いーちんたん

北京ときどき歴史随筆

オンラインお年玉

2016年02月10日 12時19分50秒 | 北京雑感


また春節ネタが続きますー(笑)


春節&ウェイシン・ネタ(微信、Wechat、中国版LINE)ですわ。


今年のはやりで気になっているのが、「お年玉のウェイシン払い」。

新年のあいさつといえば、
日本人なら、やはり普段から疎遠にしている人とのコミュニケーションに
一年に一回出す年賀状を大切にしている人は多いと思います。

ところが、通信機器が普及して以来、
中国では「普通郵便」というのが、あっという間にすたれてしまいました。


社会主義時代、郵便物というのは、自宅には届けずに
すべて会社付けに届いたものです。

ところが改革開放以後は、ジョブ・ホッピングは多いわ、
無職でちょこちょこよくわからないコネで儲けて生活する人が多いわ、
賃貸のアパートは大家の都合で数ヶ月単位での追い出されること、引っ越しも当たり前だわ、で
ほとんど「宛先」が定まりません。

だから紙の書類を郵送する、という工程がほとんどなくなってしまいました。



でも新年のあいさつは、やっぱりしたい。。。。
しかしウェイシンで味気ない文字のやり取りは、やっぱり気持ちが伝わらない。。。。


というわけで、「気持ちを確実に相手のハートに伝えたい」場合、
「電子決済お年玉」郵便を相手にメッセージとして、届けることにする。。。。

新年のあいさつとともに、
「少しだけど、受け取ってね」
と相手がクリックして、初めて入金されるようになっています。


そうすると、
「ああ。ただのコピペの一斉送信のあいさつだけで片付けられていないんだ、
 大事に思ってくれているんだ」
というのが伝わる、という仕組み(笑)。


金額はごくかわいいものでいいようです。
10元(200円)、20元(400円)。。。。。

しかし会社の上司が部下にそういうものを送る、というのを聞くと、
上司になると、こんな出費までせんならんのかああ、とやはり気の毒になります。


それでもまあ。
日本の年賀状もすべてプリントアウトで一文字も自分の手書きが入っていないのは、
やはりあまりにも味気ないから、と少しは自分の手書きの文字を書き込んだり、
皆が手間暇をかけて、相手に真心を伝えようとしているわけです。

それが電子通信になると、
あまりにもあっけなく済んでしまう分だけ、
体で返せない分、現金で払う(笑)。

本質的には同じことなんでしょうか。。。


  


  財神さま


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