東京タウンウォッチング情報 & 経営コラム 「経営コンサルタント・安岡裕二」の情報とヒント

ホットな街、店の現場から“時代”が見えるタウンウォッチング。経営に関連するヒントを独善的に“切る”短文のコメント。

楽しいタウンウオッチングガイド

東京タウンウォッチング 「アルマーニ銀座タワー」続・ブランド競合のヒント

2007-11-30 14:03:27 | 銀座・日本橋・人形町・東京・丸の内
 東京タウンウォッチング 「アルマーニ銀座タワー」続・ブランドの競合のヒント

 アルマーニの5つのブランドの競合について、社長の考え方にピンと来るものがあったので、続で取り上げてみた。
 (聞き手)「複数ブランドが併存できる秘訣は?」
(アルマーニ氏)『各ブランドが互いに競合を避け、それぞれの個性が揺るがないようクリエートしている。いずれも自分がデザインしたものなので、異なるブランドでありながら共通性を保っている』
…どうです!! ブランド毎の(個性が揺るがない)とは大変な自信である。しかも(自分がデザインした)ので共通性がある…という。的をついた言い方だと思うが、奥が深い表現でもある。

 又、創作エネルギーはどこから出るか…という問いに対して、『自分の内面から湧きでてくる。私は完璧主義者で最後までやり遂げたいという欲を常に持っている』
…これも又、プロジェクトチームなどで、壁にぶつかった時に、「達成意欲と情熱」がカギを握る…という事と共通しているみたいである。
 洋服・服飾・インテリアだけでなく、ローマの浴場をイメージしたというスパやリストランテもある衣食住遊のライフスタイルショップだ。「気軽に来店して欲しい」とのことであり、敷居は高く無さそうだ。是非、タウンウォッチングの際に寄ってみたい。
(*晴海通りから見た正面の画像。向かい側ビルの広告が映り込んでしまうのが残念)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京タウンウォッチング 六本木ヒルズ「二つ星のジョエル・ロブション」

2007-11-29 19:22:16 | 赤坂・六本木・麻布
 東京タウンウォッチング 六本木ヒルズ「二つ星のジョエル・ロブション」

 ミシュラン東京版で、フランス料理の「ジョエル・ロブション」が目黒の店で三つ星、六本木ヒルズで二つ星のダブル受賞。
 『東京はレストランが多く、質も高い、まさに“美食の都”。そんな中で選ばれたのは感慨深い』…と先ずは持ち上げてくれる。私が経験したのは、六本木ヒルズの「ラトリエ ドゥ ジョエル・ロブション」というカウンター形式の店。
 『魚とコメからつくるすしはシンプル。私の料理哲学に影響を与えた』というから、対面形式のカウンターが大層気に入ったらしい。パリでもあるというから入れ込みようも半端じゃない。
 しかし、異議ありだ。ロブション氏にはカウンター文化の理解が不足していると思う。寿しの原点は、お客と店主が対等の関係で、洒脱に会話を楽しみながら、握る、つまむ…というある種のリズム感を持って、しかもお客本位のオーダーに応えて進行する。言うならば、お客がシナリオを書いて、板さんがアドリブを入れながら演技するドラマのようなものじゃないかと思う。
 現実に体験したカウンターのフランス料理はどうであったか。勿論、ロブション氏がいる訳はなく、若いシェフが立ち働いているだけで会話どころではない…というのが現実だ。人、好きずきとはいうが、私にはやはり、フランス料理はテーブル席が落ち着くというものだが…。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京タウンウォッチング 「ブルガリ」銀座タワー

2007-11-28 10:40:12 | 銀座・日本橋・人形町・東京・丸の内
 東京タウンウォッチング 「ブルガリ」銀座タワー
 
 カルティエ、アルマーニ銀座タワーとお伝えしましたが、今、銀座は大変な事になっています。明後日の30日には、2丁目カルティエの向かいにイタリアの高級宝飾品ブランド「ブルガリ」がオープンする。こちらも、ブルガリ銀座タワーという。レストランやバーも併設する旗艦店。旗艦店とは、海軍の艦隊の司令塔的役割の基幹となる艦のことで、戦艦や空母が担う。ファッションでは、ブランドの集大成的大規模店で、威容を誇るように建物全体の路面店を位置づけるのが理想だ。一方、独立した建物の路面店を持たず松屋の一角に位置する「ヴイトン」は、松屋の建物全体をトランクに見立てたサインを発信。例のLとVを組み合わせたモノグラムを見て、女性は直ぐ解るだろうが、インパクトはタワーに劣る感じだ。
 これ程、次から次と新しいビルのラッシュとなった銀座は、今、新たな世紀にはいったと言って良いだろう。
 「ブルガリ」グループの売上に占める日本の割合は、26%を占めるという。全世界の1/4を稼ぎ出す日本は、他のメーカーに見劣りするショップでは競争戦略上も不利。建築の外観も益々豪華に、デザインにも個性を出そうと力が入るという事でしょう。
 それにしても、とうとう世界一のブランドストリート化したかに見える「銀座」は、正に“爛熟時代”の感。景気の雲行きが怪しくなる中で、バブル的出店競争は淘汰の時期を迎えるのではあるまいか!?…いやいや、ドバイの原油マネーがNYのシティに出資するなどというニュースが伝わると、ターバンを巻いたお金持ちが銀座を闊歩する…な~んていう夢想が現実化するかも知れませんよ!??
 富裕層と縁のない当方としては、B級グルメ派を気取って、強がるしかないようです。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京タウンウォッチング 「アルマーニ」銀座タワー

2007-11-27 15:00:19 | 銀座・日本橋・人形町・東京・丸の内
 東京タウンウォッチング 「アルマーニ」銀座タワー

 欧米のスーパーブランドが、相次いで「銀座」に大型路面店の旗艦店を出店している。11/25ブログで取り上げた、外壁がコールド一色で話題を呼んだ「カルティエ」(11/21)に先だって、11/7には、イタリアの有名ブランド「ジョルジォ・アルマーニ」が、晴海通りに(アルマーニ銀座タワー)と称する地上12階、地下2階の銀座一高いビルをオープンさせている(*投資額25億円、日本はグループ全体の売上の1割というから、相当思い切った投資戦略だ)。
 こちらもオリエンタルを意識したという一寸変わったデザインのビルですね。不思議な模様の竹の葉?をデザインした壁面が、夜空に際立っている。
 上階には、スパやレストランもあるというから、本格派のアルマーニの世界を発信するという事だろう。因みに、スーパーブランドはディフュージョンライン(普及版)と言って、ワンランク下の価格帯の業態も展開する事が多い。アルマーニも、エンポリオ・アルマーニというセカンドプランドがあるが、タウンウォッチングで丸の内仲通りのエンポリオアルマーニのショップに立ち寄った時、チョコレート売り場があったのに意外感を覚えた事があった(今は、ライフスタイルブランドへの拡大を進め、インテリア、ホテル、カフェ、レストラン、チョコレートショップなど展開している)。イタリア=伊達男というイメージがあるが、アルマーニ氏は、食についても相当な通らしい。アルマーニ流のイタリアンレストランや女(or男?)を癒す世界初のスパとはどんなところか?さぞ舞い上がるような、夢心地の一時を過ごさせてくれるんでしょうね!?きっと!!
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京タウンウォッチング 発見キャッチコピー・ららぽーと豊洲「無印良品」

2007-11-26 21:50:50 | 新製品・商品ネーミング・キャッチコピー
 東京タウンウォッチング 発見キャッチコピー・ららぽーと豊洲「無印良品」

  無印良品がNYへ出店し大好評と伝えられた。世界に元気振りを見せているのは何となく嬉しい。一時は私も大分凝ったものだった。スタートした頃“愛は飾らない”のコピーで、シンプルなライフスタイルに共感した人も多かった。
 ユニークなキャッチコピーの伝統が生きていて楽しい。ららぽーと豊洲で見つけたものから挙げてみた。*は安岡注。(トラベル&モバイル)→*旅行小物の棚、モバイルという処が今風、(好きな人がたくさんいる)→*売れてますよのこと、(寒さを楽しむあったか小物)→*「楽しむ」が効いてます、(寝心地は変えられる)→私好みのベッドを調整しますの意、更に(なるほど無印良品)→と来れば、言う事ありません。
 無印は、どぎついコピーでない所がスマートですね。こんな洒落たコピーを工夫したいと思う。
 もう一つ発見、同じららぽーとに出店している「カリモク」のパンフレットから、(心躍らせる家具と暮らすヒントがあります)…コレは凄い。心躍らせるという所が惹きつけ文句になっているが、一寸説明に困らないか気になる所。どんな説明をするのか今度聞いてみましょう。
  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京タウンウォッチング 銀座「カルティエ」(宝飾)ゴールドに輝く!!

2007-11-25 14:43:07 | 銀座・日本橋・人形町・東京・丸の内
 東京タウンウォッチング 銀座「カルティエ」ゴールドに輝く!! 

  銀座2丁目の「カルティエ」が、リニューアルオープンした(07/11/21)。カルティエは9階建ての内、地下1階から地上2階まで。全館、宝飾だったら大変ですものね。
 何と言っても、話題は金色、一色に輝く建物の偉観。今、銀座ではビル毎建て替えが進み、海外のスーパーブランドが競って旗艦となるショップを構えている。中でも、この異彩を放つ建物は、世界一流を誇示するかのようだ。フランスの建築家によるデザインで、パリ本店よりも大きいスペースとか。“究極の贅(ぜい)”を表現したというから、存在感がある事は確か!
 カルティエは並木通り5丁目にもショップがあるが、やはり中央通りの売上が大きかったらしい。こう陸続と中央通り、晴海通りの大通りにブランドビルが立ち並ぶと、ブランドストリートのきっかけを作った「並木通り」も影が薄くなってきた感がある。引き替えて、有楽町からマロニエ通りにかけての新商業ビルは、この辺りを活力に満ちた新しいファッションゾーンに押し上げている。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京タウンウォッチング ららぽーと豊洲「東京小町」

2007-11-24 07:48:14 | 豊洲・船橋
 東京タウンウォッチング ららぽーと豊洲「東京小町」

 化粧品のセレクトショップ(*こういう言い方があるかどうか知りませんが、色々なメーカーのものを揃えている)であるが、ショップ名とデザインに惹かれるものを感じた。
 「東京小町」というショップ名は、意外に斬新なものを感ずるのではないか。『私も、東京小町と呼ばれたら、嬉しいなぁ~』という心理に訴えるものがありそうに思う。東京というブランドは、都会的でお洒落なマチというイメージがありそうだ。そんな都会的な娘…という気持ちにフィットするのでは…!?。
 看板のデザイン、商標にも、そんな心情が込められているような感じを受ける。因みに、この花びら模様は「柊」(ひいらぎ)とのこと。秋、白色の小花を一杯咲かせ、佳香を発する…とある。何となく、可憐なイメージがありませんか!?こんな想像が当たっていたら嬉しいですが…。(*多分に、独りよがりではありますが…)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京タウンウォッチング ららぽーと豊洲「ヴィアサザビー」

2007-11-23 09:59:00 | 豊洲・船橋
 東京タウンウォッチング ららぽーと豊洲「ヴィアサザビー」
 
 サザビーグループの旅行用バッグ主体の店。旅は大きなレジャー、癒しの要素。
TVでも、旅、温泉、美味しい食事のセットになった番組が定番になっている。JRも、中高年向けジパング倶楽部とか、女性だけのグループ旅行○○小町とか、盛んに旅心を誘う。
 そこに、旅のお洒落心のあるバッグを狙っているのがこの店。関心を持ってみているが、派手さはないが着実に店舗を増やしているようだ。旅好きの女性には、一寸寄ってみる事をお勧めしたい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京タウンウォッチング 「ミシュラン」狂騒曲!?

2007-11-22 13:09:24 | 「東京タウンウォッチング」一般
東京タウンウォッチング 「ミシュラン」狂騒曲!?

今朝の日経新聞に「星150店『食都』狂騒曲」の見出しで、ミシュラン東京版のニュースを伝えていた。
 「狂騒曲」とは、なかなか旨い見出しである。この「東京タウンウォッチングの達人」でミシュランの事を取り上げた20日付の投稿に訪問者が急に増えたことと符合するみたい。言い換えれば、食の爛熟時代とでも言いましょうか、本場パリの数を抜いて、150店が選ばれたという。
 誌面では、三つ星8店、二つ星25店が紹介されていたが、この内、私が体験したのは3店。やはり庶民派B級グルメ(手頃な値段で、味はA級に負けない店)には、縁遠いコトを確認。
 利用者の口コミで評価する米国版「ザガットサーベイ」という本もあるそうだから、食都東京の狂騒曲振りは、ファッション、アニメ、音楽などと合わせ、アジアからの観光客を益々惹きつけそうだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「東京名店塾」 銀座久兵衛のこだわり

2007-11-21 22:09:52 | 「経営コラム」
 「東京名店塾」 銀座久兵衛のこだわり

 ビールの広告に登場した、銀座8丁目金春通りの寿し「久兵衛」のこだわりについての文句を発見。東京の「名店」を目指し、精進する「東京名店塾」メンバーも心すべき(名言)が含まれていると思い取り上げてみた。
 『…つくっているものは違っても、つくり手のこだわりは同じ…。素材の見極め、仕入れ、保管、仕込み、仕上げ、妥協のない小さなこだわりの積み重ねが、おいしいものをつくる』
シンプルで当たり前の事を言っているようだが、“妥協のない小さなこだわりの積み重ね”というあたりに、伝統を守る自負のようなモノが感じられる。
 店の前で、チラシを配ったり、お客様に声をかけたり、気さくで気取った所のないご主人で好感の持てる方ですね。思わず一寸立ち話をした経験があるが、(爽やかで気取りの無さ)も「名店」の条件の1つではないか…などと思いました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする