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JOY OF LIFE ~ in MIAMI ~

SAN DIEGO → 西三河 → MIAMI・・・流れ流れて・・・?

とってもラテンなDMVオフィスにて

2010-02-20 00:16:30 | マイアミ赴任のはなし
フロリダ州から「運転免許更新の時期ですよ」というハガキがきた。

はー、もう1年ですか。
ついこの間取得したような気がするのに。

以前住んでいたカリフォルニア州では、運転免許は3年有効だった。
が、どういうわけかフロリダだと赴任者は「TEMPORARY」の印がついた1年のみ有効の
免許しか発行してもらえないのだ。

ケチだな、フロリダ州。

というわけで、早速更新をしに近所のDMVオフィスへ。

事前にネット予約をしてたので、入り口から溢れるように並んでいる人々をかき分けて
「予約者専用」のカウンターに向かう。
が、そこに座る係のおじさんの周りには「あなたもしや予約してませんね?」と思しき
怪しげな人々が四方八方から群がり、みな好き勝手に色々話しかけている。

皆さん何をそんなに訴えかけているのか。
私にはまったく理解できません。

全部スペイン語なんだもん。

ここってほんとにアメリカ?

理解できないので無下に割ってはいることもできず、仕方なく陳情者(にしか見えない)
の訴えがひととおり終わるまで、辛抱強く待つのみである。

ようやく私の番がやってきたので、おじさんに完全無欠の書類一式を提出すると、彼は
一瞥もせずに「まずはあっちの人に全部チェックしてもらってから戻って来い」と言う。

あっちの人・・・って、
あの、「予約なし」の長~い行列の先頭で、もみくちゃになってる係の兄ちゃんのこと?

明らかにひるむ私に、おじさんは「君は予約してきたんだから並ばずに声をかければOK」
とかほがらかに言う。

いやでもね、すでにあの人、シビレを切らした暴徒(にしか見えない)にワイワイ言われて
囲まれてますよ。
あそこを突破しろと??

そう、突破しないかぎり、私の更新作業は先に進まないのである。
行くしかない。


近づきながら観察すると、その係の兄ちゃんは完全にウンザリしていた。

彼は必要な書類一式を、ただ粛々とチェックしたいだけなのに、おそらく
「どうしてこれが現住所を証明する書類じゃないってんだよぉー、あんちゃん!」
「SSNカード?持ってきてないから番号だってわかんないわよー、どうにかしてよー」
みたいな理不尽な文句を延々と聞かされ、弱りきっているようだ。

そこへタイミングよく割り込んでいったのが、誰あろう私だ。

兄ちゃんは野性の勘で(お、まともな書類を揃えてそうなヤツがきたっ!)と感じたので
あろう。
即座に私の書類を受け取り、ひとつひとつ声をあげながらテーブルに広げだしたのだ。

「有効期限の残ったライセンス、OK!」
「申請フォーム、OK!」
「パスポート、OK!」
「SSNカード、OK!」
「現住所確認書類は銀行のステイトメントだね、Perfect!」

私のアメリカ生活で最も大事かつデリケートなものたちが、超乱雑なテーブルの上に
広げられ、皆さんの注目を浴びている。

完全無欠のサンプルを皆に見せて、彼はとても満足そうであったが、私はとにかく早く
返してほしかった。
とっても大事なものなんですよ、お兄さん。

そうして、おじさんのとこに戻り、またしても陳情者の訴えが落ち着くのを待ってから
「チェックしてもらったよ」と告げ、ようやく整理番号を発行してもらえたのだ。

なんだよ、このプロセス。

結局、その後のカウンターでの更新作業はものの3分とかからずに終了し、やれやれと
スペイン語の飛び交うDMVをあとにした私である。

はー、まったくマイアミってとこは・・・。

なんだかとっても濃密な1時間であったことだ。

嗚呼、サンディエゴ。。。。

2009-01-10 23:01:30 | マイアミ赴任のはなし
サンディエゴから出張者が来ていて、週末うちら夫婦とそのO氏との3人でゴルフ
をした。

彼はたまたま夫と同期で昔から知っていることもあり、とてもとてもなごやかで
楽しいひと時を過ごした。
聞くと、Oさんはサンディエゴに赴任して3年だという。
言うまでもなく、私たちにとっても、4年半暮らしたことのある思い出の街だ。

「で、サンディエゴはどうよ?」

そう尋ねる夫の表情からは
(どうよ?いいとこだろ?いいとこなんだよ!いいとこだと言えっ!)
という心の叫びが読み取れた。

気持ちはよーくわかる。
私たちにとって、サンディエゴはもはや<第二のホームタウン>と言っても過言
ではない。
離れてから3年以上たっても、夫婦そろって恋焦がれている街なのだ。

そんな私たちの気持ちを知ってか知らずか、Oさんは大変嬉しそうに「たしかに
いいとこだよね~」と爽やかに同意して、そのうえ驚愕の<サンディエゴ最新
情報>を教えてくれた。

いわく、

・日本食材スーパー「MITSUWA」の中に、ラーメン「山頭火」がオープンした。
・さらに別の日本食材スーパー「MARUKAI」が「MITSUWA」のすぐそばにできた。
・LAで評判だった焼肉「鶴橋」がSDにもオープンした。
・定食も美味い「TAJIMA」が2号店をオープン、どうやら居酒屋らしい。
・「ブックオフ」ができた。


Oさん・・・もういいです・・・。
そのへんで勘弁してください・・・。

ただでさえ暮らしやすかったSDが、いまやそんなことになってるとは。。。

逆にアメリカで暮らしてる意味ないし!
いろいろ手に入らないからこそ、創意工夫の喜びがあるってもんじゃん!


・・・いや、すいません、思いっきり負け惜しみです。


やっぱサンディエゴはいいとこじゃーん(涙)

deliveryなんて嫌いだっ

2008-12-12 07:09:09 | マイアミ赴任のはなし
ほとんど何もないまま新居に引っ越して、早くも1週間以上が過ぎた。

パティオ用の折りたたみテーブル&チェアを当面のダイニングとして使い、
段ボール箱にクロスをかけただけのものをPCデスクとして使い、
まだまだ揃えなくてはいけないものがたっくさんある。
それでも、自分が気に入った部屋で暮らすのは気分のいいものです。

が。

どうしても許せないのが、このコンドミニアムの厳しいお作法。

deliveryについてのルールだ。

先日ソファを購入した店から、ようやく「木曜日に届けます」という電話が
きたのがおとといのこと。
私はすぐさまJennifer(administrative assistant)に連絡をして、木曜日
に配送があるのでエレベーターを使わせて欲しいことを伝えた。

それが第1のルールだからだ。

きちんと連絡をしておかないと、彼らは「予定にない」と配送業者を追い返して
しまうらしいのだ。

少々めんどくさいが、まあ仕方ない。

昨日また店から電話があり、「明日のdeliveryだけど、12時から4時までの間に
行くんでよろしく」という。
私はまたJenniferに電話し、「そういうことだから、くれぐれもよろしく」的な
念押しをした。

そして今日。

運の悪いことに、ここまでずっと晴天続きのマイアミだったのに、今日に限って
「午後からstormy」という予報だった。
予報どおり、お昼過ぎから雨が降り始め、風も強くなってきた。

いやーな予感はしたのだ。

案の定、待っても待っても配送は来ない。
とうとう時計の針が4時を回り、私は本格的にアセりだした。

ここのdeliveryについての第2のルールが気になりだしたからだ。

「夕方5時を過ぎたら、一切の例外なく配送トラックは受け付けない」
というもの。

・・・厳しい・・・厳しすぎるよ(泣)。

それからの時間、どれだけハラハラハラハラしたことでしょう・・・。
気をもみすぎて死にそうになり、いよいよ電話して状況を確かめようとした時、
配送の人から「今から10分後に着くから」という連絡がきた。

あーーーー、よかった!!!

人生の中でベスト10に入るくらいの「ほっとひと安心」度だった。

だが、慎重な私はすぐさまJenniferに電話をした。
「10分後に来るらしいから、入れてあげてね!」というと、彼女いわく
「セキュリティにゲート開けておくように言っておくわ。No problem!」

Jennifer・・・天使のような女性だわ。

が、しかし。

それから待っても待っても誰もドアをノックしてこない。

午後5時半、いくらなんでもおかしいと思った私は、さっきの配送の人に
電話をしてみた。
「どうなってんの? 待ってるんだけど」

な、なんと、彼はやや怒っていた。

「俺の問題じゃない。お宅のセキュリティが5時過ぎたから駄目だって言って
追い返されたんだよ! まあでも、あんたに連絡しなかったことは謝るけどさ」

・・・・あ然とするしかなかった。

とりあえず、月曜日に配送しなおしということになり、大変な脱力感で電話を
切った私である。

このフツフツと湧き上がる怒りをぶつけようにも、Jenniferは5時までしか
オフィスにいない。
一番ぶちまけたい相手である夫は、今頃アルゼンチンの空の下である。

くっそー・・・・とりあえず、ビールでも飲んじゃおうっと。

BrandsMartでお買い物

2008-12-04 10:21:42 | マイアミ赴任のはなし
あの日のBrandsMartがどれだけ大変な状態だったか、なんというか、思い出す
だけでも死ぬほどグッタリしてしまう私。

私たちが店についたのは、既に開店から3時間は経過している朝8時過ぎという
ナメきった時間だった。
にもかかわらず、店の周辺道路は大渋滞。
もちろん駐車場はグチャグチャ。
店に入る前からウンザリである。

いつまでたっても駐車できそうもないので、とりあえず私だけ先に店に入って
様子をうかがうことにする。

・・・・

なんといったらいいか、店内はまさに年末のアメ横、ただし客はバッファロー、
みたいな状態である。(店員もけっこうバッファロー)

誰もが欲しい商品を求めて殺気立っている中、私も意を決して目指す売り場に
突進開始だ。
まずは掃除機。
新居にはすぐに必要なので、適当なものがあれば買いたい。
バキュームコーナーに着くと、いきなりヤル気満々の店員が寄ってくる。
買う気満々の客は匂いでわかるのだろうか・・・怖ろしい。

バッファローの群れにガンガンぶつかられながら彼の口上(長い)を聞いている
うちに、夫から電話が入る。

「やっと停めれた・・・今からTV売り場に向かいます」

掃除機売り場の店員に別れを告げ、とりあえずTV売り場に向かう。
すぐそこに見えているのに、なかなか辿り着かないで四苦八苦していると、
バッファローの群れにおぼれている夫を発見。

なんとか合流成功。

その後、人でごったがえすTV売り場で店員をつかまえ「チラシにのってた
あのTVをくれ!」と伝えて、さっきの掃除機売り場に戻って「それ買うから」
と彼に伝え、ついでに欲しかったトースターをストックの山の中から掘り出して
レジに向かうまで、一体どれだけの時間がかかったことか・・・。

しかし、まだ悪夢は終わらない。

ずらずらーっと30台はオープンしてるレジなのに、ここもまた並んでる人で
大混雑だったのだ。

ものすごい重そうな箱(パソコン?)を肩に乗せて並ぶレスラー系(危険)。
巨大な46形TVの箱を2つも引きずって並ぶカップル(迷惑)。
なぜか家族6人くらいが全員で並んでいる巨体ファミリー(邪魔)。

その合間を、ローカルニュースの取材陣がインタビューとかしに回っている。

あー!まったくもう!!!
イライラしながら、40分くらい並んだだろうか。
会計を終えて外に出た瞬間は、まさに久々にシャバの空気を吸ったような気分
だった。

しかし、まだまだ悪夢は終わらない。
購入したTVと掃除機を、ピックアップエリアで引き取らなくてはならないのだ。

思えば、この日の異界体験のハイライトがこの場所、ピックアップエリアだった。

デカイ倉庫の入り口で、大勢の人が「俺の商品を早く寄越せー!」とばかりに
レシートをふりあげて騒いでいる。
順番もなにもあったもんじゃなく、とにかく係の男の子に「早く寄越せ」と
レシートを渡したもん勝ちなのだ。

その光景たるや、とても先進国アメリカでのものとは思えない。

頑張れ、夫!

店内よりもさらに殺気立つ群れの中に、果敢に飛び込んでいった夫。
意外にも巨体の間をするするとすり抜けて、気づけば最前列で必死にレシートを
ふっている。

その立派な姿・・・惚れ直しました。

30分後、やっとこさっとこ運ばれてきたTVと掃除機を、やっとこさっとこ
車に積み込み、BrandsMartを後にする。
到着から軽く3時間半はかかった買い物であった。

いやいや、すごかった。
この日の体験は「2008 Black Fridayの大冒険」として、長く私たちの記憶に
残ることだろう。



どうなる、黒い金曜日!

2008-12-01 14:14:34 | マイアミ赴任のはなし
アメリカの祝日として、11月第4木曜日=Thanksgiving Day(感謝祭)という
のは日本でもかなり有名だと思うが、その翌日「Black Friday」については、
ほとんど知られていないだろう。
私もアメリカに来るまで、まったく知らなかった。

というか、今もってよくは知らない。

だが、この金曜日、全米のありとあらゆる店で「After Thanksgiving Sale」と
銘打って、ものすごい規模の大安売り合戦が行われることは知っている。
しかも、たいていの店で<売り切れ御免の超目玉商品>が広告に出て、それを
目当てに夜中から大勢の人が並んだりすることも。

店の開店時間も、この日ばかりは朝5時とか6時、ひどいところは夜中の12時
というのもあり、目玉商品を手に入れたい人々は、開店と同時にすごい勢いで
店になだれこむ。
(その様子からか、目玉商品のことを「Door Busters」と呼ぶんだって。これは
夫に教えてもらった。)

そんでもって、金曜の朝のニュースでは、冒頭に必ずその映像が流される。
たいてい真っ先になだれ込んでいるのは、いかにも屈強そうな大男とか、森久美
体型のおばちゃんとかばかりで、その様子は“腹をすかせたバッファローの大群”
そのもの。

非常ーに怖い。

この日が、なぜ「Black Friday」と呼ばれるようになったのかは知らないが、
とにかくこれまでは自分には縁のない1日であった。

しかし、今年は違います。

なんと、夫が果敢にも
「新居で使うTVを、Black FridayにBrandsMartで買おう!」
と言い出したからだ。


そ、それは・・・


とても無謀なのでは・・・?


BrandsMartといえば、知る人ぞ知る、このフロリダ界隈でラテン系の方々に大変
愛されている超大型電機店だ。

店内はスペイン語が飛び交い、店員は売る気満々、客は買う気満々のガチンコ
勝負な空気がムンムンしている。
おびただしい数の商品が所狭しと積み上げられ、通路は狭いのに客のサイズは
たいていXXLで、その圧迫感たるやすさまじい。

普通の週末ですらそんな店なのに、わざわざBlack Fridayに??

なんでも、驚異的な価格で46インチのテレビを売るらしい。


そうですか。

それは頑張ってみる価値があるかもしれませんね。


と、新居にデカいTVを置きたい一心で、バッファローの群れに立ち向かう
決心をしたちびっこ2人でありました。

生きて帰れますように。



当日のBrandsMartのチラシです。 すでに怖い。







今度コンドに入居します(駄ジャレ)

2008-11-28 11:09:35 | マイアミ赴任のはなし
ホテルでイグアナたちと遭遇した翌日、入居を希望しているコンドミニアムから
呼び出しがあった。

Association Interview、だそうな。

そこはかとなく「上から目線」。

夫と2人、ややビビりモードで行ってみると、高級感ただよう個室に通され、
そこにproperty managerという肩書きの女性が待っていた。

笑顔で握手をした後、ものすごい勢いでしゃべり始める彼女。
ちょっと気を抜くと「ペラペラペラペーラ」みたいにしか聞こえなくなるので、
超必死のリスニングである。
約10分程度の面談の後、「細かいことは彼女に聞いてね」と、アシスタント
のJenniferを紹介された。
今後はもっぱら彼女に色々お世話してもらうことになるようだ。
仲良くせねば!

結局のところ今日の主旨は、新しい住人を迎えるうえでの顔あわせと、さまざま
なルールの説明といった内容のオリエンテーションだったようだ。
ビビって損したぞ。
採用面接みたいなもんかと思ったからさー。

とにもかくにも、第一希望だったコンドミニアムに晴れて入居が確定!

いやー、めでたいめでたい!

契約日が28日の金曜日になっているので、4連休の最中ではあるが、せっかく
だからその日に入居することにする。

28日とは、Thanksgiving dayの翌日。
つまりアメリカ的に言うと「the day after Thanksgiving = Black Friday」に
新居に引越しだ。

さらば、ホテル暮らし!


そうそう、この日ビックリしたこと。
コンドミニアムへの引越しって、エレベーターの予約が必要なのだよ。

「○月○日の△時から▽時間予約したいっす」とJenniferにお願いしなくては
ならない。

めんどくさー。

しかも、万が一(エレベーターの破損とか?)のためのImpact Feeとかいって
$500も預けなくてはならないのだ。

きょへーー。

その金額が私には十分すぎるインパクトなんですけども。

マイアミのコンドミニアムのお作法いろいろ。
楽しくなりそうだわー。




ぎょぎょっっ!!

2008-11-26 13:05:49 | マイアミ赴任のはなし
今日の昼下がり、滞在してるホテルのロビーで「ダバダ~~♪」とコーヒー
タイムを楽しんでいた時だ。

テラスのほうを向いて話していた友人が、突然「あ、あれ!」と外を指差し、
振り向いた私の目に飛び込んできたのは・・・



ぎょっっ!

でかいトカゲ?

じゃないよ、イグアナだよっっ!!

慌ててカメラを手にテラスに出たが、私の剣幕に驚いたのか、ヤツはすぐに
逃げてしまった。




(いやーん、こっち来ないでよー)の図


「やだー、ビックリしたわー。マイアミには野生のイグアナがいるとは聞いてた
けど、こんな街中にもいるんだね~」

興奮冷めやらぬ私。

しばらくすると、また友人が「あ・・・でか・・・・」とテラスを指差した。
振り向く私。


ぎょぎょっっっ!!



こいつはさっきのヤツの倍くらいある大物。
全長1.5mくらいありそうだ。

こんなの動物園でしか見たことないんですけど・・・。

すごいぞ、マイアミ。

すごいけど、自宅の庭にでたら正直怖いぞ、イグアナ。



そして、パムと家探し

2008-11-20 08:48:25 | マイアミ赴任のはなし
とりあえず携帯と車をゲットし、いよいよ本気の家探しをする時がやってきた。
そう、realtorのパムとの再会である。

ホテル暮らしも長く続けたくはないし、今日決めてしまいたい私たち。
実は、前回の下見の印象、夫からのレポートなどを考え合わせて、「ここが
いいかな」という物件を、ほぼ絞り込んでおりました。

それを知ってか知らずか、パムは「あんたたちからリクエストもらったとこで、
あそことあそこはもう借り手が決まっちゃったのよ~」と、うちらの希望の物件
のみが残っているようなことを言い出した。

パム・・・超能力者か?

そんなわけで、トントン拍子で真っ先に第一希望の物件を見せてもらうことに
なる。
Caral Gablesというエリアの外れにある、新築の高層コンドミニアムだ。


ドアを開けると、入ってすぐ横がキッチンスペース。
「え?いきなり?」というカンジではあるが、まあ、こんなもんなのです、
アメリカのアパートって。

で、真正面がリビングルーム。
それにベッドルームとバスルームが2つずつある、まあ標準的な2LDK
ってやつだ。
ちびっこジャパニーズ2人暮らしには、十分な広さだろう。

また角部屋なので、マスターベッドルームの二方向に大きな窓があり、とても
明るくて素晴らしい。
夫も窓が2つあることを大変喜んでいる様子だったが、自分が遮光カーテンに
こだわる「朝は真っ暗な中で目覚めたい派」の人間だということを彼は忘れて
いるようだ。
早々に不満を言いそうで怖い。

一応、他の物件も見せてもらったりしたが、結局は一番初めに見たところが
気に入ったので、パムに「ここにする!」と伝える。
彼女も「うんうん、そうだろうそうだろう」という顔をしている。


というわけで、なんとか新居も決まりそうだ。

問題は、いつ入居できるか・・・・

「もうホテルは飽きちゃったのよー、パム!」と懸命に訴えたので、一応
彼女もプッシュしてくれるみたいなんだけど、どうなるだろう。

引越しのメドもつかないまま、Thanksgivingの4連休ずっとホテルなんて
嫌だよー。




なにはなくとも車なんです

2008-11-18 05:06:46 | マイアミ赴任のはなし
ついにマイアミ入り。

が、実際はここからまたすべてのセットアップをしなくてはならないのだ。

空港で夫と再会した瞬間に「ゴーーール!」という気分になったが、全然
ゴールじゃなかった。
むしろスタートだし。

まずはこれからしばらく暮らすことになるホテルで荷物をおろす。
空港からほど近いこのホテルは、前回の下見の時にもお世話になったが、
とりあえず広さは申し分ない。



リビングはこんなカンジで、他にベッドルームと広いバスルームがあり、
一応キッチンスペースもある。

なんというか、これから家を探したり、ややこしい契約をしたり、という
面倒な道のりを思うと、
「もうここにずっと住むからいいよ」
という気にもなりそうな充実っぷりだ。

掃除もしてくれるしなー。


さて、週末には早速私の車を買いに行きました。

目指すは、巨大中古車ディーラーの「CAR MAX」。
金曜日、出勤する夫から「ここのサイトを見て、車を選んでおくように!」
と宿題を出されていたので、実はすでに何台かあたりはつけてあるのだ。

やたら広い敷地にずらずら~っと車が並んでいる様子は、さすがアメリカ。

その中から、「これとこれを試乗してみたい」と告げると、無愛想な女性が
すぐさま試乗させてくれる。
洋服の試着くらいカンタンだ。

2台ほど乗ってみて、夫と「なんかしっくりこないんだよな~」とか言いつつ、
もう1店の「CAR MAX」に向かう。

実は、前日のサイトチェック時点で一番気になった車はコッチにあるのだ。

店に入ると、目指す車が、なんとショールーム内に鎮座しているのを発見!
しかも、どっかの家族が今にも買わんばかりの様子で中に座ってみたり、
セールスマンに真剣に質問したりしてるではないか!

ま、まずい!!

このような時、人間というものは面白いもので、「ちょっと気になってた」
くらいのはずだったのに、誰かに取られそうと思った瞬間、もんのすごく
素晴らしいものに見えてしまい、「絶対コレが欲しい!!」と激しく思って
しまうものである。

私らは、その家族がふっと他に移った瞬間を狙って、担当のセールスマンを
つかまえ、「これを試乗させてくれ!ライトナウ!」と告げ、まんまと車ごと
逃亡して即購入決定にこぎつけることに成功したのである。
言ってみれば、ちょっと反則気味の略奪婚だ。

ははは!勝ったぞっっ!!

今思えば、冷静な判断力をやや失っていたかもしれない。
でも、結果的に大変いい買い物であったと思う。

しかし、そこからがものすごぉーーーーく大変だった。

超スペイン語なまりの英語を話すカルロス(担当)と、売買契約の交渉。
私はまだ保険に入ってなかったので、その場で保険会社と電話で交渉。

夫(まだギックリ腰)はほんとーーに頑張った。
私ゃ、日本語だって保険の契約なんてよくわかんないっすよ。
すべてやってくれてアリガトー!

るんるんる~♪と鼻歌を歌っていた私だが、ここでハッとあることに気づく。

「ねえねえ、コレってさ、自分で乗って帰るんだっけ?」

「当たり前じゃん」

夫は自分の車を運転しなければいけないわけで、するってぇと・・・・。

「・・・・」

まったく心の準備もないままに、私のマイアミ初運転がこの瞬間に決まった。

初めての道(しかも都会)。
初めての車(しかも略奪婚)。
そして、超久しぶりの左ハンドルにきゃーきゃー言いながら、なんとか無事に
ホテルに辿り着いた土曜日でした。


やっとこさマイアミへ(後編)

2008-11-16 23:47:18 | マイアミ赴任のはなし
成田出発。

乗り継ぎ地のシカゴまでは大変快適な空の旅だったのだ。
問題は、シカゴのオヘア空港。

あの空港のスタッフは、誰も彼もほんとぉぉーーーに感じが悪い。
目が合って笑顔で挨拶しても、不機嫌そうな無表情を貫き通すオヘアの人々。
あのかたくなさはなに?
寒いから??

入国審査では、管理官がビザの種類を間違って記入するという重大ミスをし、
いったん歩き出してから「あれ?」と思って引き返した私が「直してくれ」と
言うと、無言で修正してパスポートをつき返してきた。

(か、感じわる~~っっ!! あんたのミスなのに、なにその態度っっ!!)

怒り心頭である。

が、しょせんここはアウェーの地。
ムカっ腹をたてながらも、静かにその場を離れる私である。

次のポイントが「乗り継ぎカウンターでのチェックイン」だ。
税関を通り過ぎたところにAAのカウンターがあるのだが、早朝のためか、
やたら広いスペースにスタッフはひとりきり。

そして、どうやら手続きをする客も私ひとりのようである。

「チェックインしたい」と告げると、こいつもムスっとした顔で無言で手続き。
チケットも投げてよこすような感じだ。

(ちくしょー、いつかあんたを殴りにこようかっ!)
とチャゲアスみたいなことをつぶやきながらスーツケースを下ろそうとすると、
そいつは言った。

「ここで下ろすな。向こうのコンベアのとこでカートに載せたまま置いておけ」

振り返ると、はるか彼方で確かにコンベアが動いている。
言われたとおり、そこに行ってみたのだが、なにしろ誰もいないし、誰の荷物
も置いてない。

(ほんとにここに置いていくわけ?)
とカウンターのほうを見ると、もうヤツの姿は消えている。

カウンターも無人?

四方八方を見回しても人の姿はなく、コンベアーだけが静かに稼動している。
これが普通なのだろうか。
こんな人気のないとこに、今の私のすべてが詰まった荷物を置いていく?


・・・・。


仕方ない、置いていきましたよ。
ものすごい不安だが、ほかに選択肢はない。

(あー、大丈夫かなー、私のスーツケース・・・)

モヤモヤした気分のまま、国内線ターミナルへと向かうシャトルに乗ると、
走り出したトタンに、いきなり緊急停止だ。

「なんちゃらなんちゃらのチェックで止まってるけど、すぐ運転再開するよ」
みたいな車内アナウンスを何度か聞いたが、結局再開したのは20分ほど
たってから。

とまあ、オヘアで散々な目にあったからか、ようやく着いたマイアミ空港で
遠くに夫の姿を見つけた時は、涙がちょちょぎれるほど嬉しかった。

(よかった・・・・これでもうなにもかも安心・・・ん?)

よく見ると老人のような歩き方で近づいてくる夫は、なんとギックリ腰を
患っていたのだ。

そうか、君もか・・・。

仕方なく、自分の荷物を自分で上げ下ろしすることとなったが、いいのだ。
無事に到着して、無事に荷物も届いて、無事に夫と再会できたんだし。


あー、疲れた・・・けどこれからよろしく、マイアミ!



長旅ですっかりくたびれてしまった私のスーツケース。
よくぞ無事に・・・(涙)





やっとこさマイアミへ(前編)

2008-11-15 23:46:39 | マイアミ赴任のはなし


とうとうやってきました、フロリダ州マイアミです。
これから数年お世話になる、私たちの新天地だ。


思えば、ここまでの道のりは本当に大変だった・・・(涙)。

連日連夜の引越し準備。
普通に捨てられなかったゴミを車に積んで通った、岡崎のゴミ処理場の思い出。

真夜中のキッチンで、冷蔵庫をカラにする作業をした時の事も忘れられない。

でかいポリ袋に新聞紙を敷き詰めて、次から次へと使いかけだった調味料を
投入していくわけですよ。
マヨネーズにソースにすりゴマに・・・まあこのへんまではわりかしいい匂い
だったりするのだが、その後、豆板醤やジャムやマスタード・・・と進むに
つれて、だんだん匂いが目がしみてくる。
最終的には、睡魔もふっとぶほどパンチの効いた匂いのできあがりだ。

お試しあれ。

とまあ、ひとつひとつ準備をしていき、最終引越しの前日には8年ぶりくらい
の「完全徹夜」も経験して、なんとか出発の日を迎えたのである。


成田までは父に送ってもらったのだが、これがもう、久々の大イベントに際して
相当のハイテンション。
車中ではもうしゃべりっぱなしだった。

でも、娘との別れの寂しさを父なりに紛らわしているのかな、と思ったので、
温かい気持ちで聞き役に徹したものである。

そんな父は、どうやら空港内の「不二家レストラン」であんみつを食べるのを
楽しみにしていたようだ。(彼はとにかくあんみつが大好き)
朝が早すぎてモーニングサービスしかないと知ると、途端に口数が減った。

(もしや本気であんみつ食べに来たんか・・・?)

そうだとしたら、私の見送りは「あんみつのついで」である。
さすがにショックだ。

その後パンケーキセットでまた元気になった父とは、当たり前だがセキュリティ
ゲートでお別れ。
(やっぱりちょっと寂しいな~)
とエスカレーターを降りようとしたら、ガラスの向こうで父がニヤニヤ笑いながら
敬礼ポーズを決めているではないか。

恥ずかしいのでやめてくれ・・・。

その言葉は父には届かず、あくまでも幸せそうに敬礼する彼であった。

やれやれ。

(後編につづく)

「捨てる」技術、というか、カタルシス?

2008-10-18 20:59:23 | マイアミ赴任のはなし
そんなこんなしてるうちに、第一回目の船便荷物引き取りの日。

正直、この準備はかーなーりー頑張りました。

夫は「どうせラクラクパックなんだし、そんな頑張ることないんじゃ・・・」
などと当惑気味に言っていたが、いやいや、そうじゃないのだよ、明智クン。

第一回目の船便。

ここで送るべきものとは、ズバリ
<あと2ヶ月近くなくてもなんとか暮らせるものたち>
である。

まあそうだ。
なんせ一旦送り出したら最後、次に目にするのは12月に入ってからだし。

これに該当するのは、たとえばこんなモノ↓だ。

・明らかに季節外れの服や靴
・あまり日常的に使っていない食器
・目には楽しいけど、なくても困らない装飾物
・大半の本やCDやDVD
などなど。

そして、一番簡単そうに見えて、実は一番罠にはまりやすいジャンル。
それが

・もしかしたら不要品の一歩手前なのか?と判断が微妙なモノたち

である。
実はこういうものって、ものすごーく多いのだ。

これを忙しさにかまけて「あー・・・よくわかんないけど、もう面倒だから
とりあえず全部送っちゃえっ」とかやってしまうと、2ヶ月先に必ず後悔する
はめになる。(←経験者)

2ヶ月先の自分たちの精神状態を想像してみよう。

落ち着かないホテル生活から、どうにかこうにか新居を決めて、英語に
四苦八苦しながらも電気水道ガス電話の手配を終え、ヘロヘロ状態で入居。
とりあえず届いている航空便には、そもそも大したものは入っておらず、
「あー、早く船便届かないかなーーー」
と指折り数えながら、不便をガマンする毎日だ。

そして!
ようやく船便到着!
さすが船便、大きなカートンが次から次へと運び込まれるぞ! やったー!


その時です。

開梱しても開梱しても、発掘されるのがしょーもないモノばかりだとしたら。

(あたしゃ、なんでこんなものわざわざマイアミくんだりまで・・・)

その脱力感ははかりしれない。


そんな目にあわないためにはどうするか?
面倒でもすべての持ち物を冷静にチェックして、ちょっとでも「要らないよな」
と思ったものは、心を鬼にしてガンガン捨てる!
その作業こそが、第一回船便までの最大のポイントなのだ。

(すぐには要らないかもしれないけど、いつかもしかしたら・・・)

と迷うものも多い。

が、私の短くない人生において、この「いつか」が来たためしはない。

そんなわけで、毎日毎日「おりゃーっ!」とモノを捨てまくった日々であった。
夫はどうか知らないが、私はたいそう気持ちよかったです。


さて、引き取り当日。


捨てる作業だけでヘトヘトになっていた私は、完全に目がウツロ。
とても、テキパキと場をしきる元気など残っていない。

「N通さん・・・あとのことはよろしく・・・」と臨終の床にいるような気分で、
元気いっぱいのお兄さんたちにすべてをおまかせしたのだった。






マイアミへ一時逃亡(2)

2008-10-09 00:57:13 | マイアミ赴任のはなし
長旅でヘロヘロなマイアミ到着の夜。

すっかり忘れそうになっていたが、夫のマイアミでの上司(海外生活がやたら長い
ダンディーMさま)がセッティングしてくださった「ウェルカム・ディナー」が
待っていたのだ。

とりあえずシャワーだけ浴びて、ホテルにほど近いモールにある『MATSURI』と
いうジャパニーズレストランへ。

そういえば、マイアミに赴任が決まったというと、何人もの方から
「あそこには『MATSURI』っていう美味しいジャパニーズレストランがあるよー」
と言われたっけな。

『MATSURI』。

つまり「祭り」。

すかさずイメージしたのがサブちゃんだったので、なんとなく赤提灯ぶらさがる
典型的な日本の居酒屋(新橋界隈)を想像していた私である。

が、入ってみてビックリ。

サブちゃん的な店名からは想像もつかない、おハイソな雰囲気がただよう店内は
ジャズをBGMにオシャレピープルが寿司などつまんでいる。

(こんなフライト疲れのズタボロな状態で来てしまって、誠に誠にすみません)

心の中でまだ見ぬ店主に頭を下げ、あとは勧められるままに飲み食い飲み食い。

ウニ・・・ 美味いっす!

トロ・・・ 激ヤバ美味いっす!!

ちょっとビックリするくらい、何でも美味しい店だったぞー。
なんか、きんぴらごぼうとかもちゃんとしてたし。

とりあえず、マイアミに『MATSURI』があってよかったことだ。


すっかり気分をよくしてホテルに帰り、明日に備えて寝ることにする。
時差ボケとの戦いだが、こんだけ疲れてたらいくらなんでも眠れるだろう。


2008年10月3日(金)


翌朝、まだ疲れの抜けきらない私たちを待っていたのは、地元の不動産やさん。

これが<おしゃべり怪人パム>との出会いであった。


(次へつづく)

 

マイアミへ一時逃亡(1)

2008-10-08 12:32:56 | マイアミ赴任のはなし
2008年10月2日(木)

ダンナは今日から事前準備でマイアミに出張。

そして、何故か私も「下見」という曖昧な目的をもって、ついていくことになり
ました。
なんだか人事に「奥様もぜひ」とか言われちゃったしさぁ~~。

てへっ


いや、「てへ」じゃない。
ホントなら、すさまじく色々忙しくて、それどこじゃないはずなのだ。
典型的A型の私が作成した<赴任までのチェックリスト>が、「お前にそんな
余裕はねえ」と言っている。


でも、行っちゃいました、マイアミ。

大変なことは、帰ってから考えればいいのさ~~~♪ るるるる~~~♪
(典型的なA型?)

すべての「やらねばならない面倒なこと」を家に捨てて、早朝のバスに飛び乗る
私であった。もはや逃亡。

しかし・・・

岡崎からセントレアまで空港高速バス

セントレアから成田まで国内便

成田からシカゴまで国際便

シカゴからマイアミまで国内便

列記するとこんなような単純なルートであるが、これがあなた・・・


家を出発してからマイアミのホテルチェックインまで、軽く24時間経過!


ジャック・バウワーが国家存亡の危機をひとつ片付けられちゃうくらいの時間、
私らはひたすら淡々と移動してたわけです。

疲れるの当たり前。

なんだかボロ雑巾のようになってホテルの部屋にたどり着き、シャワーも
そこそこに眠って

・・・られなかったのだ、これが。
マイアミの夜は長い。

(次へつづく)

下見デーは見られてナンボ?

2008-09-25 01:17:38 | マイアミ赴任のはなし
海外引越しにつきものの「下見デー」の日がやってきた。
N通さんの担当者との打ち合わせである。

これまた8年前にも経験したはずだが、例によってその時の記憶は100万光年
くらいの彼方に消えている。
ほんとに、なんというチンケな記憶力だろうか。

さて、約束の時間に現れた担当者は、予想以上に若かった。
こんなところにいるよりも、女子大の前でテニスサークルの勧誘でもしてそうな
色黒爽やかクンなのだ。
20年くらい前の石黒賢のイメージか。

我が家の引越しの成功は、彼の力量にかかっていると言っても過言ではない。
そんなに若くて爽やかで大丈夫だろうか、石黒君(仮名)。
やや心配だが、もうおまかせするしか仕方ない。

まずは、今回の引越しについての概要を打ち合わせ。
なによりも重要なのは、船便2回・航空便2回の荷物出しの日程を決めることだ。

「○月△日に送り出したら、一体マイアミには□月○日に着きますっ?」

と鬼気迫る表情で詰め寄り石黒君を大いにアセらせるが、彼がどんなにアセった
ところで、2ヶ月半かかるという事実はどうにもならないのである。

「クリスマス休暇までには届くかしら?さすがに大丈夫でしょ?でしょっ?」

・・・可哀想な石黒君は、追い詰められたウサギのような目で必死にスケジュール
を確認してくれている。 すまなかったことだ。


それはそうと、下見デーというのは本当に隅から隅まで、誠にしょーもない持ち物
までチェックされてしまうので、その点では要注意だ。
押入れの奥の奥から発掘されたよくわからないものまで、彼は律儀にチェックして
複写式のリストに記入していく。

「この箱ですが、中身はなんですか?」

「とにかくありとあらゆるケーブル類が山ほど・・・」

答えながら、「なんじゃそりゃ」と自分ツッコミを入れる私。


後に、石黒君が記入して見積もりを算出したリストを眺めつつ、彼が本当に細かい
モノたちまでチェックしてくれていたことを知る。
それが仕事とはいえ、あんな短い時間に1家庭の<持ち物すべて>を確認すると
いうのは、いやはや大変なことだ。

そして、私たちはどんなに恥ずかしい持ち物でも見せる必要がある。
そうでなければ、正しい見積もり金額を出してもらえないし。

「こ、この押入れの中だけは見せるわけにはいきませんっっ!」

とか、そういう経験はないのだろうか。

今度、石黒君に聞いてみようっと。