shutter Island』ですが。

後から知ったことだが、劇場公開時、
<この映画のラストはまだ見ていない人にはけっして話さないでください>
みたいな警告が上映前に入ったらしい。

そのエピソードを聞いただけで、なんとなく
「あー、そういうことなのかな?」
と途中で感づいてしまう人は多かったであろうと思われる。
ある意味、逆効果だったんじゃ・・・。

私はといえば、まだ未見の時に友人とこの映画の話をしていた際、

友人:「あれねー、観たんだけどさ、かなり後味悪いんだよねー」

私: 「へえー、私はけっこう好きかもですよ、そういう映画」

友人:「ほんとー? ○○○○(←衝撃なラストが肝の映画の名前)みたいだよ」

私: 「え・・・・(それ言われちゃうと、もう予想ついちゃうんですけど・・・)」

という会話により、だいたいわかったうえで観るはめに(泣)。 


それでもすごいのは、観終わった後ですら
「いや待てよ。実はぜんぶ○○なの?それともやっぱり××が△△なの?どっち??」
という混乱が続き、もう一度最初から観直さずにいられないところだろう。

そして、何度観ても確信が持てない気持ち悪さったら・・・。

おどろおどろしい舞台といい、これでもかと登場する思わせぶりなエピソードといい、
こまかぁーく張られた伏線といい、ゾワゾワする不協和音でいっぱいの音楽といい、

私はこういうの好きです。(僕はやだー by 夫)


ただ、そろそろ「えへら~」なレオも見てみたいなー、久しぶりに。


ブロバス日記/『The Lovely Bones』&『The Reader』

2010-11-15 09:07:19 | TVや映画のはなし
11月です。

里帰りの直前、ちょうど暑さが和らいできたマイアミだったが、2週間後に戻ってきたら
「つーか、ちょっと寒くね?」
くらいの気候になっております。

特に先週は異様に風が冷たくて、どうやら11月としては記録的な寒さだったらしい。

夫からは早速「今晩は鍋だよね、鍋っ!」と予想どおりの注文がついたので、
とりあえずありものでギョーザ鍋を作ってお茶を濁してみた。

ハリケーン対策用のカセットコンロが、普通に鍋モノで活躍する季節の到来なのだ。


それはそうと、我が家のロケフリに秋の新ドラマたちが一斉に録画されていて、
こっちに帰ってきてから必死になって見ている。

今のところ、続けて見ようと思ってるのは
『流れ星』 → なんか久々に竹野内豊の男前っぷりを堪能できそうな予感
『秘密』 → 東野圭吾の原作、読んだのにオチが思い出せないので
『セカンドバージン』 → え?NHKでこんなテーマを?という意外性
『SPEC』 → 前作「ケイゾク」に敬意を表して(続編だよね)
と、こんなとこかな。

で、ロケフリ三昧の間にも、BLOCKBUSTERが映画ソフトを容赦なく送り込んでくるわけで
そっちも気が抜けない。

あー、忙しいっ!

ていうか、もっと有意義なことを頑張れって?

てへ。


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『The Lovely Bones』(2009年)


ざっくり言ってしまえば、少女版『ゴースト』。

が、殺されてしまった主人公が、初恋が成就したばかりの14歳の少女であるが故に
無垢な彼女の無念さや残された家族の苦しみや悲しみがより胸に迫る。

主人公スージーがものすごく普通な子で、いわゆる美少女ではないところがまたいいのだ。

えらい上手い子だなあー・・・と思ったら、彼女は既に数年前アカデミー助演女優賞に
ノミネートされたことのある女優だった。

あー、そうか!
『つぐない』のキーラの妹役の子か!
どおりで、子供なのにぞっとするほど上手かったっけ。

さて、この映画で一番意外だったのはそのラスト。

憎き殺人者の犯行がとうとうスージーの家族に露見して、そいつが大慌てで最大の証拠の
隠滅を図るんだけど、そこに天国のスージーが“ある方法”を使って「降りて」くるわけ
ですよ。

そうだよねー、そこは当然阻止しにくるよねー。

と思いきや・・・違うんです。

そうか、彼女の「やり残したこと」って、そういうことだったのね・・・(ホロリ)

と、いい意味で予想外の展開でした。

スーザン・サランドンがスージーのおばあちゃん役で出演。
あの人って、ああいうガサツで品がなくて、でも凛としてる役をやらせると、
ほんと半端なくハマるよな~。




『The Reader』(2008年)


原作本を持っていて、すんごく感動しただけに、映画版を見るのに二の足を踏んでいた。

ケイトは予想以上にハンナ役にハマっていてさすがだと思ったけど、やっぱりどうしても
映像だとマイケル(原作ではミヒャエル)との情事が生々しすぎてどうも・・・。

36歳の女性と15歳の少年との恋なんて、当然活字のほうが美しいよね。

それでもこの物語の力はすごい。
もう3回は読んでるけど、また改めて原作を読みなおしてみるつもり。

ところで、レイフ・ファインズなんですが。

ちょっと前に観た『Hurt Locker』にもチョイ役で出てたし、日本に向かう機内で観た
タイタンのなんやら、とかいうしょーもない映画でも魔王みたいな役で頑張ってたし、
えらいちょこちょこ働いてます。

借金でもあるんでしょうか。

『ゲゲゲ』と『水曜どうでしょう』の話

2010-09-21 09:23:19 | TVや映画のはなし
毎日かなり楽しみに観ていた『ゲゲゲの女房』がとうとう最終週に突入。

NHKの朝ドラをこんなに一生懸命観たのは、『純情きらり』以来です。

『純情きらり』といえば達彦ぼっちゃん。
いやあ、麗しかったなあ・・・。
今でも彼(福士くん)の姿をTVで見かけるたびに「あ、ぼっちゃん」と
呼びかけてしまう私である。
しかし、ブレイクしそうでしないな、彼。

それはともかく、『ゲゲゲの女房』について。

誰もが思っていることであろうが、やっぱり貧乏時代の頃のほうが断然面白かったよな。
売れそうでなかなか売れない(そしていつか売れることは誰もが知っている)ヤキモキ感とか。

一旦成功してしまってからは、なんかあっというまに20年近くたってしまって、
それなのにまったく老けない村井夫妻がやや気持ち悪かった。
特に松下奈緒。
もうちょっとガッツリ老けメイクしちゃってもよかっただろ。
ちゃんと20年分老けていた東てる美を見よ、と言いたい。

NHKのドラマらしく、このままほっこり幸せなエンディングを迎えるのでありましょう。
半年間、お疲れ様でした。

でも、映画化ってどうよ?


話はかわって。

マイアミで親しくなった友達に、筋金入りの『水曜どうでしょう』ファンが2人いる。
特に、R子ちゃんは番組のDVDをすべて所有し、大泉洋を身内のように語るほどのマニアだ。

なにかの集まりで好きなドラマの話で盛り上がった際、
「クドカンドラマはやっぱり長瀬でしょう。そして森下愛子は外せない」
「『熱海の捜査官』はビミョーだけど、又来さんと熊本課長が出ているので許す」
などの私の発言を聞いていた2人が
「yokoさんなら絶対『水曜どうでしょう』を気に入ってくれるはず!」
と確信してくれたらしい。

「とりあえず観てみてください」と1本のDVDを貸してくれたのだ。

確かに、以前から気になってはいたが、実は観たことがなかった番組。
しかも、もうだいぶ「今更」なカンジではあるし。

R子ちゃんが「初心者にはこれが入りやすいと思います」というコメントとともに貸して
くれたのは、『原付ベトナム縦断1800キロ』というタイトルの1本。
どうもレギュラー放送6年間の最終企画であったらしく、私としては
「え、しょっぱなでコレ?」
と不安も覚えたが、マニアの彼女のチョイスである。ここは信じるしかない。


そうして、膝を正して鑑賞した、初めての『水曜どうでしょう』。


キライじゃないです。
むしろ好き。

少しだけ一緒に見ていた夫が「なんか深夜ラジオっぽい」と言っていたが、確かに全編に
漂うユルさと内輪ウケ感がまさにそんなカンジ。
主に大泉洋と藤村Dの2人の間で交わされるしょーもない会話も、私の中のマニア心を
ちょいちょいくすぐる。

なんだろうなあ・・・。

「もう夢中になりましたっっ!」
というほどではないのだが、きっと私は『水曜どうでしょう』シリーズを全部見るハメに
なるだろう。

そんな予感がする、2010年秋です。


ブロバス日記/いろいろまとめて。。。

2010-08-26 06:28:40 | TVや映画のはなし
そういえば、今回の旅行はゴルフがメインだったし、しかも
“テーマパークに美味いものなし”
という定説もあるし(あったか?)、食事については特に力を入れていなかった。

が、ひとつだけ本気で残念なことが。

去年ニューオーリンズに旅行した時に行った、セレブシェフEmerilのレストランがすごく
美味しかったので、今回も行ってみたんですよ、『Emeril's Orlando』に。

これが・・・ダメダメでした。

そもそもUniversal Resortの「中にある」という時点でちょっと心配だったのだが、
思ってた以上に残念な店で。

Emerilはあれでいいと思ってるんだろうか。

ダメだろ、絶対。


それはさておき、しばらくサボっていたブロバス日記をまとめてサクっと書きます。
実はけっこう観てますが、正直「これはいい!」と手放しで喜べる映画には出会えない
日々でありました。


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『UP』(2009年)


長年仲良く連れ添った妻に先立たれ、すっかり偏屈ジジイになってしまったおじいさんの
奇妙な冒険譚。

最初の10分くらいで、夫婦の出会いから別れまでの思い出を、メランコリーな音楽と
ともに一気に見せられ、のっけから涙することになる。
が、私にとってはそこまでがピークであった。

その後の展開は「アニメだから何でもありじゃん」という理屈を差し引いても、いやいや
それはどうかなー・・・うーん・・・・というカンジで、どうしても楽しめずに終了。

期待してただけに、なんか損した気分だった映画。




『The Hurt Locker』(2008年)


またしても、その年の賞レースでバカ勝ちした映画です。
公開前に予告を観た時に「あー、こういうのパス」と即断したほど、個人的に苦手な
ジャンルの映画だと思ったのだが、あまりにも評価が高いし、なによりもこんな硬派な
アクション映画を撮ったのが女性監督だということに興味を引かれて、やっぱり一応
借りてみた。

戦場で日々過酷な任務に従事する兵士たちは単純にすごいと思うが、
なんでしょう・・・どうしても、登場人物の誰にも感情移入できない、というか、
彼らを身内や近しい友人に置き換えて想像できない、というか、
ものすごおく遠い存在にしか思えないのは、私が「平和ボケ日本」国民だからでしょうか。

どんなに素晴らしい映画でも、苦手なものはやっぱり苦手、という極めて単純なことを
改めて学んだ次第です。

冒頭に登場したガイ・ピアース(『LA Confidential』以来好きな俳優)が、意外にも
あっちゅうまに爆死しちゃって、それも残念なり。




『Precious: Based on the Novel 'Push' By Sapphire 』(2008年)


すごいですね・・・。

という単純でバカみたいな感想しか言えないような、要は「ぐうの音もでない」映画。

マライアやレニクラのカメオ出演が話題だったが、そんなことはどうでもいい。
プレシャス役の女優が、一度見たら忘れられない圧倒的な存在感で、あれは確かに彼女
以外の誰もできない役だっただろうなー、と深く納得したものだが、まあそれもいい。

なによりも圧巻だったのは、プレシャスの母を演じたモニークでしょう!

すげーな、モニーク!!

これまで、私の中で<映画史上もっとも怖いおばはん>の座は、もう長いこと『ミザリー』
のキャシー・ベイツが守っていたが、プレシャスの母は確実にその座を奪い取った。

ちょっと考えたら、ぜんぜんハッピーエンドじゃないストーリーが、なんとなーく
「よかったよかった」みたいな終わり方になってたけど、これからどうなるのよ、あれ。

『プレシャス2~母の逆襲~』みたいなホラーで続編ができたりして・・・。

怖いよ~っ!


ブロバス日記/『Slumdog Millionaire』

2010-07-29 07:49:47 | TVや映画のはなし
先週末、今年のハリケーンシーズンで2個目のTropical Storm「Bonnie」が、
ガチンコでマイアミに上陸した。

ローカルニュースではほぼずっとBonnieの動向を見守る番組を流していたし、
夫の会社や領事館からも「上陸に際しての注意」みたいなメールも届いてたし、
とうとうきたかっ!これはかなりヤバそうだっ!と気を引き締めていたのに・・・。

Bonnieったら、ぜんぜん大したことないまま、あっというまにマイアミを抜けて西へ。

相当な拍子抜けです。

いや、大きな被害が出なくてホントによかったんだけど、あまりにもショボかったもんで。

去年買っておいた停電用のランタンをクローゼットから引っ張り出して
「いよいよコイツのお出ましだぜっ!」
と気合を入れていた自分が少し恥ずかしい。

とはいえ、ハリケーンシーズンはまだあと数ヶ月続くのだ。
今年も何事もありませんように・・・。


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『Slumdog Millionaire』(2008年)


またしてもアカデミー賞受賞作である。

というか、ブロバスサイトで「次に観たい映画リスト」みたいなやつを作るにあたり、
じっくり考えるのが面倒だったため、とりあえず「Award Winning Movies」カテゴリーの
中から一気に登録したわけで、こんなのばっか届くのもそりゃ当然なのである。

説明するまでもないが、その年のアカデミー賞で作品賞を含め、最多8部門を受賞した
超がつくほどの話題作。
なんでまだ観てなかったんだろう、私。。。

で、「インドのスラム出身の貧しい青年が主人公」ということと「クイズ$ミリオネアが
からんでくるらしい」ということ以外、ほとんど何も知らずに観たわけですが。

すんごく面白かった!

なるほど、そうくるか!というストーリー展開もさることながら、主人公ジャマールたち
の過酷な幼少時代の描写には衝撃を受けっぱなし。
ムンバイのスラムったらもう、とんでもなくひどい環境なんだけど、そこで生まれ育った
子供たちのなんと瞳のキレイなことよ!
彼らのものすごいサバイバル方法にも感動します。

そして、ほんとに世界中で放映されてるんだね、『クイズ$ミリオネア』。

アメリカ版の『Who Wants to Be a Millionaire?』を初めて見た時には、司会をしてた
リージスがあまりにも日本版のみのもんたに似ていて、例の「ファイナルアンサー?」
のタメも同じだったので、かなりおかしかった覚えがある。

インド版(ていうかこの映画)の司会者も、なんとなく似たようなカンジのおじさんだ。
リージス&みのにも共通しているが、彼も「ものすごく腹黒そう」な雰囲気プンプンで
実際、純真なジャマールによからぬ企みをしかけたりする。

ふと気づくと、自分も一緒になって「頑張れ、ジャマール!」という気分になっていた
のは、あの「インド版みのもんた」の存在あってこそだと思う。


イギリス映画でありつつ、あのとってもハッピーなエンディングといい、最後にみんなで
何の脈絡もなく踊ってしまうところといい、限りなくインド映画テイスト。

やっぱ最後はみんなで踊らなきゃね!

いやー、よかったよかった!


ブロバス日記/『Up in the Air』

2010-07-21 12:31:00 | TVや映画のはなし
いやー、久々にきたね、『うぬぼれ刑事』。

“クドカン×長瀬の新ドラマ”と聞いて、無条件に「今期イチオシ!」と待ちに待っていた
だけに、喜びもひとしおです。
常連の森下愛子もちゃんと2話目から登場し(しかも筆談ママって!)、嬉しいかぎり。
これで<うぬぼれ5>に岡田クンがいれば完璧なのだが、まあ無理は言うまい。

いくつになっても、クドカンドラマのあの猛烈なくだらなさを愛している私であるが、
彼のドラマ特有の<しょーもない会話の高速キャッチボール>に最近耳がついていかなく
なったような・・・。

「え?コイツ今なんて言ったっ?」
と巻き戻し再生してばかりいる私。

あれ、ていうか、ディスク全盛時代の昨今でも「巻き戻し」って言うんだっけ?

巻き戻し・・・・・・・他の言い方がわかりません。


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『Up in the Air』(2009年)


私だって、くだらないドラマばっか見てるわけじゃないのだ。
大人のエスプリの利いたお洒落な映画だって、たまには見るのだ。

エスプリの意味はよく知らんけど。


ジョージ・クルーニーを久々に見て、Blu-Rayのクリアな画質で見る彼の老けっぷりに
若干引いたが、それでも<少年の心を持つお茶目な中年>役はまだまだイケるようだ。
あともう少し頑張ってから、その後はショーン・コネリーが辿っている「顔の濃い魅力的
な中年→顔の濃い魅力的な老人」への道を、心おきなく突き進んで欲しい。

この映画、『マイレージ、マイライフ』なんていう、どっかの航空会社のキャッチコピーと
しか思えない邦題がついただけあって、ざっくり言うと、マイレージ命の中年男を取り巻く
話である。

American AirlinesとHiltonグループが、がっつりタイアップしているので、映画自体が
まるでジョージ主演の豪華なFFP推進CMのようでもある。
「ステイタスが違うとこんなに扱いが違うわけね~・・・」と自らのマイラー平民っぷりを
思い知る映画、とも言えますが。

世間では<人間ドラマの傑作>と賞賛もされ、アカデミー賞にもノミネートされてたけど
正直ストーリー的には「ふーん」というカンジでした。
まあまあ面白かったけどね。


私の感想としては、

・ジョージがえらく老けてビックリ。

・ナタリー役の女優を「どっかで見たことある」と思いつつ最後まで見て、終わってから
 「あ!ベラ(Twilight)の友達じゃん!」と気づいた。まるで別人でビックリ。

・慣れ親しんでいるマイアミ空港とHiltonマイアミが出てきて、映画で見ると実際よりも
 だいぶ素敵なところに見えてビックリ。

まあ、そんな映画でした。

なんならAAの機内で観たかったかもしれません。

ブロバス日記/『District 9』

2010-07-12 21:52:34 | TVや映画のはなし
そうそう、Keysへの旅で予想してなかっただけに嬉しかったのが、野生動物との遭遇。

ボートツアーでイルカとウミガメを発見したことは書いたが、実はその後、Seven Mile
Bridgeのあたりでも、橋げたの辺りに一瞬プカっと浮かんできたウミガメを見た。

帰りにはほぼ同じ場所でマナティが漂っているのを見たし、あのへんはかなり色々出没
するスポットなのかもしれない。

Lower Keysには、<世界中でもKeysにしか生息していない鹿=Key Deer>の保護区がある。
そのせいで、いたるところに「鹿の飛び出し注意」のサインが立っているのだが、相手は
数百頭しか生息していないという絶滅危惧種だ。

(とか言っちゃっても、そうそう出てくることないんでしょ~?)

と高をくくっていた私らの前に、驚くべきことに今回2度もKey Deerが姿を現したのだ。

「わーーーーっ!!ほんとにいたーーーーっっっ!!」

とアセりまくった私たちは、またしてもシャッターチャンスを逃し、大変珍しい鹿ちゃんは
林の中に静かに消えていった。

思えば、イルカもウミガメもマナティも鹿も、ことごとく撮影に失敗している私たち。

100万年修行しても『earth』の撮影隊には入れてもらえないであろう。


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『District 9』(2009年)


以前TVで予告編を見た時から気にはなっていたのだが、その時の映像の印象が
『Independence Day』 + 『Starship Troopers』 ÷2
といったカンジだったので、まあまあお金のかかったB級エイリアン映画なんだろうと
思っていた。

その後、アカデミー賞でなんと作品賞にノミネートされたことを知り、
(え?あれが?どういうこと???)
と私の興味は一気に跳ね上がり、実はDVD化されるのを楽しみにしていたのだ。


うーん・・・ひと言で言えば「けったいな映画を観ちゃったなー」という感想です。

なんだろうなー・・・どうしても他にぴったりな言葉が見つからないんだよなあ・・・。

じゃあ面白くなかったのか?と聞かれれば、いや断然面白かった!と答えるんだけど。


アイデアとか撮影手法は超斬新だし、舞台が南アフリカ共和国のヨハネスブルグで、
出演者もほぼ全員が南ア出身の無名俳優というのもいい。

20年前、不慮の事故で地球に辿り着いたものの、マザーシップに帰れなくなってしまった
エイリアンたち。
難民である彼らが、その姿ゆえに「Prawn(エビ野郎、みたいなカンジ?)」と呼ばれて
差別され、不潔な難民キャンプに押し込まれて暮らしているという設定が素晴らしく、
しかもそれが南アだなんて、「よくぞ思いつきましたね、監督!」と言いたい。

ただ、個人的には映像がね、ちょっとグロすぎたかなー、いろいろと。

主人公のヴィカスが陥る災難もなんかもうひどすぎて、特に彼がよく知っているハリウッド
スターとかじゃないだけに、やけにリアルに感じるのだ。
見てるほうまで超ブルーになるというか・・・。
まあ、それだけ彼の演技が真に迫っていたというべきなんだろうけど。

そんな中、エイリアンの造形は、微妙な気持ち悪さ加減が大変いいです(笑)。
今風に言うなら「キモかわいい」ってやつ?


ただし、この映画を鑑賞後にエビ料理は選ばないほうがいいでしょう。

つーか、しばらくは色々思い出しちゃって何も食べたくないとは思いますが。


ちなみに、この映画のプロデューサーのピーター・ジャクソン。
ソフトの特典映像でインタビューを見たんだけど、その激ヤセっぷりに私ゃ腰が抜けた。
あの人『The Lord of the Rings』の頃に比べて、30キロ以上痩せたらしい。
一瞬、ぜんぜん別人かと思ったよ・・・。

あまりにもビックリしたので、ここに写真を公開させてください。



先生っ! 次作は痩身ドキュメンタリー映画をぜひっ!

ブロバス日記/『Twilight』2作

2010-06-29 10:45:22 | TVや映画のはなし
アマゾンで予約注文していた「東方神起~COMPLETE SET~Limited Box」とやらが
日本から届いた。

危うく忘れそうになっていたのだが、そういえば
「東方神起が解散か・・・やっぱり記念にコレは買っておこう・・・(涙)」
と、すっかりおセンチな気分になって「購入する」をクリックしたような記憶が。。。
またしてもすまんね、夫よ。

フロントのキャサリンから荷物を受け取った時、そのカートンの大きさに
(CDセットにしちゃ、えらくでかいなー)
と思ったのだが、開けてみてビックリ。

なんと<初回限定生産>って、特典として1000ピースの豪華ジグソーパズルが
ついていたのだ。
もちろん、東方神起メンバー5人のイカした写真のな。
特典についてはまったくノーケアだったので、なんかちょっと恥ずかしいんですけど。
どうしたもんかな、これ・・・。

いやでも、待てよ。

折りしもマイアミはハリケーンシーズン真っ只中。
万が一ハリケーン直撃で自宅軟禁状態になって、電気もストップしてしまったとしたら、
これは意外とちょうどいい娯楽じゃないか?
会社も休みになってTVも見れないとくりゃ、夫もパズルに興じるんじゃないか?

そうよそうよ、そうよね?

東方神起ジグソーパズル、
嬉しいか嬉しくないかと問われれば、やっぱりちょっと嬉しいかもしれない。
そんな自分を懸命に正当化しようとしている私です。


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『Twilight』(2008年)
『The Twilight Saga:New Moon』(2009年)

“いい年こいて”ついでに、10代のギャルがキャーキャー言ってるような映画を観て
しまいました。

アメリカで1作目が公開された頃、熱狂的なファンが映画館に押し寄せて「Twilighters」
と呼ばれ、一種の社会現象にまでなったのは記憶に新しい。

簡単に言ってしまえば「ヴァンパイアと恋に落ちてしまった女子高生の話」だ。
これだけ聞くと、まったく赤川次郎っぽいというかコバルトっぽいというか、目新しくも
なんともないじゃないか、という気がする。
主人公の性別を男女逆にすれば、30年近くも昔の名作少女マンガ『ときめきトゥナイト』
とほとんど同じ設定だし。
古臭いにもほどがあるってもんだ。

まあ『Twilight』に熱狂している女の子たちのほとんどは、ロバート・パティンソン演じる
エドワードの美貌にトチ狂ってるだけみたいだし、設定なんてどうでもいいのか。

私自身は、青っ白いエドワードはまったく好みのタイプではなく、どちらかというと何かと
目が離せないのはヒロインのベラのほうである。

彼女の「女子高生」らしからぬ覇気のない物腰やボソボソした陰気なしゃべり方は一体
どういうことなのか。
「とても内気な少女」という設定であるらしいが、ありゃ内気というより病的な根暗だ。
恋人が吸血鬼であるという苦悩を差し引いても、あの目の下の隈は尋常ではないだろう。
キレイな子かもしれないが、とにかく暗い!
暗すぎるんだよ、ベラ!!
たまには楽しそうに笑ってみたらどうなんだ、ベラ!!

そんなベラが気になってならない私です。

そういう意味では、プロットはともかく、ヒロイン像はかなり目新しいかもしれません。


2作目の『New Moon』では、まさかの新モンスター登場とともに、前作では小さい役どころ
だったベラの幼友達ジェイコブが、エドワードの恋敵としてクローズアップ。

ベラ、あんなに陰気なのに何故モテる・・・?

どうでもいいことだが、私はジェイコブのほうがエドワードの何倍も好みのタイプだ。
映画の後半、何故かずっと上半身裸でナイスな筋肉を披露しっぱなしだったジェイコブ。
彼には今後もこの調子で?いろいろと頑張って欲しい。


そういえば、この週末にファン待望の新作『The Twilight Saga: Eclipse』が公開された。
まあわざわざ観に行くことはないであろう。
すぐDVD化されるし。

どうせ新作でも陰気なベラをめぐっての三角関係が展開されるんでしょうよ。

ちっ。