何の予定もない平日に珍しくバイトがオフになったので、ずっと気になっていた
「岩盤浴」とやらに、とうとう行ってきました。
そう。
最近のデトックスブームの中でも、「腸内洗浄」だの「断食」だのに比べると
はるかにとっかかりやすいと言われるあの「岩盤浴」である。
もうすっかりハマっている人々からすれば、「今更~?」な話題であろうが、
好奇心旺盛なクセに腰が重いことで有名な私にしては、自分史上まれにみる
クイックアクションなのだ。
むしろ褒めてもらいたい。
かつて、空前のモツ鍋ブームの際、街中いたるところにモツ鍋屋がぼっこぼこ
オープンしたものであるが、今同じ現象が「岩盤浴ブーム」に起きている。
なにしろ、うちの近所だけでも、この数ヶ月で2~3軒の「岩盤浴専門店」が
新規オープンしているらしいのだ。
うーむ・・・、ブーム恐るべし。
とりあえず、家から一番近い店を選んでみた。
料金は、作務衣とタオルの貸出しを含め、80分で1500円。
これが安いのか高いのか、判断できる知識も経験も私には皆無だ。
素直に従おう。
できたてのホヤホヤで、まだペンキの匂いがただよう店内に入ると、これまた
いかにも慣れてなさそうなカンジの店員さんがカウンターにてお出迎え。
「こちらは初めてのご利用ですか?」とにこやかに聞かれたので
「岩盤浴自体がまったくの初めてです」と胸を張って答える。
平日の昼過ぎということもあり、どうやら客は私ひとりらしい。
よしよし。
近所のおばさま連中の社交場みたいになってたら嫌だなあ、という心配は
どうやら杞憂だったようだ。
ロッカールームでよもぎ色の作務衣に着替え、いよいよ「岩盤浴」ルームへ。
まずは手前の休憩室でさきほどのスタッフから「効果的な入浴法」についての
説明を受ける。
1.はじめに、体育座りで足裏を温める(5分)
2.うつぶせ(5分)
3.仰向け(10分)
4.休憩室で水分補給しながらクールダウン(5分)
5.2~4を繰り返す
わざわざ来たからには、最大限の効果を求めたい。
そう思った私は、このルーティンを厳守することを誓った。
「いざ、岩盤浴ルームへ!」
リラックスしに、というよりは戦いに来たかのような気合いをみなぎらせて
入室しようとしたその時である。
休憩室の扉が開き、常連さんらしき女性が慣れた様子で登場した。
ナイスタイミング。
この人をお手本にしよう。
しかし、この常連さんの行動が、後に私を激しく動揺させることになるのである。
(後編につづく)(多分)
「岩盤浴」とやらに、とうとう行ってきました。
そう。
最近のデトックスブームの中でも、「腸内洗浄」だの「断食」だのに比べると
はるかにとっかかりやすいと言われるあの「岩盤浴」である。
もうすっかりハマっている人々からすれば、「今更~?」な話題であろうが、
好奇心旺盛なクセに腰が重いことで有名な私にしては、自分史上まれにみる
クイックアクションなのだ。
むしろ褒めてもらいたい。
かつて、空前のモツ鍋ブームの際、街中いたるところにモツ鍋屋がぼっこぼこ
オープンしたものであるが、今同じ現象が「岩盤浴ブーム」に起きている。
なにしろ、うちの近所だけでも、この数ヶ月で2~3軒の「岩盤浴専門店」が
新規オープンしているらしいのだ。
うーむ・・・、ブーム恐るべし。
とりあえず、家から一番近い店を選んでみた。
料金は、作務衣とタオルの貸出しを含め、80分で1500円。
これが安いのか高いのか、判断できる知識も経験も私には皆無だ。
素直に従おう。
できたてのホヤホヤで、まだペンキの匂いがただよう店内に入ると、これまた
いかにも慣れてなさそうなカンジの店員さんがカウンターにてお出迎え。
「こちらは初めてのご利用ですか?」とにこやかに聞かれたので
「岩盤浴自体がまったくの初めてです」と胸を張って答える。
平日の昼過ぎということもあり、どうやら客は私ひとりらしい。
よしよし。
近所のおばさま連中の社交場みたいになってたら嫌だなあ、という心配は
どうやら杞憂だったようだ。
ロッカールームでよもぎ色の作務衣に着替え、いよいよ「岩盤浴」ルームへ。
まずは手前の休憩室でさきほどのスタッフから「効果的な入浴法」についての
説明を受ける。
1.はじめに、体育座りで足裏を温める(5分)
2.うつぶせ(5分)
3.仰向け(10分)
4.休憩室で水分補給しながらクールダウン(5分)
5.2~4を繰り返す
わざわざ来たからには、最大限の効果を求めたい。
そう思った私は、このルーティンを厳守することを誓った。
「いざ、岩盤浴ルームへ!」
リラックスしに、というよりは戦いに来たかのような気合いをみなぎらせて
入室しようとしたその時である。
休憩室の扉が開き、常連さんらしき女性が慣れた様子で登場した。
ナイスタイミング。
この人をお手本にしよう。
しかし、この常連さんの行動が、後に私を激しく動揺させることになるのである。
(後編につづく)(多分)