6月下旬のこと、夫が丸1週間出張に出てる間に、思いたって一人でメキシコに
行ってきました。
メキシコシティにSD時代の大親友が住んでいて、かねてより「いつでも遊びに
おいで」と言ってくれていたので、お言葉に甘えることにしたのだ。
もちろんエアチケットは夫の貯めたマイレージで・・・すまんねえ、ほんと。
突然決めた旅ゆえ、ほとんど予備知識がないままの出発である。
マイアミからたった3時間、
しかも聞こえてくる言葉はスペイン語、
そして横には気心の知れた数年来の友達・・・・
これでアウェー感を持てというほうが無理な話だ。
海外旅行にのぞむというより、「ちょっとそこまで」な感覚の私であった。
財布も持たずに町まで出かけるサザエさん並である。
旅の目的も
1.友達Y子ちゃんと思いっきりしゃべりたおす
2.本場のタコスを食べる
3.陶芸家ハビエル・セルビン氏の工房に行く(そして絶対に買う)
というシンプルな3点。
1と2に関しては、そんな鼻息を荒くしなくても容易に達成できるであろう。
しかも同時に。
問題は3だったが、これもY子ちゃんが「一度行ってみたかったから行こう!」
と快く予定を組んでくれたので、難なく実現できた。
ありがとう、Y子ちゃん!
そんなわけで、初めてのメキシコシティは観光客らしからぬ適当なカンジの
テンションで、Y子ちゃんに甘えっぱなしの5日間でありました。

Y子ちゃん宅でお出迎えのマニス。
3年ぶりくらいだけど覚えててくれてたようだ。(ちょっと願望?)
SD時代よりも更にネコっぽく、アンニュイな姉さんになってた。
イメージは小林麻美。 古っ!
-*-*-*-*-*-*-*-*-
メキシコシティに到着したのは日曜日の夕方。
なにしろ標高2000m以上の土地である。
高山病の心配があったので、当日はできるかぎり動かず早めに休むことにする。
何を隠そう、私は高山病経験者。
同じくらいの標高にあるグランドキャニオンで死にそうな目にあっているのだ。
大はしゃぎは禁物だ。
ゆっくり休んだおかげか、翌朝はスッキリな気分で起床。
フルーツイーターの私のために、Y子ちゃんがどっさり美味しいフルーツを用意
してくれた。
メキシコのフルーツはほんとに美味しい!
特にマンゴーは絶品です。
さて、今日のお出かけ。
観光について深く考えていなかった私だが、「地球の歩き方」を見て気になった
<ディエゴ・リベラ作の最大の壁画>とやらがソカロという所で見れるらしい。
実は結構な壁画フェチ(?)なのだ。
歴史地区であるソカロ(中央広場)に着くと、観光客やら物売りやらハトやらで
大にぎわいの様子。
いかにも「歴史背負ってます」といわんばかりの重厚な建造物が広場を取り囲み
アメリカにはない雰囲気である。

中でもとりわけ美しいメトロポリタン・カテドラル。
ため息がでるほど素晴らしい内部は無料で観覧できるのだが、あまりにも威厳に
満ちた空気ゆえ、クリスチャンでもない一般ピーポーは非常に気後れする。
なにもしてないのに「悔い改めます」と言いたくなるのだ。
悪事を働いた人が懺悔したくなる気持ちがわかる。

カテドラルの隣りに建つ国立宮殿。
そして、ここにメキシコの歴史が描かれた待望の壁画があるのだ。
(写真はほんの一部)
ただただ圧倒。
ボー然と眺めているだけでも十分満足できる。
が、今回はY子ちゃんが詳しい説明の書かれた小冊子を購入して、すべての壁画に
ついて細かく解説してくれたのだ。
感謝しきりである。
リベラという画家の壁画は初めて見たが、私の好きなタイプ直球ど真ん中。
ところどころに「なにこれ、ぷっ」と笑いを誘うようなキャラが描かれているのも
楽しい。
ソカロ地区の最も驚くべきところは、こんなに歴史ある素晴らしい建造物のその下
に、実はアステカ時代の遺跡が眠っているということであろう。
400年以上も昔、スペインの侵略によって当時の神殿は徹底的に破壊され、
その上にスペイン風の建造物やキリスト教会が新しく建てられたのだそうだ。
カテドラルの脇に、地下の遺跡の様子が少しだけ覗けるようになっている場所が
ある。
アステカ人の怨念がこもってそうで、ちょっと怖かった。
その後、民芸品市場に連れてってもらう。
SD時代のお友達S子ちゃんと合流し、大はしゃぎで民芸品の店をハシゴ。
こういう市場は女同士で歩くにかぎるなー、やっぱり。
あまりの楽しさに、写真を撮るのを忘れる。
そしてもちろん、旅先ならではのしょーもない民芸品を購入して喜ぶ私である。
ランチはお洒落なスパニッシュレストランにて。
ディナーがメインのアメリカと違い、メキシコでは遅い時間から食べるランチ
(comida)が1日の食事の中心になるらしい。
だから、通常レストランも1時を過ぎないとオープンしないのだ。
私ゃもうハラペコですよ。
そんなわけで、2時過ぎからガツガツ食べはじめ、5時くらいには満腹で死にそう
な自分がそこにいた。
まったく、いい年して加減というものを知らない人間である。
5時に満腹。。。
Y子ちゃんが「メキシコに来てから夕食を抜くことが多くなった」と話していたが
さもありなんだ。
もちろん私も夕食はいりません。
というか、苦しくて考えたくもありません。
ゲプー・・・。
行ってきました。
メキシコシティにSD時代の大親友が住んでいて、かねてより「いつでも遊びに
おいで」と言ってくれていたので、お言葉に甘えることにしたのだ。
もちろんエアチケットは夫の貯めたマイレージで・・・すまんねえ、ほんと。
突然決めた旅ゆえ、ほとんど予備知識がないままの出発である。
マイアミからたった3時間、
しかも聞こえてくる言葉はスペイン語、
そして横には気心の知れた数年来の友達・・・・
これでアウェー感を持てというほうが無理な話だ。
海外旅行にのぞむというより、「ちょっとそこまで」な感覚の私であった。
財布も持たずに町まで出かけるサザエさん並である。
旅の目的も
1.友達Y子ちゃんと思いっきりしゃべりたおす
2.本場のタコスを食べる
3.陶芸家ハビエル・セルビン氏の工房に行く(そして絶対に買う)
というシンプルな3点。
1と2に関しては、そんな鼻息を荒くしなくても容易に達成できるであろう。
しかも同時に。
問題は3だったが、これもY子ちゃんが「一度行ってみたかったから行こう!」
と快く予定を組んでくれたので、難なく実現できた。
ありがとう、Y子ちゃん!
そんなわけで、初めてのメキシコシティは観光客らしからぬ適当なカンジの
テンションで、Y子ちゃんに甘えっぱなしの5日間でありました。

Y子ちゃん宅でお出迎えのマニス。
3年ぶりくらいだけど覚えててくれてたようだ。(ちょっと願望?)
SD時代よりも更にネコっぽく、アンニュイな姉さんになってた。
イメージは小林麻美。 古っ!
-*-*-*-*-*-*-*-*-
メキシコシティに到着したのは日曜日の夕方。
なにしろ標高2000m以上の土地である。
高山病の心配があったので、当日はできるかぎり動かず早めに休むことにする。
何を隠そう、私は高山病経験者。
同じくらいの標高にあるグランドキャニオンで死にそうな目にあっているのだ。
大はしゃぎは禁物だ。
ゆっくり休んだおかげか、翌朝はスッキリな気分で起床。
フルーツイーターの私のために、Y子ちゃんがどっさり美味しいフルーツを用意
してくれた。
メキシコのフルーツはほんとに美味しい!
特にマンゴーは絶品です。
さて、今日のお出かけ。
観光について深く考えていなかった私だが、「地球の歩き方」を見て気になった
<ディエゴ・リベラ作の最大の壁画>とやらがソカロという所で見れるらしい。
実は結構な壁画フェチ(?)なのだ。
歴史地区であるソカロ(中央広場)に着くと、観光客やら物売りやらハトやらで
大にぎわいの様子。
いかにも「歴史背負ってます」といわんばかりの重厚な建造物が広場を取り囲み
アメリカにはない雰囲気である。

中でもとりわけ美しいメトロポリタン・カテドラル。
ため息がでるほど素晴らしい内部は無料で観覧できるのだが、あまりにも威厳に
満ちた空気ゆえ、クリスチャンでもない一般ピーポーは非常に気後れする。
なにもしてないのに「悔い改めます」と言いたくなるのだ。
悪事を働いた人が懺悔したくなる気持ちがわかる。


カテドラルの隣りに建つ国立宮殿。
そして、ここにメキシコの歴史が描かれた待望の壁画があるのだ。
(写真はほんの一部)
ただただ圧倒。
ボー然と眺めているだけでも十分満足できる。
が、今回はY子ちゃんが詳しい説明の書かれた小冊子を購入して、すべての壁画に
ついて細かく解説してくれたのだ。
感謝しきりである。
リベラという画家の壁画は初めて見たが、私の好きなタイプ直球ど真ん中。
ところどころに「なにこれ、ぷっ」と笑いを誘うようなキャラが描かれているのも
楽しい。
ソカロ地区の最も驚くべきところは、こんなに歴史ある素晴らしい建造物のその下
に、実はアステカ時代の遺跡が眠っているということであろう。
400年以上も昔、スペインの侵略によって当時の神殿は徹底的に破壊され、
その上にスペイン風の建造物やキリスト教会が新しく建てられたのだそうだ。
カテドラルの脇に、地下の遺跡の様子が少しだけ覗けるようになっている場所が
ある。
アステカ人の怨念がこもってそうで、ちょっと怖かった。
その後、民芸品市場に連れてってもらう。
SD時代のお友達S子ちゃんと合流し、大はしゃぎで民芸品の店をハシゴ。
こういう市場は女同士で歩くにかぎるなー、やっぱり。
あまりの楽しさに、写真を撮るのを忘れる。
そしてもちろん、旅先ならではのしょーもない民芸品を購入して喜ぶ私である。
ランチはお洒落なスパニッシュレストランにて。
ディナーがメインのアメリカと違い、メキシコでは遅い時間から食べるランチ
(comida)が1日の食事の中心になるらしい。
だから、通常レストランも1時を過ぎないとオープンしないのだ。
私ゃもうハラペコですよ。
そんなわけで、2時過ぎからガツガツ食べはじめ、5時くらいには満腹で死にそう
な自分がそこにいた。
まったく、いい年して加減というものを知らない人間である。
5時に満腹。。。
Y子ちゃんが「メキシコに来てから夕食を抜くことが多くなった」と話していたが
さもありなんだ。
もちろん私も夕食はいりません。
というか、苦しくて考えたくもありません。
ゲプー・・・。