goo blog サービス終了のお知らせ 

JOY OF LIFE ~ in MIAMI ~

SAN DIEGO → 西三河 → MIAMI・・・流れ流れて・・・?

『Twilight』シリーズ全巻制覇(疲)

2011-08-03 20:31:56 | 本や雑誌のはなし
祝・完読!

と自分に言いたい。

思い起こせば、もうかれこれ1年以上も前、買い物に行ったCOSTCOでたまたま
見かけ、なぜか衝動買いしてしまったのがコレ。



『The Twilight Saga』コンプリートBOXです。

ちょうど映画も見たところだったし、リーディングの訓練にもなるだろうくらいに
思って買ったんだよな、確か。

その後「いつかきっと読もう」と本棚の隅に置いたまますっかり忘れていたのを、
数か月前に再発見。
つい出来心で手を出したのが運のツキ(?)であった。


いやー、大変だったのなんのって。

毎日毎日、来る日も来る日も辞書と首っ引きで『Twilight』に取り組む日々。

ちなみにこのシリーズ、本屋に行けば思いっきりTeensコーナーに並んでいるもので、
四十路の私がウンウン唸りながら読むほど難解な小説では全然ない。

これほどまでに苦労したのは、ひとえに英語力のなさ故、それだけである。

とほほ・・・。


それでも、3巻まではまだ余裕があった。
つまり、『twilight』『new moon』ときて『eclipse』まで。
その3作については先に映画を見てて、内容を知ったうえで読んでるからね。
次の展開がわかってるから、自分のペースでゆっくり読めたわけだ。

ヤバくなったのは、すべてが完結する最終巻『breaking dawn』に突入した時。

この日から、私の生活における空き時間という空き時間はすべて『breaking dawn』
に捧げられることになった。

だって先が気になって気になってさー・・・。

しかもどんなにガンガン読み進めたくとも、敵は厚さ6㎝もある「英語の」小説。
ガンガンなんて読めませんって。

おかげで、空き時間どころか、ここ1か月は睡眠時間も大幅に削った。

電子辞書の電池もものすごい勢いで交換した。

最後のほうなどは
「エドワードもベラももうどうなってもいいから、とにかく終わらせてくれ」
というやけっぱちな気分になることも多々あった。


そして、この度とうとう完結・・・。


よかった、終わって・・・(涙)


要は何が言いたかったかというと、『breaking dawn』のせいでブログ書いてる
暇なんてぜんぜんなかったよ、ということです。

そうです、言い訳です。


あー、ようやく自由だっ!!

本棚眺めて至福のひととき

2010-03-26 21:54:35 | 本や雑誌のはなし
少し前のことになるが、ひとつ新しい家具を買った。

家具といっても大層なものではなく、IKEAで$70ちょっとの激安ブックシェルフである。
もちろん自分で組み立てるやつ。

我が家の書斎(兼ゲストルーム兼納戸)には、既に本棚が2つあるのだが、こいつらは
もうだいぶ前から飽和状態だった。
そこへもってきて、やれ里帰りだ、やれ出張だ、のたびに数冊ずつ文庫本を買ってきて
しまうので、納まりきらない本たちが棚の上に山積みになり、「片付けたがり」の私には
許しがたい光景となっていたのだ。

そこへ舞い込んだのがIKEAのチラシ。

高さ2m、最大7段にも分けられるブックシェルフが、たったの$70じゃないですか。

置くスペースには余裕がある。
価格は週末のゴルフ1回分。
何を迷うことがあろう。

というわけで、夫を急き立てるようにしてIKEAへ行き、予想以上のビッグな梱包サイズに
ひるみつつ、無事「広告の品」をゲットして帰宅する。

そして組立て。

デカいし重いし面倒だったが、これを乗り越えなくてはIKEAの家具は使えない。
夫の多大な協力により、30分ほどで終了。

そこから先の作業は、平日のヒマな時間に一人でコツコツとするのだ。
折りしも夫は翌日から出張。
時間だけはありあまるほどある。

以前からある2つの本棚も全て空にして、書斎のレイアウトから一新することにする。
すべての本が床一面に積み上がり、まさに足の踏み場もない。

さて、合計3つの本棚に何をどのように納めていこうか?

それを考えるのは大変だが、しかしワクワクすることである。
何しろ今回は「余裕で全部納まる」ことが約束されてるからね。

その後の丸2日間、大量の本に囲まれつつ、あーでもないこーでもないと頭をひねり、
ようやく納得のいくマイ書棚ができあがりました。



これは一番目につく場所に設置した新しい本棚の一部。
何度も何度も繰り返し読んでいる本を(もちろん作家ごとに)並べ、それと買ったばかりの
新しい文庫本たち、装丁が美しくて気に入っているハードカバーの本たちを組み合わせた
自分としては100%ウットリできる眺めだ。
しかも、まだちょっと余裕がある。

これがミソ。

日本にいる時は、図書館で借りた本を手当たり次第に読み漁っていた私だが、マイアミに
住んでいる今、そんな環境は夢のまた夢。
重度の活字中毒患者(日本語限定)には大変ツライ。

こうして新しい書棚を手に入れ、愛読書を並べていると、しみじみと本への愛情が湧いて
くることに気づく。
いつでもラクに本が手に入る日本では感じたことのない気分である。

ありがとう、本たちよ。
これからもよろしくね。


そんな気分を味わえただけでも、新しい本棚$70分の価値はあったかもしれない。

真夜中の恐ろしい体験(予想外)

2007-01-23 21:32:20 | 本や雑誌のはなし
夫が出張中の夜の出来事。

風呂上りのホカホカな状態のまま布団にもぐりこみ、いつものように
就寝前の読書タイムを楽しんでいた時のことである。

ここ最近ハマっていた金田一シリーズにもやや飽きてきたので、
ちょいと洋モノにしてみようかと借りてきたのが、スティーブン・キングの
『図書館警察』(The Library Policeman)。
膨大な数のキング作品を読みつくしてきた私だが、これはどうもタイトルが
マヌケな気がして、今まで手を出していなかった。
たまたま見つけたのも何かの縁か、と思ったわけだ。

この小説、ざっくりと内容を言えば、
「図書館で借りた本を期日内に返さないと、世にも恐ろしい図書館警察が
君の家にやってくるぞよ~」
というようなことらしい。

こう書いてしまうと、まるで子供だましみたいなストーリーだが、そこは
それ、稀代のホラー作家・キングの手にかかると、世にも複雑で恐ろしい
物語に膨れ上がっていくのである。
しかも、「図書館」で借りてきた『図書館警察』。
なんとなくお膳立ても完璧ってカンジではないか。

眠くなる間もなく読みふける私に、恐怖の瞬間は突然訪れた。

借りていた貴重な本を失くしてしまった主人公の元へ、いよいよ図書館警察が
やってきた、というくだりだ。
ドキドキしながらページをめくった私の目にとびこんできたもの。

それは、

ページ全体にまんべんなく張り付いた、たくさんの「誰かの毛」


ぎゃあああああああ~~!!!!


な、なんなんだ、一体!
ものすごく予想外なことで、死ぬほど驚いちゃったじゃないのよ!
図書館の本のページに抜いた眉毛(もしくは睫毛?)をはさむなんて、
非常識にもほどがあるっつーのっ!

くっそぉー。。。
私の至福の読書タイムを台無しにしたヤツめぇ!
図書館警察をナメると、いつか必ずひどい目に遭うであろうぞぉ~(呪)!

ああ、ほんとにビックリしたよ、チクショー。。。

まんまと泣かされました。

2006-12-07 22:26:59 | 本や雑誌のはなし
いやー、待ったのなんの。

図書館で「予約待ち140人」の難関を半年かけて乗り越え、
ようやく順番が回ってきましたよ『東京タワー』。
江國さんじゃないよ、リリーさんのね。

早速、一気読み。

リリーさん、サブカル系のエッセイは読んだことあったけど
これはまたものすごいモノ書いちゃいましたね、という感想だ。
あんだけ日本中を感動の渦に巻き込んだ『セカチュー』にも
びくともしなかった私だが、これはもう、どうしようもなく
泣けて泣けて仕方なかった。
あまりにも目を泣き腫らしてしまったために、隣りに回覧板
持って行くのをやめたほどだ。

そいで、ひとしきり泣き終えてから、おもむろに母親に電話
かけてしまった。
さすがに、いきなり「生んで育ててくれてありがとう!!」とか
叫んだりはしなかったけど、そんな気持ちだったのだ。
そういう小説です。

半年も待たないで、とっとと買えばよかった。
もちろん購入決定。

雨の日曜、横溝正史リスペクト

2006-10-22 17:36:07 | 本や雑誌のはなし
近所の図書館が、特別整理休館とやらで10日も閉まっている。

自称<速読系・活字中毒>患者の私にとって、これは本当に痛い。
なにしろ、ここに越してきて1年余り、図書館のシールがついた本が常に3冊は
手元にあるという生活をずーっとしてきたのである。
なにをどう整理しているのか知らないが、とっとと開けて欲しい。
なんなら手伝うぞ。

私が今、必要以上に図書館オープンを熱望しているのには、実は訳があるのだ。


そもそもの発端は、10日ほど前に遡る。

その夜、久しぶりにお顔にパックなぞしてみた私は、鏡に映った己の顔に、ふと
懐かしいものを思い出した。
興が乗ったので、そのままリビングで寝転ぶ夫のもとへ行き、ひと言

「あおぬましずまだ~」

・・・・・・・・(シーン)

「なにそれ?」

・・・・・・・・

通じなかった(泣)。

あの金田一のさ、『犬神家の一族』のさ、気持ち悪いゴムマスクのさ、
しどろもどろになりながら説明しようとしたところで、ハタと気づいた。

いや、私、『犬神家の一族』ってよく知らないじゃん。

よく知りもしないネタで夫から笑いを取ろうとするとは、なんと浅はかな妻よ。

深く反省した私は、「次に読むのは金田一シリーズ・・・」と低くつぶやきながら
スケキヨパックを落とした次第である。

そう、そんな淋しい出来事があった数日後、訪れた図書館で脇目もふらずに横溝
コーナーに突進したのは言うまでもない。
借りたのは2冊。
『本陣殺人事件』および『獄門島』だ。

ネットで調べた<金田一シリーズ発表順>にあわせて読破しようという魂胆よ。
どうだ、参ったか。

むかーし昔、ミステリ好きの叔母の影響で、『八つ墓村』と『悪魔が来たりて
笛を吹く』は読んだことがある。
が、所詮ハナタレ小僧の頃の記憶なので、あの奥深そぉ~なオドロ世界の3%も
理解できていなかったに違いない。
やはり、今読むことに意義があるはずだ。

そして、恐ろしいスピードで読み終えました、2冊。

横溝先生、万歳っ!!!!
そして、金田一耕助に乾杯っっっ!!!!!

いやあ、素晴らしかった・・・・・。
一切無駄のない淡々とした文章で、背筋がゾワゾワしっぱなしの不気味な世界を
紡ぎだせるその技量!
恐ろしいと同時にあまりにも美しい、完璧なまでのトリックの数々!
これでもかこれでもかと登場する「いかにも」な小道具たちもタメ息ものである。

京極夏彦も、坂東真砂子も、横溝先生の前ではまだまだ小粒ってもんだ。

金田一耕助と聞いて、
バスクリンたっぷりの池から足にょっきり とか
志村の「八つ墓村の祟りじゃあ~!ひえ~!」 とか
ドリフ的なことしか思いつかない中年に差しかかった方々、ぜひご一読を。

あー、とにかく早く図書館開けて、続きを貸してくれー。






ビバ!アチュー症候群!

2005-05-08 05:51:26 | 本や雑誌のはなし

5月1日の朝日新聞「天声人語」より

------------------------------------------------------
(前略)たしかに、日差しが夏めくこの季節、空を仰ぐとくしゃみが
飛び出すことがある。寒くもないのになぜなのだろう。
くしゃみやせきに詳しい旭川医大助教授の野中聡さんに尋ねた。
原因は「神経の誤作動」という。
目で知覚した「まぶしい」という刺激が、脳に伝わる途中、なぜか
鼻からの刺激と受け取られる。(中略)
野中さんによると、米医学界ではこれを俗にアチュー症候群と呼ぶ。
------------------------------------------------------

アチュー症候群。
アメリカではくしゃみの音を「アチュー」と表現するが故のネーミング
なのだろうが、この際そんなことはどうでもいい。

私が幼少の頃、「くしゃみがしたくなったらお日様を見なさい」と母に
よく言われた。
「でそうででないくしゃみほど不快なものはない」という持論の持ち主
だった母。これは「太陽を見れば、思いっきりくしゃみができるよ」と
いう教えだったのである。

私はこれまでの人生を通してずっとその教えを守ってきた。
あ、くしゃみがしたい
と思った瞬間、昼間で屋外なら太陽を、屋内なら明るい窓を、そして
夜間であれば照明を見上げる癖がついている。
「まぶしいっ」と思った時が、私のくしゃみタイムだ。

そのおかげで、私のくしゃみ完遂率は、常に9割を上回っている。
これは自慢だ。
バッドタイミングの際にくしゃみを止める方法を知らないのが、
まあ難点といえば難点か。

しかし、普段何気なく実行してきたこんなことに「アチュー症候群」
などという大層な名前が、しかも米医学界でつけられていたとは。
なにやら迷信めいた教えだと思っていたのに、完全に科学的根拠が
あったわけだ。

母の教えというのはバカにできないものである。




肩もみコミュニケーション

2005-03-15 02:35:12 | 本や雑誌のはなし

朝日新聞/木曜「文化総合」欄より。
-----------------------------------------------
日立製作所基礎研究所による「遠隔肩もみコミュニケーション
システム」はセンサーが張られたマネキンと肩もみイスの
組み合わせ。マネキンの肩をもむと、離れた場所にある
肩もみイスに、もんだ箇所が伝えられる。
-----------------------------------------------

なんかすごい。。。
しかもコレ、マイクとスピーカーがついてて、「もうちょっと上
お願い」とか会話もかわせるのだそうだ。
<遠く離れていても親孝行できるシステム>なんだって。

これを読んでまず思ったのは、自分には「肩もみ=親孝行」
って発想がまるでなかったなあ・・・ということ。

多分それは、うちの親の「あ~、肩凝った」とかいうセリフ
を聞いたことがないせいもあるし、自分自身が肩凝りとは
無縁で、肩凝りのツラさを知らないせいでもあるだろう。

そっかー、肩もみねえ。
このシステムを開発した方は、きっと親御さんが肩凝り症
なんだろうな。

日本のように気軽にハグしたりすることのない文化では、
肩もみも貴重な「親子の肌のふれあい」なのでしょう。
今度帰国したら、やってあげよう、肩もみ。

ちなみに。

私はハグが大好きだ。
さすがに両親にすることはないが、仲のいい従妹や姪っ子
には帰ると必ずハグしてしまう。
もちろん夫には日に何度となく(無理やり)。
別に「アメリカかぶれ」を気取ってるわけじゃないんだけど、
あれって単純にいいものだと思う。

相手に対する愛情を込めながら、ほんの短時間でもギュっと
すれば、絶対にその気持ちは体温と一緒に伝わるはず。

というわけで、私は断然「ハグ推進派」です。
ハグするのが照れくさい両親には、「肩もみ」をぜひ。

朝日好きですが

2005-03-12 16:23:04 | 本や雑誌のはなし

新しいカテゴリー「朝日新聞」を設定してみたよ。

特に深い意味はなく、
ただ長い海外生活で日本のニュースを逐一チェックできる
紙媒体が我が家にはそれしかないってことで。

ちなみに、私の実家ではずーっと「読売新聞」を購読している。
生まれてこのかた30年以上、実家で他の新聞を見たことがない。
祖父と父が大の巨人ファンだから。
ただそれだけのことですけど。

東京でひとり暮らしを始めた私が「朝日」派になったのは、
これまたさして大きな理由はない。
たまたま一番最初にやってきたのが「朝日」の勧誘の人だった
というだけだ。
なーんの主義主張もないし、でもみんなそんなもんでしょ?


そんな私だけれど、今は「朝日」以外の新聞は考えられない。

三谷幸喜さんの<ありふれた生活>や
天野さんの<CM天気図>、
<ピンホールコラム>のない新聞なんて。。。

おっと、忘れちゃいけない4コマ漫画「地球防衛家のヒトビト」。
んもう大好きっ。

そう、一面や政治経済、スポーツ欄にはほとんど興味がない私。
今日も今日とて、「朝日」の真ん中のほうのページにある小っこい
記事たちに幸せを感じている。

いけませんか?