7月6日に南無・・・

先週の火曜日。親類を見舞った際に、珍しく意思の疎通が辛うじて出来て、

「もう、寝ていいかい？」

と言われてゾッとしたのが遠い過去のようだ。

彼女はそれから数日後に息を引き取った。別の日にまた見舞った際には、もうハッキリとしたリアクションがなくて。

場合によっては、死期がわかるものなのかもしれない。必ずしも悟った高僧でなくとも・・・。

死後の「取り決めごと」に関して、あらためて整理する時間がもらえた数日間でもあったので、幾分安心できた部分もあったのかな？

施設からの連絡、身内＆親類への連絡、施設での対面、予め申し込んでおいた業者への連絡、退所、セレモニーホールへの移動、打ち合わせ、身内・親類の集結、遠方からの親戚の「接待」、お通夜、とんぼ返りする親類の見送り、葬儀＆告別式、火葬、永代供養の申し込み、「お骨」になって帰宅、最後まで残った親戚の見送り、あまたの死亡手続き、名義変更の連絡・・・。

ここ数日間は激動過ぎたが、初動の段階で時間が有効に使えたのがとても効いた。こう言っては何だが、息を引き取られた時間が結果的に絶妙だったのである。

合理的な故人のキャラなればこそだと思われる。

合掌。