東京タウンウォッチング情報 & 経営コラム 「経営コンサルタント・安岡裕二」の情報とヒント

ホットな街、店の現場から“時代”が見えるタウンウォッチング。経営に関連するヒントを独善的に“切る”短文のコメント。

東京タウンウォッチング 「ブルガリ」銀座タワー

2007-11-28 10:40:12 | 銀座・日本橋・人形町・東京・丸の内
 東京タウンウォッチング 「ブルガリ」銀座タワー
 
 カルティエ、アルマーニ銀座タワーとお伝えしましたが、今、銀座は大変な事になっています。明後日の30日には、2丁目カルティエの向かいにイタリアの高級宝飾品ブランド「ブルガリ」がオープンする。こちらも、ブルガリ銀座タワーという。レストランやバーも併設する旗艦店。旗艦店とは、海軍の艦隊の司令塔的役割の基幹となる艦のことで、戦艦や空母が担う。ファッションでは、ブランドの集大成的大規模店で、威容を誇るように建物全体の路面店を位置づけるのが理想だ。一方、独立した建物の路面店を持たず松屋の一角に位置する「ヴイトン」は、松屋の建物全体をトランクに見立てたサインを発信。例のLとVを組み合わせたモノグラムを見て、女性は直ぐ解るだろうが、インパクトはタワーに劣る感じだ。
 これ程、次から次と新しいビルのラッシュとなった銀座は、今、新たな世紀にはいったと言って良いだろう。
 「ブルガリ」グループの売上に占める日本の割合は、26%を占めるという。全世界の1/4を稼ぎ出す日本は、他のメーカーに見劣りするショップでは競争戦略上も不利。建築の外観も益々豪華に、デザインにも個性を出そうと力が入るという事でしょう。
 それにしても、とうとう世界一のブランドストリート化したかに見える「銀座」は、正に“爛熟時代”の感。景気の雲行きが怪しくなる中で、バブル的出店競争は淘汰の時期を迎えるのではあるまいか!?…いやいや、ドバイの原油マネーがNYのシティに出資するなどというニュースが伝わると、ターバンを巻いたお金持ちが銀座を闊歩する…な~んていう夢想が現実化するかも知れませんよ!??
 富裕層と縁のない当方としては、B級グルメ派を気取って、強がるしかないようです。 
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