素晴らしいこともあったもんだ。
ここフロリダの映画館で、日本映画を鑑賞できる機会がやってくるとは。
しかも、いわゆる「The Fast and the Furious: Tokyo Drift」みたいな
“日本を舞台にしたゆる~いハリウッド映画”とか、そんなのでは全然なく、
生粋の、ちゃんとした、質の高い日本映画を、である。
そう、あの「おくりびと」が全米公開中だったのだ。
説明するまでもないと思うが、前回のアカデミー賞で<外国語映画賞>を受賞し、
大変話題になった、本木雅弘主演のあの映画。
このだだっ広~い南フロリダで、たったの3箇所でしか上映していないという
状況の中、幸いにもマイアミエリアで観られることがわかった。
そりゃあ観に行くでしょう!
多少遠くても行きますよ!!
というわけで、行ってきましたよ。

アメリカでのタイトルは「DEPARTURES」。
吹き替えではなく、オリジナルに英語字幕をつけて上映していてホっとする。
山形弁のほっこりした温かさは、英語では絶対表現できまい。
この中で語られる「納棺士」という職業は、色んな意味ですごい。
映画では、チェロ奏者だった主人公が、何の予備知識も覚悟もなく、ひょんなこと
から納棺士の仕事についてしまうのだが、現実的にはそんな生半可な気持ちで
始められる仕事じゃあないだろう。
彼は初仕事でとんでもない経験をするが、あの衝撃(すごすぎて書けない)だって
普通はそうそう乗り越えられないと思う。
ただ、その序盤の彼の右往左往っぷりはかなりおかしくて笑える。
モっくんは困惑顔がよく似合うなー。
そして、彼の「鼻の穴」が実にいい演技をしていて、思い出すだけで笑いが。。。
そんだけ笑わしてもらった後は、予想どおり、ずーーーーーっと泣きっぱなしで
ラストまで。
「泣かせシーンへの伏線」はかなりわかりやすいので、正直途中で先の展開が
おぼろに見えちゃったりもする。
が、それを補ってあまりある素晴らしい演出。
個人的に一番気に入ったのは、「顔中キスマークだらけにされるじいちゃん」。
わずか10秒くらいのシークエンスだったけど、猛烈に感動してしまった私は、
あやうく鼻水まみれになるところであった。
危ない、危ない。
納棺士ってすごい、だけじゃなく、夫婦とか親子の絆についても深ぁーく考え
させられる映画だった。
わざわざ観にいってよかった!
同じ回を見ていたのは、私たち日本人女性4人の他に、アメリカ人らしきオバサマ
数人とスキンヘッドの大柄な男性ひとり。
アメリカの人がどんな感想を持つのか、実はものすごく聞いてみたかった私である。
ここフロリダの映画館で、日本映画を鑑賞できる機会がやってくるとは。
しかも、いわゆる「The Fast and the Furious: Tokyo Drift」みたいな
“日本を舞台にしたゆる~いハリウッド映画”とか、そんなのでは全然なく、
生粋の、ちゃんとした、質の高い日本映画を、である。
そう、あの「おくりびと」が全米公開中だったのだ。
説明するまでもないと思うが、前回のアカデミー賞で<外国語映画賞>を受賞し、
大変話題になった、本木雅弘主演のあの映画。
このだだっ広~い南フロリダで、たったの3箇所でしか上映していないという
状況の中、幸いにもマイアミエリアで観られることがわかった。
そりゃあ観に行くでしょう!
多少遠くても行きますよ!!
というわけで、行ってきましたよ。

アメリカでのタイトルは「DEPARTURES」。
吹き替えではなく、オリジナルに英語字幕をつけて上映していてホっとする。
山形弁のほっこりした温かさは、英語では絶対表現できまい。
この中で語られる「納棺士」という職業は、色んな意味ですごい。
映画では、チェロ奏者だった主人公が、何の予備知識も覚悟もなく、ひょんなこと
から納棺士の仕事についてしまうのだが、現実的にはそんな生半可な気持ちで
始められる仕事じゃあないだろう。
彼は初仕事でとんでもない経験をするが、あの衝撃(すごすぎて書けない)だって
普通はそうそう乗り越えられないと思う。
ただ、その序盤の彼の右往左往っぷりはかなりおかしくて笑える。
モっくんは困惑顔がよく似合うなー。
そして、彼の「鼻の穴」が実にいい演技をしていて、思い出すだけで笑いが。。。
そんだけ笑わしてもらった後は、予想どおり、ずーーーーーっと泣きっぱなしで
ラストまで。
「泣かせシーンへの伏線」はかなりわかりやすいので、正直途中で先の展開が
おぼろに見えちゃったりもする。
が、それを補ってあまりある素晴らしい演出。
個人的に一番気に入ったのは、「顔中キスマークだらけにされるじいちゃん」。
わずか10秒くらいのシークエンスだったけど、猛烈に感動してしまった私は、
あやうく鼻水まみれになるところであった。
危ない、危ない。
納棺士ってすごい、だけじゃなく、夫婦とか親子の絆についても深ぁーく考え
させられる映画だった。
わざわざ観にいってよかった!
同じ回を見ていたのは、私たち日本人女性4人の他に、アメリカ人らしきオバサマ
数人とスキンヘッドの大柄な男性ひとり。
アメリカの人がどんな感想を持つのか、実はものすごく聞いてみたかった私である。