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JOY OF LIFE ~ in MIAMI ~

SAN DIEGO → 西三河 → MIAMI・・・流れ流れて・・・?

ブロバス日記/『The Blind Side』

2010-06-25 08:31:01 | TVや映画のはなし
日本国民ならば間違いなく「W杯1次リーグ(まさかの)突破」に浮かれまくっているで
あろうこのタイミングで、あえてアメフトがらみの映画ネタでブログを書く私・・・。

決して天邪鬼なわけじゃないんですよ。

おめでとう、岡田JAPAN!!

ちなみに、MF松井選手の面構えが結構好きかもしれません。


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『The Blind Side』(2009年)

サンドラ・ブロックがこの映画でアカデミー主演女優賞を獲ってからというもの、
ずっとこれは観なくては!と思っていた。

去年、ドラフト1巡目でレイヴンズに入団したマイケル・オアーという選手についての
実話なんだそうだ。

私はアメフト好きではあるが、ひいきのチーム(もちチャージャーズ)以外のゲームを
せっせと観るほどのナッツでもなく、もっと正直に言えば、チャージャーズの選手ですら
判別できるのはQBやRB、ギリギリWRかTEぐらいまで。
それ以外のプレーヤーはほぼおしなべて「うちの牛軍団」としてしか認識してないほどの
とんだド素人である。

お恥ずかしい。

そんな私なので、もちろん他所のチームのルーキーのことなどぜーんぜん知らず、
そういう意味では、超ニュートラルな状態でこの映画を観たわけだ。


もうビックリ。

実話だということを知らなかったら、「そんなうまい話があるかってんだ、てやんでいっ」
とでもいいたくなるくらいの、ウソみたいな夢物語なのだ。

だってあなた、雨降る寒い夜に傘もささずにトボトボ歩いてたってだけで、小さい子供なら
いざ知らず、家族中の誰よりも図体のデカい、顔は知ってるけど素性はわからないような
男の子を拾って帰りますかね?

そんでもって、そのまま家に住まわせて、家族同然に幸せに暮らしますかね??

いくら有り余るほどお金があるといっても、なかなかできることじゃないでしょうよ。


でも、実話なんですって。

はー・・・そうですか。


ところで、この映画の舞台はテネシー州メンフィス。
私にはまったく馴染みのないエリアであるが、全編をとおして「南部ならでは?」な
言い回しやエピソードが散りばめられていて、一度観ただけではよくわからないことも
多かった。

たとえば、サンドラ演じるリー・アンのセリフに何度も出てきたところでは、
<redneck = (南部の無学で貧しい)白人農園労働者>
とか
<Ole Miss = The University of Mississippiの通称(OleとはOldの南部限定表記)>
とかね。
Ole Missなんて、こんなの辞書引いても載ってないし。

リー・アンが街のチンピラに虚勢を張って言うセリフにも
「言っとくけど、私はNRAの会員ですからね!」みたいなのがあって、これも後から
<NRA = 全米ライフル協会>
とわかって、「あー、なるほど」と納得したりした。
彼女がNRAの会員で共和党支持者というのも、南部の保守的な奥様ならではなのね。


とまあ、映画の出来のよさもさることながら、細々したエピソードも調べてみるとすごく
面白かったし、アメフトのスカウトってこんな風なんだ!というような驚きもあって、
大変楽しめる映画でした。


ちなみに、タイトルにある「blind side」とは、アメフトにおけるクォーターバックの死角
(blind side)の意味で、マイケルがそのblind sideを守るレフトタックルというポジション
についているから・・・という・・・・(泣)
何とも心憎いタイトルじゃないですか。

と思っていたら、邦題が『しあわせの隠れ場所』って・・・・あまりにも台無し。


ブロバス日記/『2012』

2010-06-18 00:39:23 | TVや映画のはなし
W杯ですね。
そしてゴルフはUS OPEN@Pebble Beachですね。
忙しいですね・・・。

と、にわかに観なきゃいけないプログラムが山盛りになる前に観たのがこれである。

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『2012』(2009年)

出たっ、ローランド・エメリッヒ!
思わず半笑いしてしまうほど、disasterモノが大好きな監督の最新作だ。

古代マヤ文明の暦から導き出された「2012年人類滅亡説」がベースになっている
ようだが、そういうことは大した説明もされず、ただただ<地球が大変なことになる>
映画となっている。

彼の映画を観るからには、難しいことを考えてはいけない。

最初の15分くらいは「こりゃ何か起こりそうだね」という予兆や不穏な空気を味わい、
ひとたびコトが起こってしまったら、あとはもうなし崩し的に起こる最悪の状況を、
例えば
ロスアンジェルスがグチャグチャに崩壊しながら海に沈んでいったり、
イエローストーン国立公園やハワイが巨大な火山噴火で火の海になったり、
世界中の有名な建造物が次から次へと滅茶苦茶に破壊されていったり、
ウルトラ級の津波がなんとエベレストにまで押し寄せてきたり、
もうとにかく、そんな「ありえねーよっ」な映像をただ無心に楽しんでください。

そんな映画です。

彼の破壊っぷりは、『Independende Day』→『The Day After Tomorrow』→『2012』
と、確実にひどくなっている気がする。
もうあれ以上は無理だろう。


ところで、この映画の主演は、一応ジョン・キューザック。
「最近ちょっとパっとしないなあ」と思って観ていたが、よくよく考えると彼の「パっと
していた時期」がいつだか、あまり思い出せない。
『Being John Malkovich』はよかったけど、あれって「パっとしてた」のかな。。。

確かに言えることは、残念ながら『2012』はジョン・キューザックの代表作には
ならないよなー、ということです。
エメリッヒ映画の主役は、あくまでも「破壊されるあんなものやこんなもの」のほう
だからね。

そういや、この人、US版「ゴジラ」も撮ってたな。
つくづく街を壊すのがスキなのね・・・。



ブロバス日記/『Frida』そして『Apocalypto』

2010-06-15 12:08:20 | TVや映画のはなし
先日、しょーがなく会員になったBLOCKBUSTERのネットレンタル。

「あたしゃ昔のほうがよかったよ」などと意固地な婆さまみたいなことをブツブツ言って
いた私だが、あっというまにそのレンタルシステムに慣れ、すっかり活用しまくっている
昨今である。
こういう方面での適応能力は高いのだ。
まあ、極めて流されやすい性格ともいう。

とはいえ、ただ漫然と「見ては返す、見ては返す」とやっているのも何だし、せっかく
だから映画鑑賞日記でもつけてみようかと思い立った。

いや、そんな宣言をして自らの首を絞めるのはどうだろう・・・。
あくまでも、“気の向くかぎりで適当に”書いていこうと思います、ハイ。

最初の2本は、メキシコ旅行前にY子ちゃんから「観ておくといいよ」と勧められた映画。
そもそも、我が家がネットでレンタル時代に突入するキッカケとなりました。

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『Frida』(2002年)

エキセントリックで才能に溢れたメキシコの画家、フリーダ・カーロの波乱万丈の人生を
描いた映画。
とにかく、サルマ・ハエックが素晴らしい!

メキシコで見たフリーダ本人の写真にそっくりだったのもビックリしたし、普通ならどうか
と思うような彼女の奇抜な言動に説得力があったのも、サルマの演技力のなせる技だろう。

それにしても、すごすぎるフリーダの人生・・・。
バスの衝突事故で瀕死の重傷を負ったり(しかもその後ずっと後遺症に悩まされる)、
夫(ディエゴ・リベラ!)には浮気され、実の妹には裏切られ、授かった子供は流産し・・
と、はたから見ると悲惨すぎる人生のように思えるのだが、何故かハッピーエンディング
が似合う不思議な映画になっている。
ものすごい密度の濃い人生を送ったフリーダに、同じ女性として拍手を送りたい。

そういえば、この映画を最後まで観ても、
「どうしてフリーダは眉毛がつながっているのか」
という謎は解けなかった・・・。
私ゃてっきり、あの時代のメキシコ女性はそういうもんなんだ、とばかり思っていたのだが
フリーダ以外の女性でそんな人はいなかったしな。
ほんとに、我修院ばりの立派なつながりっぷりでした。


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『Apocalypto』(2006年)

スペイン侵攻直前のユカタン半島を舞台にした、メル・ギブソン監督の作品。
アメリカ映画でありながら、全編マヤ語というのがすごい(英語字幕)。

とにかく「痛そう、辛そう、疲れそう」と三拍子揃った、グロさも満点の映画である。
メル・ギブソンと言えば、以前撮った『パッション』も相当痛そうな映画だったし(見て
ないけど)、あの人そういうのが好きなのかなー。

ほとんどの場面が密林の中で、実はあんまりマヤ文明の都市の様子は描かれていない。
なのに唯一、神殿での生贄の儀式だけはクドいほど詳しく、グロいシーンが延々と続く。
「マジでーーー?もうやめてけれーーー!」と思うが、メルはここはホントしつっこい。
あの人絶対そういうのが好きなんだよー。

ティオティワカンを訪れてピラミッドを見上げた瞬間、あのしつっこいグログロシーンを
思いだしてしまった私です。
どうしてくれよう、メル・ギブソン。

そうそう。
主人公に息子を殺されて復讐に燃えるあの敵方の隊長みたいな人を、私はずっと
「ものすごいドーラン厚塗りしたデニス・クエイド(メグ・ライアンの元夫)」
だと思い込んでたら、どうやら違ってたようだ。
すごく似てたんだけど。
ていうか、デニスにはぜひハロウィーンであの扮装をしてもらいたい。(←無責任)


ネットでレンタル初体験(遅?)

2010-05-20 21:58:33 | TVや映画のはなし
半年以上も前にチケットを購入し、楽しみに待っていたU2のライブが延期だって(涙)!
なんでも、ボノが背中を痛めて緊急手術をしたらしい。
彼ももう50代、無理がきかないお年頃なのね。

「来年まで延期するけど、チケットはそのまま有効だから安心してちょ♪」
みたいなメールが届いたが、この先いつまでマイアミにいるかもわからん私らには
全然安心じゃないのだ。
refundしてもらえるかなあ・・・。


まあそれはさておき、今日の本題は<ネットでレンタル>について。

もしかしたら世間にだいぶ遅れをとっていたのかもしれないが、先日とうとう我が家も
<ネットでレンタル>時代に突入したのだ。

つっても、まだ「無料お試し期間中」だけど。

アメリカではおそらく2大勢力だと思われる「NETFLIX」と「BLOCKBUSTER」の両方で
<無料お試し入会>をしてみて、まあよかったらどっちか続けてみてもいいんじゃない?
というのが夫のアイデア。
いかにも合理的で慎重な彼らしい。

正直に言えば、なにも入会したくてしたわけではない。
ただ単に観たい映画(旧作)があって、そのソフトをレンタルしたくって、そんでもって
近所の「BLOCKBUSTER」に行ってみたら、どうやら世間はネットレンタル主流になってる
らしく、当然のように私の観たかった映画の在庫など置いていなかった、というわけだ。

驚きましたよ。

昨今のレンタルビデオ店って、ほとんど新作くらいしかちゃんと並べてないのね。

旧作の棚なんて、びっくりするくらいガラーーーンとしてて、そこにいちいち
<探してる映画がない?そんな時にはオンラインでどうぞ!>
みたいなPOPがハデに貼ってあるのだ。

わざわざ店まで来てやってるのに、オンラインでどうぞとはなんだ、コノヤロー!

そんなふうにプリプリしたのは私だけだったようで、夫のほうは
「ああ、やっぱりもうそうなんだねえ・・・」
と時代の流れを素直に受け入れたようだった。

ふーん。

ま、いいけどさ。

時代遅れと言われようとも、私はあのゴチャゴチャした店内をあてもなくウロウロするの
好きだったけどなー。
「お、そういえばコレも観ようと思ってたのにまだ観てなかったじゃん!」
なんて得した気分になったり、
「うわっ!なんだこの映画ー。すごいつまんないかもしれないけど借りちゃお」
とか言って<ジャケ買い>ならぬ<ジャケ借り>しちゃったりするのも楽しかった。

♪そんな~時代も~ああ~ったねと~・・・(しみじみ)♪


と、私が中島みゆきを口ずさんでる間に、あっというまにリクエストしたソフトが宅配
されてきた。

早いね、どうも。


でもさー・・・なんちゅうかさー、その・・・




・・・有り難味がないね、実に。

こんな風にペラーーーンとした状態で届くのね。
DMかと思って捨てるとこだったよ。


ま、いいんだけどさ(涙)。


とまあ、こんな風に<ネットでレンタル>時代に足を踏み入れてみた2010年春です。


日米芸能ニュースあれこれ

2009-08-07 00:38:37 | TVや映画のはなし
ここ最近、日本のワイドショーはのりピーがらみと押尾がらみのニュースで
もちきりなんでしょうか。

それにしても「酒井法子容疑者」という呼び名が与えるインパクトはすさまじい。
のりピーが容疑者・・・。
そりゃあ押尾ごときでは敵うまい。

押尾学といえば、ちょっと昔、彼のビッグすぎる発言を収めた「押尾語録」という
サイトがあまりに面白く、しばらくハマったことがある。

「俺は尾崎豊を越えたと思う」とか
「カート(コバーン)が生きていたら、俺に嫉妬しただろう」とか
「ヒーロー不在のこんな時代だから、俺への負担も自然とデカくなる」とか

もう「あんた何様?」というレベルを超越して、ただただ爆笑あるのみ。
あれはホントにおかしかった。

こんな状況でも、彼は取調室でなにかビッグな発言をしているのだろうか。
気になります。


さて、日本がそんなニュースで盛り上がる中、ここアメリカでもとんでもない
(個人的に)ニュースが!

あのポーラが、来シーズンの「American Idol」のジャッジを降板するって!!


ああ、とうとうこの日が来たか。。。

思えば、シーズン8でカーラなんちゃらとかいう女性プロデューサーが新しい
ジャッジとして乗り込んできた時から、流れは「ポーラ引退」へと向かっている
ように見えた。
やたらハイテンションのカーラに対し、ポーラはいつもどこかくたびれてたし。

でもなあ・・・ライアンも言ってるように、
「ポーラのいないAmerican Idol」なんて想像もできないし、したくない。

どうしようもないパフォーマンスに対する苦し紛れのおかしなフォローや、
身内かと勘ぐりたくなるくらいのコンテスタントへのフシギな感情移入、
仲いいんだか悪いんだかわからないサイモンとの子供じみたからみ、などなど

いちいち楽しかったのになー・・・。


しかも、恐ろしいことに、ポーラの後釜としてヴィクトリア・ベッカムの名前が
挙がっているらしい。

American Idolの「思いやり担当」だったポーラの後継がヴィクトリアですと?

冗談はよしてください。
姉さんはおとなしくダンナと一緒に下着広告でもやってりゃいいんです。


あああー、ポーラよ、やめないで~~~!

「おくりびと~DEPARTURES~」

2009-07-24 00:16:40 | TVや映画のはなし
素晴らしいこともあったもんだ。

ここフロリダの映画館で、日本映画を鑑賞できる機会がやってくるとは。

しかも、いわゆる「The Fast and the Furious: Tokyo Drift」みたいな
“日本を舞台にしたゆる~いハリウッド映画”とか、そんなのでは全然なく、
生粋の、ちゃんとした、質の高い日本映画を、である。

そう、あの「おくりびと」が全米公開中だったのだ。

説明するまでもないと思うが、前回のアカデミー賞で<外国語映画賞>を受賞し、
大変話題になった、本木雅弘主演のあの映画。

このだだっ広~い南フロリダで、たったの3箇所でしか上映していないという
状況の中、幸いにもマイアミエリアで観られることがわかった。

そりゃあ観に行くでしょう!
多少遠くても行きますよ!!

というわけで、行ってきましたよ。



アメリカでのタイトルは「DEPARTURES」。

吹き替えではなく、オリジナルに英語字幕をつけて上映していてホっとする。
山形弁のほっこりした温かさは、英語では絶対表現できまい。

この中で語られる「納棺士」という職業は、色んな意味ですごい。

映画では、チェロ奏者だった主人公が、何の予備知識も覚悟もなく、ひょんなこと
から納棺士の仕事についてしまうのだが、現実的にはそんな生半可な気持ちで
始められる仕事じゃあないだろう。
彼は初仕事でとんでもない経験をするが、あの衝撃(すごすぎて書けない)だって
普通はそうそう乗り越えられないと思う。

ただ、その序盤の彼の右往左往っぷりはかなりおかしくて笑える。
モっくんは困惑顔がよく似合うなー。
そして、彼の「鼻の穴」が実にいい演技をしていて、思い出すだけで笑いが。。。

そんだけ笑わしてもらった後は、予想どおり、ずーーーーーっと泣きっぱなしで
ラストまで。

「泣かせシーンへの伏線」はかなりわかりやすいので、正直途中で先の展開が
おぼろに見えちゃったりもする。
が、それを補ってあまりある素晴らしい演出。

個人的に一番気に入ったのは、「顔中キスマークだらけにされるじいちゃん」。
わずか10秒くらいのシークエンスだったけど、猛烈に感動してしまった私は、
あやうく鼻水まみれになるところであった。
危ない、危ない。

納棺士ってすごい、だけじゃなく、夫婦とか親子の絆についても深ぁーく考え
させられる映画だった。
わざわざ観にいってよかった!


同じ回を見ていたのは、私たち日本人女性4人の他に、アメリカ人らしきオバサマ
数人とスキンヘッドの大柄な男性ひとり。

アメリカの人がどんな感想を持つのか、実はものすごく聞いてみたかった私である。


言わせてください、大河ドラマ

2009-06-15 23:50:14 | TVや映画のはなし
我が家には「ロケーションフリーTV」という悪魔のマシンがある。
これのおかげで、マイアミにいながらにして日本のテレビ番組がインターネットで
24時間見放題。
なんともすごい時代になったものだ。

そうはいっても、日本とは時差が10時間以上もあるわけで、ライブで見るのは
かなり厳しい。
いきなり小倉さんに「おはようございますっ!」と元気に挨拶をされたところで、
こっちはこれから晩ご飯なのだ。気分が乗らない。

そんなわけで、よっぽど見たい番組だけを録画しておいて後でゆっくり見る、
というスタンスでロケフリ生活を楽しんでいる我が家です。


が、どうなんですか、『天地人』。
回を追うごとに、どんどんどんどん変になってる気がするんですが。


いや、吉川晃司が織田信長?ということについては、すでに爆死(焼死ではなく)
してしまったことだし、もう何も言うまい。

長澤まさみの役どころもものすごぉーく変だが、それも許そう。

最初登場した時には、「主人公の心を惑わす忍の女」って、まんま『功名が辻』
と同じ設定じゃん!とひっくり返りそうになったものだ。

それが、信長とは怪しい部屋(照明が赤いのよ)でワインのお供なんかしてるし、
本能寺の変の直後には、いきなり敵将の明智光秀に襲いかかってるし、
かと思えば「あたしホントは孤独なの」とブッキーにしなだれかかってるし・・・

すげーな、まさみ。

ボンドガールも真っ青の活躍である。


だが、私がなによりも許せないのは、いつまでたっても前髪おろした小姓顔のまま
のブッキーだ。

あんた、名門・上杉家の筆頭家老でしょっ!!

あの顔で「私におまかせください!」とか力いっぱい言われてもなあー。
私ならあんなお子ちゃまには何ひとつまかせたくない。


そんなことをブチブチ言いつつ、なんだかんだと毎週見続けている自分も
どうかと思う。
が、昔から大河ドラマが好きだったから、どうしても無視できないのだ。
文句を言いながらも見たいのだ。
なんか屈折した巨人ファンみたいなもんである。

ただ、最近のキャスティング、ほんとにちょっとどうかと思うことが多すぎる。
そう感じるのは私だけか。


2007年『風林火山』での、上杉謙信=Gackt

なぜGackt?
巷ではこれが大人気だったそうだが、私は正直あっけにとられた。
Gacktにはあの風貌のままでぜひ「魔界転生」の天草四郎を演じて欲しい。
そのほうが100万倍似合います。

2008年『篤姫』での、坂本龍馬=玉木宏

これも腰が抜けた。
私の中にある坂本龍馬のイメージ、それを正反対にすると玉木くんになるだろう。
そのぐらいビックリした。
あんなに色が白くて骨が細そうで口の小さい人に龍馬をやらせちゃダメ!!
N○Kのバカ!!

そして今回の『天地人』だ。


真田幸村、登場。

城田優って・・・・・半分スペイン人ですよね、セニョール。


あんなにあからさまなハーフ顔の人を、一生懸命メイクで戦国武将風に仕上げる
のって、そうとう大変じゃないのか?

彼には何の恨みもないが、他にいなかったのでしょうか。
それか、昨今の若手イケメン俳優を上から順番に使ってるだけなんでしょうか。
N○Kの人にぜひ聞いてみたい。


謙さんの独眼竜政宗がムショーに懐かしい、今日この頃です。




変な映画を観てしまった日

2009-01-23 14:18:01 | TVや映画のはなし
その映画と遭遇したのは、夫が日本出張中、ヒマにまかせてリビングで
くつろぎまくっていた午後のことである。

たまたまつけたTVにいきなり登場したのは、学ラン姿のアメリカ人青年が
東京の下町らしき場所を神妙な顔つきで歩いているシーンであった。
「なんじゃこりゃ?」と見始めてしまったのも無理はなかろう。


その映画とは、<The Fast and the Furious: Tokyo Drift>。
ちなみに、この正しいタイトルは後から知った。

知る人ぞ知る、というか知らなくても何ら支障のない内容のB級映画である。
ザックリ言えば「カーレース命の若者たちが東京を舞台に大暴れ」という、
まあそれだけの話だ。

カーレース映画にこれっぽっちも興味のない私だが、
「アメリカ映画にありがちな変な日本を見たい」
というワクワク感だけで最後まで観てしまいました。

・・・ヒマだったんです。


ワクワクポイント1:主役のショーン

とにかく、あまりにも老けすぎ。
胸毛も腕毛もボーボーな高校生なんて嫌じゃ。
と思ったら、ショーン役の俳優は撮影時すでに20代半ばであったそうな。
ただでさえ欧米人はフケてるんだからさ~・・・。

ワクワクポイント2:ショーンの通う東京の高校

ものすごい外国人率が高いので、インターナショナルスクールか?と思いきや、
どうやら普通の公立高校らしい。制服は学ランだし。
確かに見たカンジは「足立区立桜中学」な佇まいなのよ。(金八せんせーい!)
うーん。。。

ワクワクポイント3:ショーンと対立するdrift kingのタカシくん

いやあなた、タカシっつてるけど、完全に韓国人ですよね?
日本語ろくにしゃべれないもんね?
でもって、取り巻きの子たちも全員韓国の方ですよね?

ワクワクポイント4:とってつけたような「ここは日本だよ」な描写

ショーンが突然連れて行かれる銭湯(何故かKONISHIKI入浴中)にしろ、
タカシくん一派がたむろしてるパチンコ屋(の控え室?)にしろ、
ショーン親子が住む下町の町屋風家屋にしろ、どうにもこうにもおかしい。

若者たちがたむろしてる自動車工場にヒロインのアメリカンガールがやってくる
シーンで、ショーンと彼女が向かい合って日本茶すすってるのにも参った。
それもちゃんとした湯呑みでよ!
イマドキの日本の若者は飲みませんよ、ガールフレンドと湯呑みでお茶は。

ワクワクポイント5:妻夫木

いまや大河ドラマの主役をはってるほどのブッキー、何故かカメオ出演です。
もうすでに大変な人気者だったはずなのに、心の底からどうでもいいような役で
しかも画面に映るのは10秒くらいか。
とにかく不思議なキャスティングです。


とまあ、結果的には3分に1回はツッコミポイントがある大爆笑映画だったの
だが、肝心のカーレースシーンは実はかなりよくできていた気がする。

ただ、何度も言うけど、カーレース映画にこれっぽっちも興味ない私にとっては
「なんだか変な笑える映画を観ちゃったよ」という午後であった。

久しぶりに、映画のはなし

2008-11-10 14:00:01 | TVや映画のはなし
マイアミ出発までの大騒動の中、実はちゃっかり映画とか観たりしてました、
という脱線話などを。


『つぐない / Atonement』

岡崎を引き払う準備がクライマックスだったにもかかわらず、夫が1週間も
東京出張。そんな中、なんだかヤケクソな気分でTSUTAYAにて借りた1本。

先の展開の予測がまったくつかず、最後まで引きずり込まれるように物語に
入り込んでしまった。
ラスト5分は、涙で溺れるほど泣く羽目に。。。
J・マカヴォイ、冴えない端役俳優と思ってたのに、この映画で完っ全に
ホレました。

難を言えば、K・ナイトレイの鶏ガラちっくな色気のないドレス姿が・・・
まことに残念でなりません。


『リトル・チルドレン / Little Children』

どすこい体型のK・ウィンスレットが主演の、なんとも形容しがたい映画。
これもTSUTAYAでレンタル。

先の展開が読めない、という点では「つぐない」と同じで目が離せないのだが、
なにしろ、最初から最後まで、しょーもない人々がしょーもないことばかり
しているので、「なんだかなあ・・・」と困惑しっぱなしである。

観終わった後、もしかしたらすごいモノを観たんじゃないか?という気に
させられてしまう、ある意味、「すごい」映画。


『赤壁 / RED CLIFF Part1 』

岡崎の家を退去し、東京で数日ホテル生活をしている間に、渋谷で鑑賞。
にわか三国志ファンとしては、なんとしてでも観たかったので、公開に間に
合ってよかった。。。

キャスティングにしろ、ストーリーにしろ、個人的な感想は山ほどあるが、
それにしても、あのラストシーンって!!!
1週間後には日本を経つ私が、ひたすらボー然としてしまう終わり方でした。

やってくれたね、ジョン・ウー。
というか、エイベックスか?

とりあえず、マイフェイバリットの趙雲の扱いが、素晴らしくかっちょよくて
そこは満足です。

あとはもう何も言うまい・・・。
 

「天国と地獄」、そしてつれづれ。

2007-09-11 22:21:12 | TVや映画のはなし
先週録画しておいた「黒澤明ドラマスペシャル~天国と地獄~」を観る。

もともとオリジナル版の映画のほうに興味があって、いつか見たいと思って
いたところにこのリメイク。
舞台が高度成長期の横浜から現代の小樽へと変えられていたものの、
なかなか見応えのある上質なドラマだったんじゃないかと思う。

オリジナルで三船敏郎が演じた主役は、今や貫禄つきまくりの佐藤浩市。

佐藤浩市といえば、常日頃からその多毛っぷりに注目していた私であるが、
この作品では彼の髪の多さに改めてビックリした。
なんというか、「山盛り」という言葉がぴったりなカンジ。
帽子はおそらくかぶれないであろう。

途中、シャワーを浴びているところに犯人から電話がかかってきて・・・という
シーンがあるのだが、彼の髪は「ぐっしょり濡れてるくらいがちょうどいい
按配」だということが判明した。

そんな佐藤(多毛)浩市と阿部(のっぽ)寛が、シリアス演技で火花を散らす
中、その重厚感を台無しにしているのが、ベテラン刑事役の伊武雅刀である。

犯人を決定的に追い詰める為の大がかりな尾行作戦、という大変緊迫した
シチュエーションなのに、彼の尾行は「あと一歩間違えればコント」という
ギリギリアウトなテンションなのだ。
どんなにブッキー(犯人役)がオポンチだとしても、あんなすっとぼけた尾行
には気づくだろう、普通。
黒澤監督も、天国でダメ出ししてる気がする。

犯人役がブッキーてのもなあ・・・・。
松田龍平あたりのほうが100倍ハマる役どころなんだけど、そこをあえて
ブッキー、なのかなあ?
正直、迫力不足です。

とまあ、いろいろ言ってますが全体的には面白かったので、次はオリジナルを
観ようと思う。
そんな私がネットで色々調べていて、唐突に思い出したことを最後に。

映画版で犯人がウロつくのが横浜の黄金町。
で、黒澤監督は、この街を<国際都市・横浜の裏の顔><麻薬の密売が横行
する暗黒街>として登場させたらしい。

実は私、15年位前、この街の映画館で映画を観たことがあるのだ。
しかも「ニュー・ジャック・シティ」を。

知らない人は絶対知らないだろうが、この映画、麻薬の密売がからんだ
ギャングの抗争がテーマ。
確か、「サントラがカッコいい」という理由で観に行ったんじゃないだろうか。

でも、何故黄金町??

禁煙のはずの館内が、喫煙しながら映画鑑賞する方々(怖い)の煙で、
もうもうとしていた。
尋常じゃないレベルで貧乏ゆすりする人(怖い)が隣りの隣りくらいに座って
いて、時々通路にタ○をはいてる様子だった。

今思えば、なんであんなとこで映画観たんだろう??

経緯がまったく思い出せません。

「天国と地獄」のおかげで、しょーもない過去の記憶がまたひとつ蘇った夜で
ある。

TVの中の気になるオトコたち

2007-03-15 21:58:18 | TVや映画のはなし
むかぁし昔、独身だった頃はほとんどテレビを見ない人だった。
気づけば丸1週間つけてない、と気づくこともあったりして・・・。

それがどうしたことか。
超がつくほどのテレビっ子と結婚してしまったために、今では私も立派な
テレビっ子だ。

そんなわけで、テレビの話です。


大多数の番組は「なんとなく見てるけど、終われば一瞬で忘れる」という
カテゴリーに入り、その出演者も同じくそうなのだけれど、ごくごく稀に、
「恋かっ!?」と思ってしまうくらいハマってしまう人に出会うもの。

昨年、それは味噌蔵の若旦那、達彦坊ちゃんでした。
NHKの朝ドラをあんなに真剣に見たことはかつてなく、これからもきっと
ないでしょう。

そして、今年。

まだ3月も半ばだというのに、もう既に「すんごい気になる!恋かっ!?」
な人に、しかも2人も出会ってしまった。

外資ファンドの日本法人代表、鷲津さん(ハゲタカ)
派遣会社のマネージャー、一ツ木さん(ハケンの品格)

うーむ・・・・甲乙つけがたい・・・・。

夫の冷静な分析によると、鷲津さんは「高そうなスーツ&インテリメガネ」で
実際より数段男前に見えるだけ、らしい。

ということは、私の本命は、派遣会社の一ツ木さんなのかっ?
あの腰が低くて襟足の長い、やや年齢不詳なっ??
ほんとうにっ??

「ハケンの品格」は昨日が最終回だったので、もはや自分の気持ちを確かめる
術はない。

一ツ木さん、最後まで曖昧な態度だった私を許してね。 (って誰?)

We are NOVAtomo~, right~?

2007-02-24 21:42:09 | TVや映画のはなし
■NOVAに立ち入り検査=特商法違反の疑いで
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=160950&media_id=4

最近いろいろ続くな、NOVA。

1年半前、スクールを選ぶ時にNOVAのカウンセリングも受けつつ、
その「ポイント制」のメリットがイマイチ魅力的に思えずに結局他のスクールに
決めてしまったけど、こうなってみるとナイス判断だったかも。

「とにかく通えば通うほどお得なんですよ~~~」の一点張りで攻めてくる
カウンセラーさんに
「だーかーらー、そんなに回数通えないんですってばっ!!」
と何度も訴えた私。
それこそ、言葉の通じない外人さんを相手にしてる気分であったことだ。

そんなNOVAさんだが、今放映中のCMはとっても大好き。
あのヤマちゃん、タケちゃんの掛け合いのヤツです。

「I said toooo much today!」

と額をたたくヤマちゃん(もしくはタケちゃん、どっちかわからん)、最高。

続編を強く期待してます。

「24」終わったーーー!!

2007-02-09 21:37:53 | TVや映画のはなし
年末にAmazonで購入した「24~SEASON5~」のDVDセット、めでたくも
この週末に見終わりました。

疲れた・・・・。

相変わらず「24」は悪魔のようなドラマで、善良な私たち夫婦の睡眠
時間を奪い、貴重な週末も奪い、1年分くらいの集中力も奪っていった。
しかも、今回は選挙権まで危なく奪われるとこだったし。
ラストまで見終えたのが日曜夜7時だったので、ギリギリ投票へ。
「アメリカ大統領をまきこんだ巨大な陰謀」にどっぷりハマった直後に、
愛知県知事選の投票(近所の中学校の体育館にて)。
なかなかシュールな気分です(^_^;)

それにしてもジャック、いくらなんでも働き過ぎだよ。

そしてCTU、毎回毎回爆弾犯だのスパイだのスナイパーだの内部に侵入
されてるけど、セキュリティ甘すぎだよ。

とまあ、色々ツッコミどころは満載なわけだが、それでも24話ずーっと
ハラハラドキドキなエピソードを畳みかけて、5シーズン目となっても全く
飽きさせないのはスゴイ!と思う。

あれを見てる間は、ほんっとぉーに他のことがおそろかになるので、
終わってくれてよかったことだ。

(捏造が)あるある大事典?

2007-01-20 21:27:12 | TVや映画のはなし
■<あるある大事典>「納豆ダイエット」はねつ造
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=147322&media_id=2

はぁ~。。。
まったく、「いい迷惑」とはこのことだ。

ま、これでようやくフツーに納豆が買えるようになるのね。
冷凍してた<おかめ納豆>を「どうしよう、あと2つ・・・」と
ドキドキしながら解凍する日々よ、さようなら。

それはそうと、消費者の声として紹介されている
「信じていたのに・・・」の女性ですが、
「でも体重が減らないからおかしいと思っていた」
というコメントはいかがなものかと(^_^;)

ダイエットを甘く見てはいけません。

君が音楽を忘れないかぎり・・・・(以下、号泣)

2006-10-01 01:16:13 | TVや映画のはなし
終わってしまった・・・・。

あっけない、あっけなさすぎるよ、NHK!

この半年、録画までして見続けてきた『純情きらり』が、今日とうとう最終回を
迎えてしまった。
NHKの朝ドラとしては近年稀にみる高視聴率を維持してきた人気ドラマにも
かかわらず、最終回なので特別にちょっと長め、とかそういう色気は一切なく、
きっちり15分でさくっと終わってしまった。

ええっ? マジで? 終わり???
そういうカンジだった。

最終回で「ヒロインが病死」なんていう設定、民放の1時間ドラマだったら確実に
30分はお涙ちょうだい回想シーンで埋め尽くすだろうになあ。
あのあっけなさ、ある意味NHKらしいかもしれないが。

あーあ、もう達彦坊ちゃんに会えないのか。。。。
坊主頭になろうと七三ズラになろうと、変わらず素敵だった達彦さん。
「桜子、って呼んでいいか?」
このセリフにTVのこちら側で悶絶した(バカ)こともいい思い出だ。

桜子(宮崎あおい)は既にブレイクしているようだし、ファンとしては達彦さんこと
福士クンの今後の活躍を大いに期待したい。
古風な美形だから、大河ドラマで髷結ってもいいかもな~。(←妄想うっとり)

それにしても、もう終わりだから言うが、タイトルの『純情きらり』っていうのは
やはりちょっとイマイチだったと思う。インパクトゼロだし。
だからといって、他に思いつくかと言われればノーアイデアだったのだが。
無責任ですいません。

次の朝ドラは『芋たこなんきん』主演:藤山直美、だそうな。

NHKさん、今度はインパクト勝負ですか?