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JOY OF LIFE ~ in MIAMI ~

SAN DIEGO → 西三河 → MIAMI・・・流れ流れて・・・?

変な映画を観てしまった日

2009-01-23 14:18:01 | TVや映画のはなし
その映画と遭遇したのは、夫が日本出張中、ヒマにまかせてリビングで
くつろぎまくっていた午後のことである。

たまたまつけたTVにいきなり登場したのは、学ラン姿のアメリカ人青年が
東京の下町らしき場所を神妙な顔つきで歩いているシーンであった。
「なんじゃこりゃ?」と見始めてしまったのも無理はなかろう。


その映画とは、<The Fast and the Furious: Tokyo Drift>。
ちなみに、この正しいタイトルは後から知った。

知る人ぞ知る、というか知らなくても何ら支障のない内容のB級映画である。
ザックリ言えば「カーレース命の若者たちが東京を舞台に大暴れ」という、
まあそれだけの話だ。

カーレース映画にこれっぽっちも興味のない私だが、
「アメリカ映画にありがちな変な日本を見たい」
というワクワク感だけで最後まで観てしまいました。

・・・ヒマだったんです。


ワクワクポイント1:主役のショーン

とにかく、あまりにも老けすぎ。
胸毛も腕毛もボーボーな高校生なんて嫌じゃ。
と思ったら、ショーン役の俳優は撮影時すでに20代半ばであったそうな。
ただでさえ欧米人はフケてるんだからさ~・・・。

ワクワクポイント2:ショーンの通う東京の高校

ものすごい外国人率が高いので、インターナショナルスクールか?と思いきや、
どうやら普通の公立高校らしい。制服は学ランだし。
確かに見たカンジは「足立区立桜中学」な佇まいなのよ。(金八せんせーい!)
うーん。。。

ワクワクポイント3:ショーンと対立するdrift kingのタカシくん

いやあなた、タカシっつてるけど、完全に韓国人ですよね?
日本語ろくにしゃべれないもんね?
でもって、取り巻きの子たちも全員韓国の方ですよね?

ワクワクポイント4:とってつけたような「ここは日本だよ」な描写

ショーンが突然連れて行かれる銭湯(何故かKONISHIKI入浴中)にしろ、
タカシくん一派がたむろしてるパチンコ屋(の控え室?)にしろ、
ショーン親子が住む下町の町屋風家屋にしろ、どうにもこうにもおかしい。

若者たちがたむろしてる自動車工場にヒロインのアメリカンガールがやってくる
シーンで、ショーンと彼女が向かい合って日本茶すすってるのにも参った。
それもちゃんとした湯呑みでよ!
イマドキの日本の若者は飲みませんよ、ガールフレンドと湯呑みでお茶は。

ワクワクポイント5:妻夫木

いまや大河ドラマの主役をはってるほどのブッキー、何故かカメオ出演です。
もうすでに大変な人気者だったはずなのに、心の底からどうでもいいような役で
しかも画面に映るのは10秒くらいか。
とにかく不思議なキャスティングです。


とまあ、結果的には3分に1回はツッコミポイントがある大爆笑映画だったの
だが、肝心のカーレースシーンは実はかなりよくできていた気がする。

ただ、何度も言うけど、カーレース映画にこれっぽっちも興味ない私にとっては
「なんだか変な笑える映画を観ちゃったよ」という午後であった。

うそタコスでランチ

2009-01-14 23:12:26 | 飲み食いのはなし
近所に住む友達・Y子ちゃんを招いて、我が家でタコスランチ。

実はもう一人同じ名前の友人がいるのだが、そちらのY子ちゃんが
“伝説のTacos Eater”という異名をとるほどのタコス好きなのに対し、
こちらのY子ちゃんはなんと「タコスを食べたことがない」という。

それはイカン!

ということで、メキシカンに大して詳しくもない私であるが、彼女にタコスを
紹介する大役を買ってでた次第だ。

が、改めて考えると、タコスの定義ってなんだろう・・・。

所詮はカリフォルニアで“アメリカン・メキシカン”しか食べたことのない
私には、彼女に本場メキシコのタコスを食べさせてあげる自信はない。

なので、あらかじめ「うそタコスの会だよ」ということにした。

用意した具は、
・自家製チリコンカン(栗原はるみレシピ)
・スーパーPublixで購入したTacos Mixで調理したチキン
そしてお馴染みのレタス・トマト・チーズ。
サワークリームやワカモレも捨てがたかったが、カロリーの都合上カットだ。

あと、個人的に大好きな冷たいガスパチョも作ってみた。
もはやメキシコ料理ですらないが、どっちにしろ「うそタコスの会」だから
いいのだ。

そんな中、Y子ちゃんが
「半年くらい前に買った変な瓶詰めがあるんだけど、もしかしたらあうかも
 しれないから持って行こうかな」
と言う。
ハリケーンシーズンに備えた買出しの際、「これはどうやら火を通さなくても
食べれそうだ」と判断してまとめ買いしたものの、どうやって食べるのかも
わからず、そのままとってあったのだそうだ。

よくよく商品名などを聞くと、それは紛れもなくTOSTITOSブランドのサルサ
ソースのことであった。

Y子ちゃん・・・メキシコ料理の知識皆無な夫婦が、何故そのチョイスを?
しかもハリケーンに備えて??

喉元まででたツッコミをぐっとこらえ、「ぜひ持ってきて」とお願いする。


そんなY子ちゃんだが、タコスもサルサも大変気に入ったようだった。
ほっとひと安心。
サルサソースはまだ自宅にたんまりあるそうなので、1瓶いただきました。
しかも大瓶・・・・愉快だ。




それはそうと、タコスの腹持ちのよさはスゴイ。
その日はずっとお腹いっぱいで、「え?晩ご飯?作る気しないし~」な私でした。


嗚呼、サンディエゴ。。。。

2009-01-10 23:01:30 | マイアミ赴任のはなし
サンディエゴから出張者が来ていて、週末うちら夫婦とそのO氏との3人でゴルフ
をした。

彼はたまたま夫と同期で昔から知っていることもあり、とてもとてもなごやかで
楽しいひと時を過ごした。
聞くと、Oさんはサンディエゴに赴任して3年だという。
言うまでもなく、私たちにとっても、4年半暮らしたことのある思い出の街だ。

「で、サンディエゴはどうよ?」

そう尋ねる夫の表情からは
(どうよ?いいとこだろ?いいとこなんだよ!いいとこだと言えっ!)
という心の叫びが読み取れた。

気持ちはよーくわかる。
私たちにとって、サンディエゴはもはや<第二のホームタウン>と言っても過言
ではない。
離れてから3年以上たっても、夫婦そろって恋焦がれている街なのだ。

そんな私たちの気持ちを知ってか知らずか、Oさんは大変嬉しそうに「たしかに
いいとこだよね~」と爽やかに同意して、そのうえ驚愕の<サンディエゴ最新
情報>を教えてくれた。

いわく、

・日本食材スーパー「MITSUWA」の中に、ラーメン「山頭火」がオープンした。
・さらに別の日本食材スーパー「MARUKAI」が「MITSUWA」のすぐそばにできた。
・LAで評判だった焼肉「鶴橋」がSDにもオープンした。
・定食も美味い「TAJIMA」が2号店をオープン、どうやら居酒屋らしい。
・「ブックオフ」ができた。


Oさん・・・もういいです・・・。
そのへんで勘弁してください・・・。

ただでさえ暮らしやすかったSDが、いまやそんなことになってるとは。。。

逆にアメリカで暮らしてる意味ないし!
いろいろ手に入らないからこそ、創意工夫の喜びがあるってもんじゃん!


・・・いや、すいません、思いっきり負け惜しみです。


やっぱサンディエゴはいいとこじゃーん(涙)

(注)ワニをつついてはいけません

2009-01-02 22:41:55 | イベントごとのはなし
クリスマス休暇に遊びに来てくれたT夫妻。
ゴルフ合宿のあと我が家に滞在してくれたので、3日ほど一緒に遊びほうけた。

ゴルフに買い物に、そしてグルメ三昧・・・いやはや、毎日よくあれだけ食べて
飲めたもんだと思います。
Hさんの美味なるものへの崇拝にも似た熱い眼差し、とても怖、いや、とても
素敵でした。

さて、楽しかった日々のしめくくりとして、T家滞在の最終日にちょっとした観光
スポット・Everglades Safari Parkなるところに行ってみた。

ご存知、Miamiの南西にどわーーーっと広がるEverglades National Parkの、
ほんの端っちょにポチっとある、きわめて小さな観光地である。
実は、Hさんが幼少の頃より憧れていたエアボートでの沼地探検(?)が体験
できるらしい。

我が家の前を通るR41を西に走ること40分。
両脇の水路を眺めながら「あれ、ワニ!?」「いや、蓮だね」「さっきいたかも」
「でもタイヤのチューブかも」とかワイワイ言ってるうちに、あっというまに
到着である。
近っ!



なるほど、船着場らしき場所に泊まっているのは、紛れもなくエアボートだ。

楽しそぉ~~っっ!

同じくウキウキな気分を隠せない他の観光客とともに、入り口でひとり$20を
支払ってボートに乗り込む。



異様にハイテンションかつデカい声のオヤジが、エアボートについての注意
やらちょっとした小噺やらを披露したかと思うと、おもむろに乗客にトイレット
ペーパーをちぎって配りだしたではないですか。

爆音がすごいから? これを耳に詰めろとおっしゃる??

・・・$20払ってトイレットペーパーかよ、と思うのは日本人だけなんだろうな。
仕方なく両耳からトイレットペーパーをはみ出させつつ、出発進行だ。

エアボートは確かにすごい爆音を響かせつつ、水路を進む。
出発していきなりワニ発見! 「ほら、あそこに!」と陽気に叫ぶオヤジ。




・・・置物?

かと思うほどの絶妙なポジショニングである。
が、オヤジを信じよう。

その後30分ほどのボートツアーは、ちょっとしたワニ、ちょっとしたカメ、
ちょっとした鳥などに遭遇しつつ終了した。
ワニについては、何度見ても「生きてるの・・?置物?」と感じてしまう自分が
悔しかった。
素直だった子供の頃に戻りたい。

それはともかく、普段見慣れない景色の中をボートで疾走するのは、大変気持ち
がよかったです。


その後、ボートを降りてからのこと。

遊歩道らしきトレイルをちんたら歩きつつ、「真夏は蚊の池地獄だね、こりゃ」
とか話していると、前方にちょっとした金網に囲まれたワニ園発見!

他に見物客もいないまま、巨大なワニが手を伸ばせば食われるくらいの距離に
寝そべっているではないか。

早速、適当な棒を拾ってきて、ワニをつつきだすHさん。
「やめようよ~」と止める女2名。
興味なさそうな顔をしつつ、より長い棒をシレっと拾ってくる夫。

見てるうちに「つ、つつきたい・・・」という衝動がフツフツと湧いてきて、
結局その犯罪(?)に加担してしまった私であった。

巨大ワニのウロコは、大変固かったです。

そして、大人げない私たちにつつきまわされたワニは、とっても迷惑そうな顔を
して、棒の届かない場所にズルズル去っていった。

申し訳なかった。

やっぱりワニはつついちゃだめだよな。