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龍体力学覚え書き

中央競馬メインレース雑感・ジョギング日誌・夢日記・読書備忘録、アレルギー持ちのぼやき、その他諸々

既に読んでいた「松原照子の聖世見」をまた買っちゃった

2025-05-06 23:14:43 | book
何年か前に買っていたらしい本をまた買ってしまった。10年とかそれ以前に買って読んだ本についてはそこそこ覚えているのに、今回の本はほんの数年前に買って(おそらく)読んでいると思われるのに、それを全然覚えていなかった。ボケてる証拠と言える。

というわけで「聖世見」(松原照子著)が手元に2冊。今回2度目の通読となった。

松原照子さんの本は既に3〜4冊読んでいて、競馬本などもよく出していることで名前に馴染みのある東邦出版から発売されている「不思議な世界の力を借りて幸せになる」や「不思議な世界の方々から教わった予知能力を高める方法」は、素朴に何度か読み返したくなる内容で時折ふと手に取ることもあって、買った本と買っていない本の区別はしているつもりだったのに・・・かぶって買っちゃったのはショック。

気を取り直して今回の本のことを少し書いておくと、オカルト雑誌の老舗「ムー」系統の出版社から出ているためか?、「ムー」の編集部の方針に忠実な内容というか、せっかくの著者の個性が埋没気味に思えてあまり印象に残らなかった。だからこそ2冊買うことになっちゃった!・・・とも言えそう。

時事問題方面に関する著者の記述や用語に関しての「編集部注」が欄外に丁寧に書いてあるので、むしろ散漫になってしまった印象も・・・。

オカルト本好きを自認しているとはいえ、そこは人それぞれ好みがある。

まあ今回読んで印象に残ったのは、冒頭の「予言パート」において、いかにも大きな地震の震源地になりそうな有名どころの地名が羅列されている中で、瀬戸内海の「芸予諸島」が書いてあったこと。結構意外な地名であったので・・・。

それから「自分の運気アップを願う人」に向けてのアドバイスで、

「心の舵取りをしているのは自分自身であることを自覚」
「自分への挨拶を欠かさないように」

と書いてあることがちょっと心に響いた。何気ないことではあるが、過去1ヶ月以上、中央競馬のメインレース(とくに重賞レース)の低配当っぷりにウンザリしているせいだろうな・・・。

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「引き寄せの法則」を再読し、ヘミシンクCD「ヘミシンクによる具現化」を聴くことに

2025-05-02 21:38:03 | book
「引き寄せの法則」(ウィリアム・アトキンソン著)を再読。

ページ数も少なく行間スペースもたっぷり。読みやすい本なので、以前ささ〜っと流し読みして、その後引っ越しした際にダンボールに入れたままになっていた。

思考をポジティブ方向にもっていくための記述に満ちた本をそういう扱いにしておくべきではなかったなと反省しつつ、今回はそこそこ丁寧に目を通した。

訳者あとがきに、中村天風さんもこの著者に感化されていたと書いてあったりして、それならば天風さんの本も再読しようじゃないの!という気分に。(中村天風著)「運命を拓く」は本棚に入れてあるのに、「引き寄せの法則」の方はダンボールに入れて押入れに放り込んでいたのは、せっかくの本に対する扱い方としてはマズかったかな。

その2冊を本棚に並べておけば、活字に込められているパワーによるシナジー効果に浴せるかも?

でもって今回は書籍にとどまらず、「願望実現」云々をうたっているヘミシンクCD「ヘミシンクによる具現化」を棚の奥から引っ張り出してきた。

つい面倒くさくてずーっとご無沙汰だったのだが、今回「引き寄せの法則」を読んだことがきっかけでこのヘミシンクCDをまた聴くようになることが、結果的に最も良かったっぽい・・・という風になるぞ〜きっと。たぶん(こうやって自己暗示をかけている)。

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「特攻大和艦隊」を読了・・・強運について考えさせられるエピソード

2025-04-25 23:37:34 | book
光人社NF文庫「特攻大和艦隊」(阿部三郎著)を読了。

昭和20年(1945年)4月6日に沖縄へと向かった10隻の日本海軍の艦艇のうち、戦艦大和を含む6隻が撃沈された。

残存の4隻の中には、強運艦として有名な駆逐艦の「雪風」が当然入っているとして、その「雪風」でも3名の戦死者を出したというのに、およそ200名の乗員のうちたったひとりの戦死者も出さずに駆逐艦「初霜」は佐世保に帰投出来たことを知る。

艦隊内で予め決められた位置により、敵の攻撃をもろに受けやすい場所、比較的マークが手薄になりやすい場所があり、最初の配置では見逃されやすいポジションに「初霜」は位置していたかもしれないが、再三の空襲により混乱をきたせばそうも言っていられない。

そんな中にあって、度重なる空襲と魚雷の攻撃を切り抜け、無事に一人の戦死者も出さずに戻れたのはやはり偉業。最終的には終戦直前の7月に京都の宮津湾内で受けた空襲と、その際にまかれていた機雷で「最期」を迎えたものの、意図的に座礁させて「機能停止」出来たのはまだ救いではなかったか?

外洋の海底で木っ端微塵になっているよりも・・・。

その「初霜」に関するエピソードのラストで当時の艦長氏が、大和が沈没したあと佐世保に帰投できた4隻の駆逐艦には「雪」「冬」「涼」「霜」と冬を象徴する名前が付いていたのが不思議だったと述懐している。

たまたまの偶然だったとしても、冬っぽい名前というか「言葉」には凛とした強さが宿っているのかも・・・。

理不尽な運命を前にすると、名前に宿っている言葉の強さがパワーを発揮してネガティヴな流れに時に抗えうるのではあるまいか?

今年の冬。霜月ステークスをはじめ「冬」っぽい文字が使われたレースの当たり馬券をゲットできたら、コピーして財布に入れてお守りにしようかしらん?

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「西行」(白洲正子著)読了

2025-04-16 23:51:54 | book
「西行」(白洲正子著)を読了。

作品のテーマである歴史上の人物の足跡をたどるのに、一般の書き手と同様に有名な縁(ゆかり)の地の現地取材をしているわけだが、その描写っぷりが普通の物書きがいかにもするような通り一遍さとは異次元で、筆致が濃厚でリアル。いかにもじゃじゃ馬めいた白洲正子さんの書き手としての個性(強烈さ)が風景描写にいかんなく発揮されているので、地理好きとしてはたまらん。

実際に歩き回った人のリアルさ。しかも描写されている場所にこちらもかつて行っているケースが複数あるため、読んでいて再三ニヤニヤした。

西行さんの「歌」とはフィーリングがなぜか合って、初めてその歌を目で追ってもスラスラ読める。過去生で西行さんの作品をたっぷり読んでいて、無意識が既に馴れ親しんでいたかのように感じるケースもあったりして。古文にしては、表現や文体、それにリズムが比較的平易なのかしらん?

まあいずれにせよ、各地で詠まれたいくつもの西行作品に触れられつつ、歌詠みとしての深まりを追体験出来て、途中からはうっとりのしっぱなし。自然を愛でることと神仏習合の境地・・・。やはりコレなのだな。自分の好みにも合致しているせいで、何かとすんなり来るのでしょうな。

京都や吉野、高野山でのいかにもな場面よりも、10数ページでしかなかったけれども伊勢のパートがもっともゾクゾク来た。

去年の12月初旬に行ってきたばかりだからかな?、たぶん。でもって月読宮で詠まれた歌が掲載されていたのは嬉しかった。

(月よみの宮にて)
梢見れは秋にかはらぬ名なりけり
花おもしろき月読の宮

(内宮の)御正宮さんとその横の荒祭宮さんとともに、別宮の月読宮さんはとりわけ大好きなお社なので。



(春4月に紅葉の名残の写真を貼るのもアレだが)この写真を撮ってから月読宮さんの4社を順序通りに参拝し戻ってくると、向かいから女性の親子二人連れがやってきた。

スマホのカメラで紅葉の様子を撮る素振りをみせたので、視野からなるべく外れるように通路のギリギリ端に寄ってすれ違うと、30前後の娘さんの方が軽く会釈して通り過ぎたためこちらも軽くお返しした。じっと見ていた訳では無いが、気配でそれがわかった(自意識過剰ではなく)。

一連の以心伝心の情緒。無意識裡のやりとりなどは、いかにも和歌のネタに出来ちゃいそうだった(書かないけれども)。

とにもかくにも、この「西行」本はこの一読で終わりではなく、また定期的に読み返すことになりそう。

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白洲正子著「夕顔」読了

2025-04-08 23:52:51 | book
新潮文庫「夕顔」(白洲正子著)を読了。

雑誌などに掲載されたエッセイをまとめたものであり話題が多岐にわたっているので、この本を縁(よすが)にしてさらに次読みたい(買いたい)本がいくらでも出てくる出てくる。

中でも前登志夫さんの名前は一応知っていても「詩人」であることで敬遠していた。吉野関連のエッセイを出していたようなので、いずれ入手してみようかしら?

この本の裏表紙をめくると、新潮文庫に入っている白洲正子さんが書いた本のタイトルが並んでいるが、この「夕顔」は3段目に記載されている。その一段上の「西行」は、既に買ってあるのを忘れてもう一冊買っちゃったほどなのにまだ読んでない(たぶん。本をダブって買うなんてボケとる証拠・・・)。次はコレですな。

今年の桜がまだ残っているうちに少しでも読み進めたい。

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