真夏の太陽が照りつける8月5日、私の母校・柏中学で小学生を対象とした野球教室を開催した。柏中は柏駅西口から歩いても10分足らずであるが、9時前にYBCの山崎、木藤両君がスタッフ一同(加藤副部長、久保田コーチ、ウエ村コーチ、杉村広報、川島理事)を車で迎えに来てくれた。野球教室には、杉野、大野両君も手伝ってくれるはずである。
初めてYBCと共催する野球教室&指導者セミナーとあって、柏市野球連盟の中田理事長、山村財政部長は、柏で初打合せをし、それ以降、2度、3度と東京事務局へ足を運んでくださり、進行の打ち合わせを重ねてきた。
それは前日まで続き、東京事務局と中田氏は電話を何回もかけあって、「ティー用ネットは? 軟式ボールの準備は? ノックバットは?」などと細かく準備状況を確認した。(軟式ボールはダイワマルエス社が10ダースも寄付してくださり、参加各チームへ渡された。)
野球教室に参加する子供たちは11チーム約170名にもなるというので、しっかり準備をして、凡そのメニューや動きをスタッフに把握させねばならない。この日を一番楽しみにしているのは子供たちだろうから、少なくとも夏休みの楽しい思い出の一つをYBCフェニーズがつくってやりたかった。
会場の柏中学の正面玄関に入った瞬間に驚いた。鴨居の所に私のサインが大きく横断幕のように掲げられている。案内してくださった校長先生が、にこにこして「いただいたサインを勝手に拡大して掲示させていただいてます」とおっしゃる。こんなことは初めてで、サイン一つでもこれまで以上に心を込めて書かなくてはと思った。
中学時代の記憶の詰まったグランドに降りて行くと、野球連盟の山澤会長をはじめとして役員の方々がテントの中で待っておられた。顔なじみの方とも挨拶を交わしながら(今後、開催回数が増えれば、選手やスタッフとも互いに打ち解けてもらえるだろう)、整然と並ぶ子供たちの背後の木陰には、父母の方々が大勢、こちらを注目している。野球少年たちの保護者はじつに熱心な人が多い。
まず「受講する心構え」を挨拶代わりに話した。それを皮切りに今日のラインナップを説明した後、ウエ村コーチの指導の下ウォ-ミングアップからスタート。ラインナップは、キャッチボールの基本、ゴロ捕球と送球、打撃の基礎とティー打撃を組んだ。スタッフたちもそれぞれの個性を発揮して指導してくれた。さすがに手慣れている久保田コーチ、優しく低学年を相手にする川島理事、こわもて風だが笑顔の杉野君、一人一人フォームを矯正する大野君、声の掛け方のうまい木藤君、子供たちの扱いは得意の杉村君などなど。
強烈な暑さの中、頻繁に水分を摂取する時間をとりながら進行して午前の部を終えた。(飲料と冷たいおしぼりがふんだんに用意されていたのは、大いにありがたかった!)
約1時間の昼食時間もムダにはしたくなかったので、摂食を兼ねながら、少年野球チームの指導者の皆さんと日頃の指導について質疑応答する時間を設けた。今回の開催場所は学校だったから、教場も活用できたし、ありがたかった。(敢えて言えば、手近に屋外水道が無かったので、グランドの砂埃を抑えられず、すこしだけ閉口した。)
午後からは、「走塁の基本」を子供たちの中から10名ほど選んで、走塁に必要なポイントを説明し、最後のメニューとして、実戦練習を試みた。YBCから木藤、大野両投手が登板し、各チームから2名づつの打者と対戦したが、浅く守っていた外野手の間を抜いて、ランニングホーマーとなった打球もあり、子供たちの歓声が挙がった。
続いて、各チームから一人ずつ投手が登板して、YBCの打者(山崎、谷沢)に挑戦した。幼いピッチャーたちは午前中とはまた違う緊張感を全身に漂わせていたし、保護者の方も次々とビデオカメラを構えて、盛んに声をかけている。この日、いちばんの盛り上がりだった。とくに山崎君が、右翼の奥の校舎の3階に特大の打球をぶつけた時には、大歓声がグランドを包んだ。私は道化役に回って、空振りをしたり、ファウルを打ったり、童心にかえって楽しんだ。
閉会式では、活躍した野球少年少女(女の子も3名ほど参加)をYBCスタッフたちが選び、私のサインボール(チームの数だけ11個、用意しておいた)をプレゼントした。終了後も、YBCの選手たちが子供たちからサインをせがまれて取り囲まれ、なかなか涼しい控室へ戻れない。その光景を、名古屋からトラックを駆ってかけつけてくれたカミ村選手らと見ながら、つくづく柏市にYBCを創設して良かったと実感した。
(仕事で徹夜したのに参加してくれたのは、カミ村君と加藤副部長である。あ、そうそう、カミ村君、差し入れありがとう! そして、子供たちを懇切にコーチしてくれたYBCの選手・スタッフたちよ、ほんとうにご苦労様!)
初めてYBCと共催する野球教室&指導者セミナーとあって、柏市野球連盟の中田理事長、山村財政部長は、柏で初打合せをし、それ以降、2度、3度と東京事務局へ足を運んでくださり、進行の打ち合わせを重ねてきた。
それは前日まで続き、東京事務局と中田氏は電話を何回もかけあって、「ティー用ネットは? 軟式ボールの準備は? ノックバットは?」などと細かく準備状況を確認した。(軟式ボールはダイワマルエス社が10ダースも寄付してくださり、参加各チームへ渡された。)
野球教室に参加する子供たちは11チーム約170名にもなるというので、しっかり準備をして、凡そのメニューや動きをスタッフに把握させねばならない。この日を一番楽しみにしているのは子供たちだろうから、少なくとも夏休みの楽しい思い出の一つをYBCフェニーズがつくってやりたかった。
会場の柏中学の正面玄関に入った瞬間に驚いた。鴨居の所に私のサインが大きく横断幕のように掲げられている。案内してくださった校長先生が、にこにこして「いただいたサインを勝手に拡大して掲示させていただいてます」とおっしゃる。こんなことは初めてで、サイン一つでもこれまで以上に心を込めて書かなくてはと思った。
中学時代の記憶の詰まったグランドに降りて行くと、野球連盟の山澤会長をはじめとして役員の方々がテントの中で待っておられた。顔なじみの方とも挨拶を交わしながら(今後、開催回数が増えれば、選手やスタッフとも互いに打ち解けてもらえるだろう)、整然と並ぶ子供たちの背後の木陰には、父母の方々が大勢、こちらを注目している。野球少年たちの保護者はじつに熱心な人が多い。
まず「受講する心構え」を挨拶代わりに話した。それを皮切りに今日のラインナップを説明した後、ウエ村コーチの指導の下ウォ-ミングアップからスタート。ラインナップは、キャッチボールの基本、ゴロ捕球と送球、打撃の基礎とティー打撃を組んだ。スタッフたちもそれぞれの個性を発揮して指導してくれた。さすがに手慣れている久保田コーチ、優しく低学年を相手にする川島理事、こわもて風だが笑顔の杉野君、一人一人フォームを矯正する大野君、声の掛け方のうまい木藤君、子供たちの扱いは得意の杉村君などなど。
強烈な暑さの中、頻繁に水分を摂取する時間をとりながら進行して午前の部を終えた。(飲料と冷たいおしぼりがふんだんに用意されていたのは、大いにありがたかった!)
約1時間の昼食時間もムダにはしたくなかったので、摂食を兼ねながら、少年野球チームの指導者の皆さんと日頃の指導について質疑応答する時間を設けた。今回の開催場所は学校だったから、教場も活用できたし、ありがたかった。(敢えて言えば、手近に屋外水道が無かったので、グランドの砂埃を抑えられず、すこしだけ閉口した。)
午後からは、「走塁の基本」を子供たちの中から10名ほど選んで、走塁に必要なポイントを説明し、最後のメニューとして、実戦練習を試みた。YBCから木藤、大野両投手が登板し、各チームから2名づつの打者と対戦したが、浅く守っていた外野手の間を抜いて、ランニングホーマーとなった打球もあり、子供たちの歓声が挙がった。
続いて、各チームから一人ずつ投手が登板して、YBCの打者(山崎、谷沢)に挑戦した。幼いピッチャーたちは午前中とはまた違う緊張感を全身に漂わせていたし、保護者の方も次々とビデオカメラを構えて、盛んに声をかけている。この日、いちばんの盛り上がりだった。とくに山崎君が、右翼の奥の校舎の3階に特大の打球をぶつけた時には、大歓声がグランドを包んだ。私は道化役に回って、空振りをしたり、ファウルを打ったり、童心にかえって楽しんだ。
閉会式では、活躍した野球少年少女(女の子も3名ほど参加)をYBCスタッフたちが選び、私のサインボール(チームの数だけ11個、用意しておいた)をプレゼントした。終了後も、YBCの選手たちが子供たちからサインをせがまれて取り囲まれ、なかなか涼しい控室へ戻れない。その光景を、名古屋からトラックを駆ってかけつけてくれたカミ村選手らと見ながら、つくづく柏市にYBCを創設して良かったと実感した。
(仕事で徹夜したのに参加してくれたのは、カミ村君と加藤副部長である。あ、そうそう、カミ村君、差し入れありがとう! そして、子供たちを懇切にコーチしてくれたYBCの選手・スタッフたちよ、ほんとうにご苦労様!)