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JOY OF LIFE ~ in MIAMI ~

SAN DIEGO → 西三河 → MIAMI・・・流れ流れて・・・?

正しい岩盤浴のススメ(前編)

2006-08-29 19:11:30 | あれやこれや
何の予定もない平日に珍しくバイトがオフになったので、ずっと気になっていた
「岩盤浴」とやらに、とうとう行ってきました。

そう。
最近のデトックスブームの中でも、「腸内洗浄」だの「断食」だのに比べると
はるかにとっかかりやすいと言われるあの「岩盤浴」である。

もうすっかりハマっている人々からすれば、「今更~?」な話題であろうが、
好奇心旺盛なクセに腰が重いことで有名な私にしては、自分史上まれにみる
クイックアクションなのだ。
むしろ褒めてもらいたい。

かつて、空前のモツ鍋ブームの際、街中いたるところにモツ鍋屋がぼっこぼこ
オープンしたものであるが、今同じ現象が「岩盤浴ブーム」に起きている。
なにしろ、うちの近所だけでも、この数ヶ月で2~3軒の「岩盤浴専門店」が
新規オープンしているらしいのだ。
うーむ・・・、ブーム恐るべし。

とりあえず、家から一番近い店を選んでみた。
料金は、作務衣とタオルの貸出しを含め、80分で1500円。
これが安いのか高いのか、判断できる知識も経験も私には皆無だ。
素直に従おう。

できたてのホヤホヤで、まだペンキの匂いがただよう店内に入ると、これまた
いかにも慣れてなさそうなカンジの店員さんがカウンターにてお出迎え。
「こちらは初めてのご利用ですか?」とにこやかに聞かれたので
「岩盤浴自体がまったくの初めてです」と胸を張って答える。

平日の昼過ぎということもあり、どうやら客は私ひとりらしい。
よしよし。
近所のおばさま連中の社交場みたいになってたら嫌だなあ、という心配は
どうやら杞憂だったようだ。

ロッカールームでよもぎ色の作務衣に着替え、いよいよ「岩盤浴」ルームへ。
まずは手前の休憩室でさきほどのスタッフから「効果的な入浴法」についての
説明を受ける。

1.はじめに、体育座りで足裏を温める(5分)
2.うつぶせ(5分)
3.仰向け(10分)
4.休憩室で水分補給しながらクールダウン(5分)
5.2~4を繰り返す

わざわざ来たからには、最大限の効果を求めたい。
そう思った私は、このルーティンを厳守することを誓った。

「いざ、岩盤浴ルームへ!」

リラックスしに、というよりは戦いに来たかのような気合いをみなぎらせて
入室しようとしたその時である。
休憩室の扉が開き、常連さんらしき女性が慣れた様子で登場した。

ナイスタイミング。
この人をお手本にしよう。

しかし、この常連さんの行動が、後に私を激しく動揺させることになるのである。

(後編につづく)(多分)

夫がウケた日

2006-08-24 01:20:27 | あれやこれや
夫と夕食を食べながら、帰省中に録画しておいた大河ドラマ「功名が辻」を見て
いたときのことである。

大地震で一人娘を失い、悲しみにくれる一豊と千代の姿に、私もやや涙目になり
ながら刺身をつついていた。

すると、突然夫が(あ、そうだ)という顔をして、真顔でこう言い放った。

「そういえば、金曜日は飲み会でござる」


ぷーーーーーーーっっっっ!!!!


ご、ござるってっ!
登場人物かよっ!!


あまりのおかしさに笑い転げる私を見て、夫もようやくその面白さに気づいた
ようだ。
ひとしきり二人で「あー、おかしかったでござる」などと言いあいながら、笑いの
余韻をひきずっていた。
ちょっとしたバカップルである。

大ウケしたことがよほど嬉しかったのか、その後も夫はひとりで「もう牛乳がない
でござる」とか言いながら悦に入っていた。

が、しかし、勘違いしてはいけない。

あれは絶妙のタイミングで生まれた奇跡の笑いだったのだ。
もう二度とあの面白さは再現できないぞ、夫よ。

そう伝えたかったが、嬉しそうに新ネタをかみしめる夫に、そんな水を差すような
ことが言えようか。

今はただ、彼が明日会社で若い子相手に「今日も暑いでござるな」などと言い
出したりしないことを祈るのみだ。

蝉にまつわるエトセトラ

2006-08-19 23:10:21 | あれやこれや
お盆で実家に帰省し、久しぶりに我が家に帰ってみたら、マンションの部屋の
玄関前に蝉のバラバラ死体が散乱していた・・・。

どうせならちんまりと死んでいてくれればいいものを、どうしてバラバラに?
猫にでもやられたのか?
でも、このマンション内で猫の姿など一度も見かけたことないしなあ。
不思議だ。

実はこの近所、びっくりするくらい蝉が多い。
中学校と神社が近い、という立地のせいであろうが、夏の朝など目覚めた瞬間
から耳に入るけたたましい泣き声にウンザリなのだ。

あのやかましさから察するに、相当数の蝉が生息していると思われるが、実は
いまだに生きた姿を見かけたことがない。
見かける時は、必ず死骸、もしくは瀕死の状態の彼らである。

道端でひっくり返った蝉を見つけた時、私はできるかぎり大きく迂回して通り
過ぎることにしている。

蝉にはトラウマがあるのだ。

昔々、まだ独身でうら若きOLだった頃のことだが、その頃私は外階段のある
しけたアパートの2階に住んでいた。

ある夏の日。
会社に行こうと家を出た私は、階段の途中に蝉の死骸を発見した。
「あ、死んでる・・・・」
と思いながら階段を下り、そいつの上をひょいとまたごうとしたその瞬間、
突然そいつはものすごいデカい声でジージーいいながら、バタバタ動き出した
のである。

予想外のことに仰天した私は、「ぎょえっ!」とか何とか叫びながら、そのまま
下り階段を3段くらいすっ飛ばして着地。
しかし、不自然な姿勢だったために足首をひどく痛めてしまったのだ。

確か、全治1週間。

ひっくり返ってまったく動かず、なんかもう完全にひからびたような姿だったと
いうのに・・・・・蝉のやつめ・・・・。
向こうに悪気はないのであろうが、その「騙された感」に悔しい思いをした
出来事である。

言ってみれば、まあよくある話かもしれない。
日本全国で、似たような経験をした人が100万人くらいいてもおかしくない。
そのくらい蝉はよくひっくり返っている。

が、そんな蝉を見たら注意して欲しい。
「蝉で捻挫って・・・ぷっ(笑)」と同僚にバカにされたくなければ、特にだ。