東京タウンウォッチング情報 & 経営コラム 「経営コンサルタント・安岡裕二」の情報とヒント

ホットな街、店の現場から“時代”が見えるタウンウォッチング。経営に関連するヒントを独善的に“切る”短文のコメント。

楽しいタウンウオッチングガイド

ヨコハマ 元町商店街のモバイル通販…やりますね !!

2007-08-31 14:44:27 | 横浜・川崎・横須賀
 ヨコハマ 元町商店街のモバイル通販…やりますね !!

ヨコハマ元町は、誰もが認めるウィンドウショッピングの楽しい商店街。ハマトラファッションで一世を風靡した事でも知られる。
 一流の実力商店街として、何度も視察に訪れたものだったが、広報担当がいて親切な対応に感心させられる事も多かった。首都圏で鳴らしたチャーミングセールを始め、街づくりでも先進性を発揮している。
 今度、「モトマチモバイル」と名付けた、携帯通販サイトを開設したという。共同で携帯通阪とはなかなかやますねえ。全国商店街の先陣を切った試みとか。商店街(SS会)発行のフリーペーパー、ガイドマップには、QRコード(2次元コード)を印刷し、携帯から読み取れるようにするという。
 当初6店舗で、近沢レース、キタムラ、ロココ、スタージュエリー、金明堂、ポンパドールなど、モトマチ有名店で固めている。よく見ると、業種のバッティングがないように映るが、共同の事業活動で鳴らしたモトマチの事。それは、下司の勘ぐりというものだろう。成功の予感。先進商店街のモデルらしい事例で、商店街リーダーは時代にのるセンスを真似したいものだ。
 
 さて、元町商店街の入口2個所には、ステンレス製の鳥を型取ったアーチがある。フェニックスをイメージしたデザインで、フェニックスとは「炎を糧に、永遠の時を生きる伝説上の鳥」で、(不死鳥)という。商店街の願い、理念を象徴するデザインであり、街は常に進化し続けなければ生き続けられないという戒めともなっていることであろう。こんな処にも、元町の強さが隠されている。
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伊勢丹・三越統合の行方は!?

2007-08-30 13:30:40 | ミニ経営戦略・戦術論
 伊勢丹・三越統合の行方は!?

 消費の低迷する小売業界、なかでも不振の続く百貨店業界。そんな中で、好調の伊勢丹と不振の三越が際立った対照を見せていた。いつかあるなと思っていた台風の目三越が動いた。この統合が成功するか否か、規模の拡大によるメリットよりも、企業風土の違いに難題山積と危ぶむ向きも多い。
 その危惧が株価に現れるから面白い。発表直後には、三越の株価が上げ、伊勢丹は下げた。本音は独立路線を貫きたい老舗が、やむにやまれぬ決断を迫られたという図式であろう。
 需要の伸び悩む業界が合併、統合で生き残りを図るのは必然でもあるが、双方の社員にとって容易ならざる嵐が待っている。これからは、トップの戦略と決断は勿論だが、組織の強化、なかでも生え抜き、中途社員が入り混じる社員の能力発揮や高いモラールを維持する従業員満足(ES)を、大きな課題として認識しなければならない時代が来た。
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カジノ マカオ大盛況!?

2007-08-29 23:07:39 | Weblog
 カジノ マカオ大盛況!?

アメリカ・カジノ大手のラスベガス・サンズがマカオに「ベネチアン・マカオ・リゾート」をオープンさせたという。世界最大級、2.800億円の巨額投資とか。
 アジア全域からの集客を当て込み、大盛況疑いなしと踏んでいるようだ。賭博好きの中国人を懐に抱え、さもありなんというところか。私も、随分前にマカオのカジノに行った事があるが、暗い雰囲気で、楽しい感じがなかった。しかし、今度のカジノは、ラスベガス流の明るい、陽気な雰囲気で日本からの観光人気も集めそうだ。画像のホテルは、ラスベガスのもので、私の経験でも、こんな豪華なホテルが、いくつもいくつも夜空に浮かぶ様は不夜城のイメージだった。それはそれは、お金さえあれば、こんな楽しい所はないという街だった。
 マカオ・カジノの社長は、日本でもカジノは成功するという。石原知事がお台場カジノ説をぶち挙げた事があるが、日本の競馬、競輪など暗さがつきまとう?ところがあり、旨く行かないのに比べ、(華やかで楽しく明るい)イメージのラスベガス型カジノなら成功しそうな予感がする。
 北海道の千歳空港近くの広大な草原に、忽然と不夜城のカジノホテルが浮かぶ…なんて、空想するだけでも、こちらが良いなぁ。北海道出身者として、渡辺淳一ならずとも(夢)がある。
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21世紀型の危機!? 通貨の守護神が震えた夏

2007-08-28 15:23:35 | Weblog
 21世紀型の危機!? 通貨の守護神が震えた夏

 アメリカの低所得者向け住宅ローン焦げ付き問題に端を発した「世界的株暴落」が世間を震撼させた。
 日経の論評記事で印象に残ったのが、「21世紀型の危機」という言葉。金融のテクニックが発達し、証券化というマジックまがいの商品をもてあそんだ(正体不明の幽霊)的現象。自由経済の原理を飛躍させた手法が、(神の手)を無力化させる怖さ。正に、21世紀型の危機…という言葉が実感をもって迫ってくるようだ。
 アメリカの現象が欧州に飛び火するような想定外の大きな影響は、「通貨の守護神が震えた夏」(見出し)となって、世界各国の通貨のプロの肝を冷やした。しかも、対岸の火事である筈が、日本に最も大きな打撃を与える怖さ。日本の企業は、益々防衛に走るかに見える。世界の投資市場から取り残される気配の日本。政治は混迷し、日本の成長戦略にも疑心が生まれる始末。
 今回の株暴落では、手痛い打撃を受けた個人投資家も多い。21世紀型の危機という言葉が印象に残り取り上げたが、私も泣きを見たささやかな1人として、明るさの見えない不安な未来に憂鬱な毎日である。
 

  
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タウンウォッチング 東急ハンズ「マロニエゲート店」オープン

2007-08-26 21:58:51 | 銀座・日本橋・人形町・東京・丸の内
タウンウォッチング 東急ハンズ「マロニエゲート店」オープン

東急ハンズの新店が、銀座マロニエ通り入口(プランタン横通り)のファッションビル「マロニエゲート」にオープンする(9/1)。
ハンズは、ランドマークだった渋谷店がDIYなどとの競争激化で不振に陥り、業態の立て直しを迫られ、三井系のSC「ららぽーと」などに新業態の出店をすすめているが、今度の新店は、銀座という立地もあり、一段と新しい試みを進めているようだ。
テーマが、「自分環境、暮らし環境、ビジネス環境の上質化」で、新提案型のライフスタイルショップという触れ込み。客層の狙いが、OL、湾岸のニューファミリー、丸の内~銀座の男性…と読める立地に対応した設定。
世の中、消費の質が上がり、「ライフスタイル」という切り口が目立つが、どんな新しさ、重点を置いた切り口があるのか見てみよう。
「ヘルス&ビューティ」(OL狙いの化粧品・エステ関連は疲れを知らない?)、「大人のバラエティコーナー」(男性のライフスタイルグッズ狙い?)、「ステーショナリー」(個人とオフィスの需要)、オーガニックブランド(欧州の本格派アロマ・化粧品)、サイクルビルダーとの協働による「オリジナル自転車」etc.…ライフスタイルの切り口は益々多様化してくるようだ。
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タウンウォッチング 街イメージ調査

2007-08-25 16:13:52 | Weblog
街イメージ調査

「街のイメージ調査」(日経)というものがある。
街の持つ「ブランドイメージ」とも言えるもので、魅力ある街で成功すれば、後の成長戦略に大きな影響をもたらすと言える。
 「外国人に人気の街」は、ダントツの淺草。次いで、鎌倉、秋葉原…。仲見世の日本的情緒がエキゾチックな魅力に映るのだろう。街でも、英中韓の三カ国語ガイドを発行し、努力が覗える。秋葉原の人気は、電気製品に加え、アニメがフィギュアやメイドカフェにリアル化されるのが惹きつけているのではないか。
 「緑・ゆとりの街」では、田園調布、表参道…。いずれも街並み、並木の醸し出す自然の優しさのような魅力か。
 「住みたい街」では、「家族で住むなら」吉祥寺、横浜、田園調布…。「1人暮らしをするなら」では、吉祥寺、横浜に次いで、下北沢で、こちらは便利で、自由さがあるイメージの決め手か。
 住みたい街の常連、自由が丘は、「家族で…」9位、「1人暮らしで…」4位で、漠然と抱いている自由が丘マダム=富裕層のお洒落ファミリーというイメージと違う所があるのが面白い。
 街をブランドイメージの高さに結びつけると、大体は、出店立地としての魅力度に比例しているように思う。
「イムスクラブ」では、秋のタウンウォッチングに、「横浜ららぽーと~横浜山の手・中華街」コース、「吉祥寺~下北沢の魅力に触れるコース」を企画する予定です。

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タウンウォッチング (続)江ノ電湘南海岸公園駅の「お屋敷茶房」は、癒しの空間

2007-08-24 22:23:55 | 鎌倉・江の島・湘南
 (続)江ノ電湘南海岸公園駅の「お屋敷茶房」は、癒しの空間

 昨日お伝えした「江ノ電」沿線の湘南海岸駅。お屋敷の一部にある、秘かに評判の茶房『善乃園』には癒される。
 癒しと言うと、庭園の緑、ゆったりした空間や時間を思い浮かべるが、『善乃園』の癒しの極めつけは「奥様のもてなしぶり」。
 こちらは、甘糟一族のお屋敷で、京都から嫁いだ奥様がご自宅の一角にお店を開いたもの。この奥様の接客には、京都育ちの柔らかさのようなものがあり、それでいて嫌みがなく、気さくで、親切で楽しい。思わず会話が弾むという感じ。もてなしとは、こんなさりげなさにあると知らされるようだ。
(*画像は、豪奢なお屋敷の庭園)
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タウンウォッチング 江ノ電湘南海岸公園駅の「お屋敷茶房」

2007-08-23 14:52:06 | 鎌倉・江の島・湘南
 タウンウォッチング 江ノ電湘南海岸公園駅の「お屋敷茶房」は、癒しの空間

 鎌倉~藤沢を結ぶ「江ノ電」と沿線は、スローライフな(癒し)の空気があるというので、ブーム状態にある。
そんな「江ノ電」沿線の湘南海岸駅に、お屋敷の一部に秘かに評判のカフェがあるというので行ってみた。『善乃園』という店で、画像はその豪奢なお屋敷の玄関の佇まい。
 庶民派には、邸内に入らせて戴くのが有り難い…と言った感じ。緑豊かな庭園を眺めながら、手の込んだヘルシーな釜めしやわらび餅、モロヘイヤを練り込んだ麺のうどんが旨い。一度は行って豊かな気持ちになってみるのも悪くない。
 この店に欠かせないのが、奥様のもてなし振り。その辺りは、庭園の画像と合わせ続編で伝えましょう。
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ロボットクレーン 大ヒットの予感!!

2007-08-22 22:05:48 | 新製品・商品ネーミング・キャッチコピー
 ロボットクレーン 大ヒットの予感!!
ゲームセンターでクレーンゲーム?をおやりになった方もいるでしょう。小さいぬいぐるみを吊り上げたりして、ワイワイ楽しんだものでした。ひと頃はワンフロア全体がクレーンゲームに占領される程の人気だった。
 そのクレーンがパワーショベル風でなく、2足歩行のロボットだったらどんな感じを持たれるだろうか!?…「こりゃ愉快、面白そう!」となるのではないか!?
 
 ロボット=つまりは自分の分身!?が取りに行く…想像しただけで、やってみたくなる。開発したのは、福岡のたった4人の会社だという。売れないロボットをゲームに取り入れたことでヒットに繋がる可能性が出てきた。いや大ヒットう疑いなしだろう。秋葉原にある某ロボット館との違いは何か?ここは、マニアックの世界になっている→面白半分で入った観光的お客は買ってくれる人じゃない→店もかまっちゃいられない→触らせてくれない(ショー的お相手もしてくれない)…コレじゃ、自ずと面白くない→まして、簡単なロボット的おもちゃ?でも買う気が起きない…となる。これがゲームとなれば、お金になり、客層の幅もグッと広がる。大ヒットの予感…という訳だ。
 今は、自分でやる、体験する時代に入った。見せられるだけでは、所詮受け身で飽きも来る。
 ポイントは体験。新江ノ島水族館→魚との触れ合い、臨場感、旭山動物園→動物との触れ合い、ららぽーと豊洲キッザニア→子供自身が大人の疑似体験…大繁盛の施設は、いずれも(自分の体験)がベースにある。
 試食、試飲、試運転…etc. 「自分でやって見る」というのは、人の欲求を満たす本能的なものがあると言う事だろう。
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膨らむ大盛り市場 「ドカ盛りフェア」600㌘のスパゲティ!??

2007-08-20 22:52:14 | ミニ経営戦略・戦術論
膨らむ大盛り市場 「ドカ盛りフェア」600㌘のスパゲティ!??

女性、高齢化の流れの中で、大盛りの食べ物がヒットしているという。ビッグかミニか? というテーマで、「ミニ」に軍配を挙げた事があるが、健康ブームに逆らうように、大盛りが流行っているらしい。
 600㌘のスパゲティ(560円)や特大サンドイッチなど(コンビニのAmPm)、メガマック(マクドナルド)、そのほかチーズケーキ、おでん、ヨーグルトなどにも波及しているらしい。
 600㌘のスパゲティを誰が食べるのか?と思ったら、こうした大盛り市場を支えるのは、20~40代の男性とのこと。やはりと言うべきか!!
 日本人が急に大食漢になった訳であるまい。ストレス食いという背景があると思うのは穿ち過ぎか!? 個人的には、客層の狙いを女性に絞り、必要量だけ買える㌘売りのミニ路線的方向に戦略性があると思うが…。

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