霊園散策

某シティにある巨大墓地に初めて足を踏み入れた。

都営霊園には全然かなわないということだったが、それでもだだっ広い空間に圧倒された。

ここに親戚のオババは入ることになっているのだ。不便な場所にはあるけれども、逆にこれだけの空間が確保されていて、とことん静かに休める場所にはなっている。緑豊かなのは言うまでもなく。

自分もここになら墓を確保してもいい・・・と少し思った。田舎の代々の墓地は、管理料やら春秋のお彼岸とお盆にやってくる坊さんへのお手当やらで法外な銭が飛んでいく。それがもはやバカバカしくて。まあ抽選がなかなか通らないんだろうなぁ。

何なら、自分の墓なんぞ無くたっていいとさえ思う。まだ生きているうちに自分で高野山か成田山あたりで「死んだら永代供養してもらうように」取り計らっておいて、骨は近ごろの高性能な自治体のクリーンセンターのゴミ焼き場で、キレイサッパリ燃やしてもらえれば結構。

無駄な経費を発生させるのは本当にバカバカしいわけである。

そういえば、北米の高齢の有名マラソンランナー（もう故人になられたようだが）は、常日頃から墓地で30km走トレーニングをしていたそうな。件の巨大墓地でならそれも出来そうな気はする（さすがにやらんけど）。